入れ歯
入れ歯の種類
入れ歯だとわかりにくいバネのない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)
お出かけ用の入れ歯
(フレキシブルデンチャー)
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審美義歯
金属のクラスプがないので、審美性に優れます。
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口腔内ジャストフィット
超弾性樹脂と新技法誕生
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装着感爽快
超弾性に富んだ素材で、破折はありません。
薄い義歯なので口腔内での違和感が少ない。
フレキシブルデンチャーとは?
通常の義歯(入れ歯)の床用材料(一般的にピンクの歯肉の部分)に比べ、強度が高く、粘靱性に優れています。その為、軽く、薄く、制作する事ができ、多少の歯肉部オーバーハング部(土手の部分)にも入れることができます。また、部分義歯(バーチャルデンチャー)の場合には、特に粘靭性にとんだ性質を利用して維持装置と一体に作製できるために、バネ(金具・ツメ)をなくすことができます。
さらにどうしてもバネが必要な場合には、バネに相当する部分を透明で目立たなくすることができます。ただし、現日本においては、厚生労働省の医療用材料としての許可・認可が出ていない為に、歯科医師個人の個人輸入・個人責任という形になってしまいます。もちろん、EU諸国やアメリカ、FDA(アメリカ食品医療薬品局)では、許可を得られて、安全性は確認されています。高い柔軟性、食物の介入が少なく、初期形態へ完全に復元する弾力性。素材はナイロン系のスーパーポリアミド、アクリルレジンの1.5倍ほどもある耐衝撃性です。
軽くて薄い入れ歯(チタン床義歯)
なぜチタンがいいの?
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軽くて強く、耐久性にもすぐれたチタン。
ロケット、航空機等のハイテク分野から、最近は眼鏡フレームやスポーツ用用品など身近なものにまで用途が広がっています。
歯科用金属としても理想の特性を有するチタンですが、量産品と違って患者さん一人一人にピッタリの義歯を作るためには鋳造工程が必要で、鋳造が難しいというチタンの性質がネックとなっていました。しかし、この技術な問題も鋳造機や鋳型材の改良で解決。いよいよ本格的なチタン時代が幕開けします。
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やさしい
安定した皮膜に包まれ、金属イオンが溶出しないチタンは、生態親和性に優れ、害を与えないことが証明されています。
そのため、金属アレルギーなどの心配がありません。 -
おいしい
金属味がほとんどありませんので、義歯使用による味覚の変化が起こりません。
しかも適度な熱導性があって、食物の暖かさや冷たさを感じられます。 -
かるい
比重は一般的に義歯に用いられる金合金の約1/4と軽いのがチタンの特長。重い義歯から患者さんを解放します。
金属床はレジン床に比べ、
こんなメリットがあります
- 義歯(特に上あご口蓋部)が薄く装着感が良好・舌の動きも自由で発音が明瞭
- 強靭で破損・変形・たわみが少ない
- 汚れにくく、清潔。粘膜の炎症や口臭などの問題が起きにくい
装着間が良く、
人にやさしいチタン床義歯
入れ歯と上手に付き合って、
健康で快適な生活を
入れ歯をいつも清潔にしておかなかったり、噛み合わせが悪いままにしておくと、いろいろな病気の原因になったり、健康をそこねることもあります。
このような時はまず歯科医の方にご相談ください。
ぴったり合わない入れ歯は危ない
入れ歯がぴったり合わないと…
- 良くものが噛めなくなってきます。
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消化吸収能力が低下したり、胃に負担がかかるようになって
きます。 - はっきりと発音できなくなってきます。
- 頭痛・肩こり・腰痛に悩むようになったりします。
入れ歯をしっかり安定させましょう
入れ歯の噛み合わせがよくなると、使用感が良くなり、日常生活が快適になります。
入れ歯を安定させるポイント
快適に食事を楽しむために、入れ歯をしっかり安定させましょう。
- 必ず歯科医の定期健診を受けましょう!
- 自分で削ったり、曲げたり調整しないようにしましょう
- 入れ歯安定剤を上手に使いましょう
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クリーム(糊状)タイプ
やわらかいクリームタイプなので、チューブから出しやすく、均等に伸ばせます。
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クッション(ライナー)タイプ
チューイングガム状で適度なクッション性があります。
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パウダー(粉末)タイプ
粉末状なので、薄く、ムラなくふりかけられ、使用量の調節が簡単です。
不衛生な入れ歯は危ない
入れ歯を不衛生にしておくと
- 口臭がひどくなることがあります。
- 歯周病や義歯性口内炎になることがあります。
- 入れ歯の隣の自然歯が虫歯や歯周病になることがあります。
- 入れ歯の隣の自然な歯も失うことがあります。
いつも入れ歯を清潔に保ちましょう
入れ歯は汚れやすいので、こまめにお手入れをして、いつも清潔にしておきましょう。
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入れ歯を不衛生にしていると、口臭や歯周病の原因になります。また、口腔内細菌による肺炎に感染する恐れもあります。
病気を防ぎ、入れ歯を長持ちさせるために、きちんと汚れを落としいつも清潔にしておきましょう。
2段階洗浄を心がけましょう!
質問コーナー
Q.安定剤を使ったらいいですか?
A.不安定な場合に利用すると使用感が改善されます。
不安定な場合に利用すると、緩みや痛みが緩和され使用感が改善されます。
※安定剤は一時的に安定させるものです。お早めに歯科医の方にご相談ください。
Q.入れ歯安定剤にはどのような製品(タイプ)がありますか?
3つのタイプがあります。
クリームタイプ
入れ歯と歯茎の接着性に優れています。色素・香料を含んでいるタイプと含まないタイプがあります。
クッションタイプ
弾力性のある剤で、いればと歯茎の隙間をうめ、フィット感をよりよくします。 色の付いているタイプと付いていないタイプがあります。
※金属床の入れ歯にはくっつきにくいのでご使用にならないで下さい。
パウダータイプ
違和感が少なく、適度な接着性があります。
Q.入れ歯安定剤をつけたまま、
入れ歯洗浄剤が使用できますか?
安定剤のタイプによります。
クッションタイプの安定剤は、入れ歯につけたままでも洗浄剤が使用できます。洗浄後は、水でよくすすいでください。
ただし、口腔衛生上、4日以上の連続使用はおすすめいたしません。
パウダー(粉末)・クリーム(糊状)タイプの安定剤は、残った安定剤を取り除いてからブラシでよく水洗いし、洗浄剤をご使用ください。
Q.入れ歯の安定が悪いときは
どうしたらよいでしょうか?
できるだけ早く歯科医にご相談下さい。
入れ歯と歯ぐきに違和感を感じた場合、入れ歯安定剤は一時的に使用し、できるだけ早く歯科医にご相談ください。