お知らせ
-
歯ぎしり・食いしばりから歯を守るマウスピース
みなさんこんにちは(*´˘`*) 10月に入りだんだん肌寒くなり、少しずつ秋の訪れを感じますね🍂 日中と夜の寒暖差が激しいので身体が冷えないように体調管理に気をつけてくださいね! 今回は夜寝ている間の歯ぎしり、食いしばり、顎の痛みが気になる方におすすめしたい「マウスピース(ナイトガード)」についてお話しします。 朝起きた時に顎が疲れている、少し集中したあとに歯が痛い、虫歯ではないのに歯が痛むなど、ありませんか?そんな時は「歯ぎしり、食いしばり」を疑いましょう( ; ; ) 歯ぎしりや食いしばりは、放置していると歯が欠けたり顎の病気になったりと影響が大きい動作と言われています。なんと人間の噛む力は最大で100キロと言われています! それほど歯には日々負担がかかっているんです😢💧 しかし、ほとんどの人は気づかないうちに歯ぎしり、食いしばりをしていると言われています! そこで有効とされているのが、寝てる間に口にはめるマウスピース(ナイトガード)です! ここでは寝る時のマウスピースが有効な理由とマウスピースのメリットとデメリットをお話しします! ○マウスピース(ナイトガード)が有効な理由 【寝ている間の歯ぎしり、食いしばりから歯を守る🦷】 歯ぎしりや食いしばりをする方は、寝ている時にマウスピース(ナイトガード)を装着することで症状が軽減されます。 歯ぎしりや食いしばりは、ストレスなどが原因で強く歯と歯をすり合わせたり噛み合わせたりすることです。 非常に強い力が歯や顎にかかるため、さまざまな不快症状を引き起こすと言われています。 まず強い力から歯や顎を守らなくてはなりません! そこで活躍するのがマウスピース(ナイトガード)です。特に意識がない寝ている間の歯ぎしりや食いしばりから歯や顎を守ることができます。 ○マウスピース(ナイトガード)のメリット💫 →歯のすり減り防止 マウスピース(ナイトガード)を歯に装着することによって歯ぎしりや食いしばりによる歯のすり減りを防止することができます! マウスピース(ナイトガード)をしていれば、本来、歯が削れていくところを身代わりになってくれます。 →歯ぎしりの力を分散してくれる 歯ぎしりはどうしても食いしばりやすい奥歯に集中するので、マウスピース(ナイトガード)をはめるとその力を歯列全体に分散することができます! 1本の歯にかかる負担を和らげることができるので、歯が折れたり欠けたりする可能性が少なくなります。 虫歯治療の詰め物なども歯ぎしりが原因で欠けたり取れたりするので、その防止にも役立ちます! →顎関節の負担から守る 強い力で噛みしめると顎にも悪影響がでます。 噛みしめている時は顎にも力が入っている状態なんです( ; ; ) そのままにして過ごしていると、顎関節に圧力がかかり歪んだりすることがあります。 その結果、口が思うように開けられなくなったり、口の開閉時に痛みがでたり、「ガクンッ」といった大きな音がなるようになります。 ○マウスピース(ナイトガード)のデメリット💧 →装着時の違和感 マウスピース(ナイトガード)の装着時には違和感がある方が多いです( ; ; )さらに寝る時につけるので、口の中の違和感から眠りにくくなったという方もいらっしゃいます。 最初はつらいと感じるかもしれませんが付けていると慣れてくると思います。もし痛いなどありましたらいつでも調整するのでお気軽にお声がけください^_^ 当院では、マウスピース(ナイトガード)の作製は保険で行っております。スポーツ用のマウスピースは自費となります。 わからないことがあればぜひお気軽にお声がけください🎶 歯科衛生士 辻村
-
唾液の大切さについて知ろう!
