祖師ケ谷大蔵 谷村歯科医院 アクセスマップ

太古から人々が集う街、千歳台

世田谷区千歳台にある世田谷区立千歳台小学校には、珍しい大きな壁画があります。 しかもかの雑誌の表紙絵で有名な、故・谷内六郎氏により描かれたものです。 当時世田谷に住んでいたという谷内六郎氏が、千歳台小学校の開校を祝って原画を描いてくれたのだといいます。

故・谷内六郎氏は、昭和31年頃からおよそ26年間雑誌の表紙を描き続けてきました。 その総点数はなんと1300枚を超える数だとか。 千歳台小学校の大壁画のタイトルは「芽生え」。 谷内六郎氏が亡くなる、およそ1年前に完成したもので晩年の作風が偲ばれます。 さて、この「芽生え」壁画鑑賞に当たって、何やら気になる点が出てきました。 そう、壁画に登場している人物全員が、腰や肩から布一枚を巻いただけの姿で立っています。

また地面には、たき火や土器のようなものが置かれ、男は槍を持っています。 これは一体何を意味するのか? その答えは、「千歳台遺跡」にありました。

千歳台遺跡は、千歳台小学校を建設する前の遺跡調査で発見されたものです。 約3万年前の先土器時代の土器が、なんと3000点以上も発見されたのだそうです。 世田谷区には、この他にも遺跡が多々発掘されている。 水源が多く水に恵まれた地形の世田谷は、はるか昔の太古から人々が生活していたのです。

また千歳台遺跡ほどではないですが、千歳台で古くから親しまれているのが廻沢稲荷神社と東覚院です。 廻沢稲荷神社は昔、千歳台が農業で盛んだったことが伺える、稲の神が祀られています。 稲の神は後に食物神と習合し、今では農業神となっているのだそう。

また薬師如来を本尊にあがめる東覚院は、およそ720年前に僧が草庵を構えたのが発祥とされています。 ここには何体もの閻魔様が鎮座する閻魔堂があり、その前には涅槃像が置かれています。 千歳台は環八通り沿いには店も多くみられますが、ほとんどが住宅地になっています。 大手衣料品メーカーの店や、大手スーパーも存在し日常暮らしにも困りません。

また一番安心なのが、環八通り沿いに成城署の存在があることです。 また千歳台にはリサイクルやエコ問題に取り組む「リサイクル千歳台」という施設があります。 千歳台は住宅地が多く、ゴミ問題にも意識が高い地域ということが伺えます。

リサイクル千歳台では、ごみ減量化やリサイクルについての講習などが行われています。 おもちゃや傘の修理、包丁研ぎの講習会など実用的な講習から、裂き布を使ったぞうり作り、ランチョンマット作りなど面白い講習も並んでいます。

千歳台は、はるか太古の昔から人々の生活の拠点とされてきた地域です。 そしてこれからも現代の問題である環境への取り組みなどを続けながら、千歳台は人々の生活拠点として存在していくことでしょう。