お知らせ
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CTの認定医になりました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 6月18日の日曜日に大阪で日本歯科放射線学会が主催する、CBCT認定医の講習と試験を受けに行ってまいりました。 CBCTとはコーンビームCTの略で、主に歯科の領域で用いられているX線CT撮影の一種です。 今までのCT撮影のように何度も何度もX線源を回転させなくても、たったの1回転のみで撮影できるため、時間と放射線被曝量を大幅に軽減することができます。 CT撮影はインプラント治療を行うにあたり、術前の診査に必要不可欠なものです。歯科でCTの撮影する場合はインプラント治療の他にも、歯根破折の有無や上顎洞との位置の確認、親知らずの抜歯のためなどに用いられます。 しかし、CT撮影は通常のX線撮影と全く異なることがあります。それは通常のX線撮影が2次元での画像ですが、CT撮影は3次元になります。3次元と言っても本当の立体模型ではないので、モニターに3次元画像を2次元で投影しているだけですから高度な読影技術や目の錯覚に惑わされないように、CT画像の読影に関する予備知識が必要となります。 そこで今回CBCTの撮影や物理特性、撮影後の読影などに関して詳しく知りたかったので、勉強も兼ねて認定医の試験を受けることにしました。 講習会は大阪の豊中市にある『千里ライフサイエンスセンター』で行われました。 この会場には以前に国際インプラント学会に参加したときに来ましたので、今回2度めになります。 9年前のインプラント学会参加の様子はこちら 千里は万博記念公園の近くのベッドタウンで、最寄り駅の千里中央駅は新大阪にも伊丹空港にも電車やモノレールで1本なので、とても便利なところですね。 今回は参加人数が50人ほどとのことで、以前のインプラント学会のときの大ホールではなく通常の会議室での開催です。当日はこの建物で3つのイベントが行われていたみたいです。 講習会場と同時に試験会場でもあるので、座席は予め指定されていました。 若い先生から年配の先生まで、参加者の年齢層は幅広かったです。 今回は日本歯科放射線学会が主催する試験のため、歯科放射線学講座出身の先生がかなり多く参加されていました。 わたしも東京歯科大学の歯科放射線学講座出身です。 また学会のスタッフは皆さん歯科大学に勤務されている歯科医の先生方です。 最初に講習が3つありましたが、はさまざまな歯科大学の教授クラスの先生方が来て講義してくれます。それだけでも貴重ですね。 当日配布されたテキストになります。詳細なテキストが配られ、これを見ながら講義を聞いたのでとても良く内容を理解することができました。 講義の後は少し休憩を挟んで試験が行われました。 合否の結果はすぐには発表されず、2週間後になるとのことです。 試験から2週間ほどで合格通知と認定証が送られてきました。無事合格することができてホッとしました! 今回の講習に参加することで、CT画像の知識や読影技術を学ぶことができてとても良かったです。
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紺綬褒章を受章しました(2回目)
このたび日本赤十字社東京都支部を通じて、2度めの紺綬褒章を賜ることになりました。 詳しくはこちら
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2度目の紺綬褒章を受章しました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 先日、日本赤十字社東京都支部より「紺綬褒章の受章が決定したので届けます」との連絡がありました。 私が2011年の東日本大震災の時から日本赤十字社を通して社会貢献をしていることで、2017年の受章に引き続き2回目の紺綬褒章の受章となりました。 受章にあたっては、まず日本赤十字社東京都支部から東京都、厚生労働省を経て、内閣府賞勲局に上申され審査されます。その後、閣議に懸けられて天皇陛下に上奏し裁可を得て下賜が決定されます。そのため受章まで最長で1年間ぐらいかかるとのことでした。ちなみにこの審査は交通違反もチェックされます。かなり徹底的に調査するそうです。 一回目の受章の様子はこちら 今回の受章は2回目ということで、褒章(メダル)ではなく銀の飾版(メダルにつける板)が授与されます。 今回も日本赤十字社東京都支部の方が医院まで届けに来てくださいました。 今回の文面には『内閣総理大臣 岸田文雄』と署名してあります。 前回いただいた褒章です。5年経ってメダルの周りが薄汚れてきました。 こちらがメダルにつける飾版になります。この飾版と褒章を一旦日本赤十字の方にお渡しして、専門の職人さんがこの飾版を褒章に取り付けたあとでまた送ってくれるそうです。 この度もこのような栄誉を賜ることができて、とてもありがたく思っております。今後とも褒章の名に恥じないように日々心がけ、患者さまの健康の向上と社会貢献に努めてまいります。
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セラミック 対 ジルコニア どっちが良いの?