みなさんこんにちは( ¨̮ ) 最近は猛暑も落ち着き段々と涼しくなってきましたね! 秋は食欲の秋とも言われているのでたくさん食べたあとはしっかり歯を磨きましょうね!🪥 さて今回のテーマは唾液の働きについてです! みなさんのお口の中に存在する唾液。この唾液にはさまざまな機能があります。まずどんな機能 があるのか説明していきます! ①緩衝能 緩衝能とは酸性に傾いたお口の中を中性に回復させる機能です。例えば梅干やレモンなどの酸っぱいものを食べると唾液が多く出ますよね。これは酸性に傾いたお口の中を中性に戻そうとするためです。 飴やガムなどをずっと口の中に入れていたり、間食でおかしや甘いジュースを飲んでいたりする人は、お口の中が酸性に傾いた状態が長く続く為、虫歯になりやすくなります。 ②潤滑作用 唾液の成分により食道の表面がなめらかになり飲み込みやすくなります。 ③消化を助ける 食べ物を柔らかくし消化を助けます。 ④自浄作用 食べかすなどを洗い流し、口腔内を清潔に保つ作用です。 ⑤口臭を防ぐ 唾液の分泌が少なくなると口の中が不潔になり虫歯や歯槽膿漏になったり、口の中が乾燥して口臭が強くなったりしやすくなります。 ⑥細菌の侵入を防ぐ 外部からの様々な菌を殺し、抵抗する働きがあります。 このようにさまざまな機能があります。 そして唾液が少ないことによる口腔内のトラブルが「口腔乾燥症」です。 高齢によって唾液の分泌量が低下することにより口が乾燥することがあります。これは心配ありません。ストレスによっても唾液が出にくくなることがありますがその場合はストレスがなくなれば症状も回復します。 ですが急激に唾液が出なくなり、痛みがある場合は唾液腺などの疾患が考えられます。早めに歯医者さんで診てもらいましょう! ○口腔乾燥症(ドライマウス) 唾液の分泌が低下して、口が乾いた状態になります。軽度の症状では主に口の中のネバネバ感、ヒリヒリする、虫歯、歯垢の増加、口臭も強くなります。 重度になると、唾液分泌量が低下し、強い口臭、舌表面のひび割れ、痛みで摂食障害、会話しづらいなどの障害も現れます。場合によっては不眠をきたすこともあります。平均的な唾液の分泌量は、一日あたり約1~1.5リットル程になります。 唾液には抗菌作用があり、口の雑菌の繁殖を防いでくれています。そのため、唾液が不足して口が乾くと、虫歯や歯周病にかかりやすくなり、また口臭の原因にもなってしまうのです。 ○口腔乾燥症の原因 ・薬による副作用 ・糖尿病 ・シェーグレン症候群 ・高齢化 ・ストレス ・口呼吸 などがあげられます。 ○唾液腺マッサージ 唾液腺マッサージを行うと口腔内が潤いますので、様々な効果があります。どんな効果があるかみていきましょう! ①唾液を出して歯の再石灰化を起こりやすくする→虫歯予防につながります。 ②唾液の自浄作用によって細菌が減り、口臭を防ぎます。 ③唾液が出るので乾燥気味だった粘膜や舌などの口腔ケアができます。 ④お口の中の乾燥による痛みなどを軽減します。 ⑤唾液が出やすくなり、消化を助けます。 ⑥お口の中が潤うことでお口周りの筋肉がほぐれます。 ○唾液腺マッサージのやり方! 唾液腺には3つの種類があります! ①耳下腺 耳たぶの前、上の奥歯辺りのほっぺたの部分にあります。そこを人差し指を当て、指全体で優しく押します。 ②顎下腺 アゴの骨の内側のやわらかい部分にあります。そこに指を当て耳の下〜アゴの先まで優しく押します。 ③舌下腺 アゴの先のとがった部分の内側、ベロの付け根の部分にあります。 そこに親指を当て下アゴからベロを押し上げるようにグーッと押します。 この動作を5〜10回程繰り返します。 簡単ですので是非みなさん試してみてください! ○まとめ このように、唾液は健康を守る大切な役割を持っており、歯や健康の為にもしっかりと唾液を出す必要があります。 そして唾液マッサージはだれでもすぐに行うことができ、健康に役立ちますので是非試してみてください! 歯科衛生士 池田
-
歯周ポケットとは
今回は、『歯周ポケット』についてお話しします🦷 みなさんは、『歯周ポケット』っていう言葉は聞いたことありますか? 『歯周ポケット』とは『歯と歯ぐきのあいだが、プラークの細菌により炎症をおこし深くなった溝のこと』をいいます! 元々歯と歯ぐき(歯肉)の間には歯肉溝という“ミゾ”があり、健康な歯ぐきでは、この溝の深さは1〜3mm程度です。 この“ミゾ”にプラーク(歯垢)がたまり、プラークの細菌により歯肉が炎症を起こし腫れていき、“ミゾ”が深くなります。これを歯周ポケットといいます。 歯周ポケットは歯周病が悪化すると数値がどんどん大きくなります。 ※歯周病とは・・・ 細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患 で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気。 歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。 さらに進行すると膿がでたり歯が動揺してきて、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。 歯周ポケットがどのくらいの深さがあるのか調べるのが歯周病検査です🔎 歯科医院に行くと、歯肉がチクチクする検査をすると思います。 それは歯周ポケットの深さを測って歯周病かどうかチェックしています☑️ 検査をするときにプローブという器具を使用し、歯と歯茎の間の溝の深さを測定する検査です。 歯と歯茎の間へ慎重に挿入し、深さや出血・歯槽骨の溶け具合を確認する事が出来ます。 【歯周ポケットの深さ】 ○1〜3mm・・・正常、歯肉炎、または軽度 ○4〜6mm・・・中等度歯周炎 ○7mm以上・・・重度歯周炎 【プロービング時の出血】 歯周ポケットから出血がおこることもみられます。 容易に出血するということは、その歯肉には炎症があるということですので、プラークや歯石の除去を徹底的に行う必要があります。 【動揺度】 ○1度・・・頬舌的にわずかに動揺(0.2〜1mm) ○2度・・・頬舌的に中等度, 近遠心的にわずかに動揺(1〜2mm) ○3度・・・頬舌的, 近遠心的のみならず, 歯軸方向にも動揺(2mm以上) 歯周病検査をするときにこの3点を検査しています! 『歯周病予防に効果的なブラッシング方法』 ○バス法 歯と歯茎の間(歯周ポケット)に対して歯ブラシを斜め45度にし、毛先を軽く入り込ませるように磨きます。 丁寧に優しく磨くのがポイントです。力が強すぎると歯茎が下がる原因となってしまうので注意しましょう。 ○スクラビング法 歯の面に歯ブラシの毛先を90度の角度で当て、左右に小刻みにブラッシングします。 奥歯の裏面や噛み合わせの面の歯垢を落とすのに最適です。 歯の表面の歯垢は歯ブラシで十分取れますが、歯と歯の間の歯垢は取れないので『フロス』や『タフトブラシ』を使うとより歯垢が取れるので使ってみてくださいね!✨ 歯科衛生士 楠
-
お薬手帳をお見せ下さい
こんにちは、口腔外科医の鈴木です。 今回は、『お薬手帳をお見せ下さい』というテーマです。 皆さまはお薬手帳をお持ちでしょうか?お薬手帳をお持ちでいらしたら、必ずお見せ頂きたい理由をお話致します。 また、お薬手帳をお持ちでなくても、普段服用中のお薬があるなら教えていただきたくおもいます。 「病院ならともかく、歯医者さんでそこまで言う必要がないだろう」「歯を治すのに他の病気のことは関係ないのでは?」「あまり持病のことは言いたくない」と思う方もしれませんが、それはとても危険です。 安心・安全な治療のために、持病やお薬のことをぜひ私達に教えて下さい。 歯科医院にいくと、持病や服薬について問診票に記入したり、先生や歯科衛生士さんから「治療中のご病気や飲んでるお薬はありませんか?」と聞かれると思います。 それは、とても重要な事で、病気やお薬によっては、歯科が知らないまま治療を進めてしまうと生命の危険が生じたり、歯科の治療後に痛みや腫れが続いたり、治りが悪くなったりと患者さんが苦しい思いをされることがあります。 そこで今回は持病やお薬が歯科治療とどう関係するのかをお話したいと思います。 歯科医院で治療をする際に病気やお薬の情報がとくに大切になるのは、抜歯やインプラントなど外科的な治療を受けられるときです。 今回は治療を受けられている患者さんがかかっている全身の病気のうち、とても多い次の3つの病気とお薬についてお話します。 ① 高血圧症 ② 血液サラサラのお薬(血栓症) ③ 骨粗しょう症 この3つの病気は歯科治療をする上で必ず申告と服用している薬について教えていただきたいです。 これらの病気とお薬についてお話ししていきます。 1 高血圧症 どんな病気? 高血圧症とは、血圧が高い状態です。 心臓から全身へと血液が送り出されているのですが、この時の血管の壁にかかる圧力を『血圧』といいます。 血圧が高いと血管にかかる血液の圧力が大きくなります。 血管にかかる圧力が大きい状態をそのままにしておくと、脳や心臓への負担となり、脳血管障害や心筋梗塞、心不全を引き起こす可能性があります。 お薬はどんな風に作用するのか? 高血圧症の方が飲んでいるお薬は『降圧剤』といいます。 降圧剤には色々種類がありますが、目的は同じで『血管にかかる圧力を下げる』ことです。 歯科治療とどう関係する? 高血圧症のかたは、歯科治療時の緊張でさらに血圧が上がります。 血圧が上がると、心臓がドキドキして、一番怖いのが脳の血管への影響です。 内圧が上がりパンパンになった血管が破れて、脳出血を起こしてしまうことがあります。 歯科治療中にはどのように対応するか? 血圧が高めの患者さんには、ご体調を見ながら治療を進めていきます。 そして、血圧計で血圧を測りながら歯科治療を進めていきます。 2 血栓症 どんな病気? 血管内に血栓(血の塊)が出来て、血管を塞いでしまうことで起こる病気で、血管が塞がるとその先の細胞に栄養が届かず、やがては壊死をしてしまいます。 脳や心臓の血管が詰まって脳梗塞や心筋梗塞となった場合には、とても命に関わります。 血栓には2種類あり、1つは動脈にできる動脈血栓です。 血流の早い動脈内で、血液の粘度と血流の速度のバランスにより、血小板が凝集してしまうことで、血栓ができます。 もう一つは静脈にできる静脈血栓です。 静脈の血流が遅いときに、凝固作用のある赤血球とフィブリンが固まって血栓になります。 お薬はどのように作用するか? 血栓症の発症を抑制するために服用するのが抗血栓薬。 いわゆる『血液サラサラのお薬』です。 動脈血栓で血小板が固まらないようにする薬は抗血小板薬といい『バイアスピリン』が有名です。 静脈血栓で赤血球とフィブリンが固まらないようにする薬は抗凝固薬といい『ワーファリン』が有名です。 歯科治療とどう関係する? 抗血栓薬を服用しているかたは、出血が止まりにくくなります。 抜歯やインプラントなどの治療で大きな血管を触っていないが、じわじわと出血が続くことがあります。 歯科治療ではどのように対応するか? 出血を完全にとめるために、通常より長くガーゼなどを咬んでいただく必要があります。 3 骨粗しょう症 どんな病気? 骨は、破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成が繰り返されることで、絶えず新しく生まれ変わっています。 このことを骨代謝といいます。通常は骨吸収と骨形成のバランスは釣り合っているのですが、このバランスが崩れて骨吸収の方が大きい状態が続くと、骨量が減り、骨の中がスカスカになっていきます。 当然骨折しやすくなり、一般的にホルモンバランスの変化する閉経後の女性がなることが多いです。 お薬はどのように作用するのか? 骨代謝のバランスが崩れ破骨細胞による骨吸収の方が増えている状態ですから、骨吸収を抑制して骨量が減らないようにしないといけなくて、お薬は『骨吸収抑制薬』と呼ばれます。 いくつかの種類があり、代表的なものはビスホスホネート(BP)製剤があります。 飲み薬と注射もあります。 歯科治療とどう関係する? 骨粗しょう症は、からだの骨だけでなく顎の骨にも影響します。 なので、骨粗しょう症の方はインプラント治療や抜歯をするときに注意点がありま す。 大きな手術を受けたあとに『顎の骨の壊死』(顎骨壊死)が起こることがあるので、とても慎重に治療します。 歯科治療ではどのように対応するか? 医科の主治医の先生と必ず連携して歯科治療と服用中のお薬のバランスを考えていきます。 今回は代表的な3つの病気及び治療薬と歯科との関係についてご説明致しました。 歯科治療は全身とつながっておりますので、ご不安な点がございましたら、なんでもご相談下さいませ。 歯科医師 鈴木孝美
-
夏季休診について
8月10日(木)より8月17日(木)まで休診とさせていただきます。 緊急時の対応はこちらをご覧ください。
-
口臭の種類について
みなさん、こんにちは😊 最近すごく暑い日が続いていますね…! 夏バテなど体調不良にならないように水分や塩分をなるべく補給して、体調管理をしていきましょう💪 そして、今回のテーマですが、『口臭の種類について』になります。 最近では、街中でもマスクを外して過ごされている方が増えてきていますね☺️ マスク無しで人と話すときに、お口の中の匂いが気になったりする方も増えてきているのではないでしょうか?? そこで今回は、気になる口臭の種類について説明していきます🙂 まず口臭には3つの種類があります⬇️ 1つ目→生理的口臭は起床時、空腹時、緊張時などの唾液が少ない時に起こります。 2つ目→食品由来の口臭は食べ物、飲酒、喫煙などが原因で起こります。 3つ目→病的口臭はムシ歯、歯周病、体の病気などが原因で起こります。 上記の中で一番ニオイが強いのは、 3つ目の『病的口臭』になります😇 病的口臭とは、何らかの病気が原因で起こる口臭のことです! ムシ歯や歯周病、歯肉膿瘍のような口腔疾患と、消化器や呼吸器の病気、副鼻腔炎(蓄膿症)などの全身疾患が原因となることが多いです😌 ですが本人は、日々自分のお口の中からそのニオイがしているので、慣れてしまっていて気が付きにくい場合が多いのでちょっと厄介です…! ~🦷対策として🪥~ 原因となっている疾患の治療を受けることです! 口腔疾患が原因なら歯科を受診して歯垢や歯石を除去したり、虫歯や歯周病の治療を受けることで解決できます。 その他の全身疾患が原因なら、総合病院で治療を受けましょう😉 私たち歯科でできる口臭対策のメインとしては歯周病治療になります😊 歯周病は歯肉に炎症が起き、重症化すると化膿してしまうため、歯周病原菌のニオイ+膿のニオイで強いニオイが出てきてしまいます😢 (ひとくちに口臭といっても、歯周病と虫歯は放つニオイが微妙に違うので、 私たちは何となく嗅ぎ分けられたりします!) また、歯垢と歯石を取り除くことで炎症が抑えられて、口臭も気になりにくくなります!😆 そして、自分でできることとして、歯ブラシやデンタルフロスなどでセルフケアをしっかり行うことも口臭の改善につながります! それでは、他の2つの対策(生理的口臭と食品由来の口臭)はどうしたらいいのでしょうか??🤔 1つ目の生理的口臭は、 食べカスやプラーク、舌苔などの汚れで、睡眠時や空腹時のように口の中が乾燥している時に起こりやすくなります。 ~🦷対策として🪥~ 歯磨きやデンタルフロスをしっかりすることです! やむを得ず磨けない時はうがいをしっかりしたり、水を口に含んだりガムを噛んだりするなどして口が乾かないようにすることで改善します。 2つ目の食品由来の口臭は、 消化の際に、血液に染み出たニオイ成分(お酒、ニンニクやネギなど)が、息となって肺から外に排出されることで起こります⚡ ~🦷対策として🪥~ 摂取後の一時的な現象のため、時間が経てば改善されます。 気になる場合は牛乳🥛やリンゴジュース🍎などの口臭を抑えてくれる飲み物を飲むと気にならなくなります✨ 3つ目の病的口臭は1番においが酷く、放っておくとどんどん悪化していってしまいます💦 そうなる前に歯医者さんでの治療をしましょう! いづれにしても口臭にはお口の中の環境が関係してきますので、お口の中がどれだけ綺麗にできているかが重要になってきます👄✨ 日頃からの適切な歯磨きや歯医者さんでの定期検診をしっかりしていれば、口臭はかなり防ぐことが出来ると思います😁 もし口臭が気になるようであれば、一度歯科医院で虫歯や歯周病がないかチャックしてもらってくださいね。 歯科衛生士 信国
-
知覚過敏について
こんにちは!いよいよ梅雨明けも近づき夏本番も迫ってきましたね!!本格的な暑さになり冷たい食べ物や飲み物が欲しくなる季節がやってきました⭐️ 7月25日は知覚過敏の日🦷 725(夏氷=冷たい食べ物)が由来になったそうですよ! ですが、冷たい物を食べると「歯がしみて痛い!」と感じる方はいないですか? このような症状が知覚過敏なんです。知覚過敏の症状があると冷たい物が美味しく食べれないですよね( ; ; ) これは虫歯ではなく、歯の表面にあるエナメル質がすり減ることで、歯の根っこに刺激が加わるとしみるような症状が起こります。 大きな原因は過度のブラッシングによる歯のすり減りや歯ぐきの退縮です。 このしみる症状は、歯の表面をおおっているエナメル質が失われて、中にある象牙質がむき出しになることで起こります。 象牙質にはパイプ状の穴が多数開いている為、ここから神経に刺激が伝わり痛みを感じます。 逆に象牙質にスメア層という層や再石灰化層ができたり、パイプ状の穴が細くなったり塞がったりすると痛みを感じにくくなくなります。 【知覚過敏になりやすい歯】 ・歯肉が退縮している歯 歯肉の位置は加齢とともに少しづつ下がってきます。 それに伴い歯の根っこが露出し、象牙質がむき出しの状態になります。 歯の根っこには、歯冠部(歯の頭の部分)と違ってエナメル質が表面になく、象牙質がむき出しの状態です。 そのため、少し歯肉が下がるだけでも過敏に刺激を感じやすくなります。 加齢以外にも、歯周病や過度なブラッシングにより歯肉が下がることもあります。 ・歯ぎしりや食いしばりによってひびが入った歯 歯ぎしりやくいしばりの癖があると、歯がすり減る、または歯に亀裂が入ってしまうことによりしみる症状が出る場合があります。 そうすると、歯の内部にある歯髄に刺激が伝わりやすくなります。 ・咬耗が起きている歯 歯は使っていれば、少しづつですがすり減っていきます。 その結果、エナメル質が無くなって象牙質が露出することがあります。 象牙質が出てくることでしみるようになっていきます。 ・ホワイトニング後の歯 ホワイトニングの施術中や施術後に、薬剤の刺激による一過性の知覚過敏が起こることがあります。 特に強力なホワイトニング剤を使った後はしみやすくなったり、歯髄が炎症を起こして神経を取ることになる場合があります。 【治療法】 知覚過敏にならないような予防や治療方法には以下のものがあります。 ・正しいブラッシングをする 過度に力を入れて歯磨きをすると、エナメル質が徐々に削られて知覚過敏を起こす場合があります。 正しいブラッシングをすることでが大切です。 どうしても力が入りやすい方は、手先が柔らかい歯ブラシがおすすめです! また歯ブラシの持ち方を力が過度にならないようなペングリップにするのもお勧めです。 ・知覚過敏用の歯磨き粉を使う 乳酸アルミニウム 、硝酸カリウム この2つが知覚過敏を予防する主な薬用成分です。 成分表をみてこの2つが含まれている物を使ってみるのもいいと思います! 薬局にはさまざまな知覚過敏予防効果がある歯磨き粉が販売されています。 逆に着色を落とす効果が高い歯磨き粉は研磨剤が入っており、しみやすくなるので使わないようにしましょう。 ・歯ぎしり、くいしばりに気をつける 日頃、噛み癖、くいしばりがある方は意識して無くせるように気をつけましょう。 夜間に歯ぎしり、くいしばりがある方は、睡眠時にマウスピースを装着して、歯に過度な力がかからないようにしましょう! 当院でもマウスピースをよく作成しています。 歯型を取ってプレスして作成しているので、とてもフィット感の良いマウスピースが出来上がります。 知覚過敏は一時的にしみるのが特徴です。 ずっとしみていたり、ズキズキ痛む場合は、実は気が付かないところに虫歯があるかもしれません。 しみるのが強い、気になる方は、是非当院スタッフまでご相談ください⭐️ 歯科衛生士 辻村
-
CTの認定医になりました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 6月18日の日曜日に大阪で日本歯科放射線学会が主催する、CBCT認定医の講習と試験を受けに行ってまいりました。 CBCTとはコーンビームCTの略で、主に歯科の領域で用いられているX線CT撮影の一種です。 今までのCT撮影のように何度も何度もX線源を回転させなくても、たったの1回転のみで撮影できるため、時間と放射線被曝量を大幅に軽減することができます。 CT撮影はインプラント治療を行うにあたり、術前の診査に必要不可欠なものです。歯科でCTの撮影する場合はインプラント治療の他にも、歯根破折の有無や上顎洞との位置の確認、親知らずの抜歯のためなどに用いられます。 しかし、CT撮影は通常のX線撮影と全く異なることがあります。それは通常のX線撮影が2次元での画像ですが、CT撮影は3次元になります。3次元と言っても本当の立体模型ではないので、モニターに3次元画像を2次元で投影しているだけですから高度な読影技術や目の錯覚に惑わされないように、CT画像の読影に関する予備知識が必要となります。 そこで今回CBCTの撮影や物理特性、撮影後の読影などに関して詳しく知りたかったので、勉強も兼ねて認定医の試験を受けることにしました。 講習会は大阪の豊中市にある『千里ライフサイエンスセンター』で行われました。 この会場には以前に国際インプラント学会に参加したときに来ましたので、今回2度めになります。 9年前のインプラント学会参加の様子はこちら 千里は万博記念公園の近くのベッドタウンで、最寄り駅の千里中央駅は新大阪にも伊丹空港にも電車やモノレールで1本なので、とても便利なところですね。 今回は参加人数が50人ほどとのことで、以前のインプラント学会のときの大ホールではなく通常の会議室での開催です。当日はこの建物で3つのイベントが行われていたみたいです。 講習会場と同時に試験会場でもあるので、座席は予め指定されていました。 若い先生から年配の先生まで、参加者の年齢層は幅広かったです。 今回は日本歯科放射線学会が主催する試験のため、歯科放射線学講座出身の先生がかなり多く参加されていました。 わたしも東京歯科大学の歯科放射線学講座出身です。 また学会のスタッフは皆さん歯科大学に勤務されている歯科医の先生方です。 最初に講習が3つありましたが、はさまざまな歯科大学の教授クラスの先生方が来て講義してくれます。それだけでも貴重ですね。 当日配布されたテキストになります。詳細なテキストが配られ、これを見ながら講義を聞いたのでとても良く内容を理解することができました。 講義の後は少し休憩を挟んで試験が行われました。 合否の結果はすぐには発表されず、2週間後になるとのことです。 試験から2週間ほどで合格通知と認定証が送られてきました。無事合格することができてホッとしました! 今回の講習に参加することで、CT画像の知識や読影技術を学ぶことができてとても良かったです。
-
紺綬褒章を受章しました(2回目)
このたび日本赤十字社東京都支部を通じて、2度めの紺綬褒章を賜ることになりました。 詳しくはこちら
-
2度目の紺綬褒章を受章しました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 先日、日本赤十字社東京都支部より「紺綬褒章の受章が決定したので届けます」との連絡がありました。 私が2011年の東日本大震災の時から日本赤十字社を通して社会貢献をしていることで、2017年の受章に引き続き2回目の紺綬褒章の受章となりました。 受章にあたっては、まず日本赤十字社東京都支部から東京都、厚生労働省を経て、内閣府賞勲局に上申され審査されます。その後、閣議に懸けられて天皇陛下に上奏し裁可を得て下賜が決定されます。そのため受章まで最長で1年間ぐらいかかるとのことでした。ちなみにこの審査は交通違反もチェックされます。かなり徹底的に調査するそうです。 一回目の受章の様子はこちら 今回の受章は2回目ということで、褒章(メダル)ではなく銀の飾版(メダルにつける板)が授与されます。 今回も日本赤十字社東京都支部の方が医院まで届けに来てくださいました。 今回の文面には『内閣総理大臣 岸田文雄』と署名してあります。 前回いただいた褒章です。5年経ってメダルの周りが薄汚れてきました。 こちらがメダルにつける飾版になります。この飾版と褒章を一旦日本赤十字の方にお渡しして、専門の職人さんがこの飾版を褒章に取り付けたあとでまた送ってくれるそうです。 この度もこのような栄誉を賜ることができて、とてもありがたく思っております。今後とも褒章の名に恥じないように日々心がけ、患者さまの健康の向上と社会貢献に努めてまいります。