みなさんこんにちは( ¨̮ ) 歯の治療を受けて型を取った際につめ物やかぶせ物の説明をされますが、たくさんの種類があってどれを選択すれば良いのか悩んだことがある方も多いかと思います! 今回は自然な歯にできるだけ近く、見た目を美しくする観点で治療を行う場合の候補にあがる、『オールセラミック』と『ジルコニア』についてお話していきます。 【ジルコニア】 ジルコニアは二酸化ジルコニウムのことで、人工のダイヤモンドともいわれています。ジルコニアは主に宝飾品に使用されていましたが、近年では歯科治療でも使用されるようになりました。人工のダイヤモンドと呼ばれることからも分かるように、強度と耐久性があります! また、他のセラミック治療と同様に審美性に優れていて従来金属を用いていたブリッジなども金属を使用せず、かつ美しい歯を作ることが可能になりました。金属を使わないことからアレルギーの心配もありません。 【セラミック】 セラミックは陶材やガラスに似た成分です。強度に関してはジルコニアに劣りますが、天然の歯に近づける色調の再現や透明感の表現で優れています。また、お茶碗を洗うと着色などなく綺麗になるように、セラミックも汚れがつきにくい材質となっていて汚れがつきにくいということはその周囲を清潔に保つことができます! 【見た目の比較】 ジルコニアは透明感に欠け、白っぽく見えてしまうのが弱点でしたが、ハイトランスという透過率50%のジルコニアも登場してきたことで審美的に問題なく自然な見た目が再現可能になってきました。(強度は従来のものよりも劣ります) それでも歯の性質は人それぞれなので他の歯の透明感が強い方ではどうしてもジルコニアで満足いく色調にできない可能性もあります。 その点、セラミックの場合は比較的自由な色調が再現可能で、透明感と立体感のある自然な見た目に出来るのが特徴です! 【耐久性の比較】 オールセラミックは、セラミック(陶器)だけで作られた材質です。一方、ジルコニアはオールセラミックよりも優れた強度を持ちます。オールセラミックは、噛み合わせが強い奥歯や歯ぎしり・食いしばりで力の加わる奥歯に使用すると、割れるリスクがあります。 【ジルコニアとセラミックの寿命】 元々の自分の歯の硬さ400MPaといわれていますが、セラミックは400MPaとほとんど同じです。平均的な寿命は10~15年といわれています。ですが、メンテナンスをしっかり行えば一生持つともいわれています! 一方ジルコニアは、硬さは 1300MPaといわれており、使用していく中で割れることはないのですが、向かい合っている歯(対合歯)を傷めてしまうリスクがあり寿命は10年程度といわれています。(ジルコニアの表面を滑沢に磨けば対合歯を傷つけるリスクは少ないです) ジルコニアもセラミックと同様にメンテナンスをしっかり行えば一生持つともいわれています! 【詰め物、被せ物を入れたあとのメンテナンスについて】 歯ぎしり・くいしばりがある方はつめ物やかぶせ物を綺麗に入れたとしてもかなり負担がかかりますので、歯ぎしり・食いしばりから歯を保護する『マウスピース』を作ることをおすすめします! 寝てる間につけていただき、歯への負担を減らします。 また、せっかく治療をして良いものを入れても口腔内が清潔な状態でなければ、また新たな虫歯や歯周病によって歯の寿命が短くなる可能性があります。 治療が終わった後も定期的に検診を受け、口腔内を清潔に保ちましょう! 【最後に】 つめ物やかぶせ物は治療部位や噛み合わせ、全体のバランスなど様々なことを加味して、どの種類のものが適応しているか考える必要があります。 なかなかご自身ではどれが適しているのか分かりにくく、悩んでしまいますよね。 値段もそれぞれ違ってくるところなので、そういったところを踏まえて考えていただき、1番ベストの選択ができるようお手伝いしますのでご検討の際はぜひご相談ください! 歯科衛生士 池田
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70代 女性 F.F様 インプラント・フルジルコニア冠・ポーセレンジルコニアブリッジ
<治療説明> 施術名:インプラント・ポーセレンジルコニア・フルジルコニア 施術の説明:ポーセレンジルコニア・フルジルコニアは色や形の悪い歯を治してできるだけ自然な歯に近づけます。金属を使用していないため、金属アレルギーの原因にもならず、体に優しい素材です。インプラントは人工歯根を歯槽骨に埋入し、天然歯のような自然な噛み心地ができるように機能回復を行います。 施術の副作用(リスク):痛み・咬合時痛・冷温水痛・抜歯する場合は腫脹や出血や神経麻痺などを生じる事があります。麻酔を行う場合、アナフィラキシーショックを生じるリスクがあります。セラミック・仮歯が欠けたり、外れる事があります。場合により歯の神経の治療をします。義歯はあわなくなった場合調整する必要があります。インプラントは天然の歯と同じように定期的な検診・クリーニングが必要です。 治療期間・回数:18ヶ月・24回 1本あたりの価格(保険適用外):ポーセレンジルコニア 165,000円、フルジルコニア 132,000円、インプラント 462,000円 ※2023年6月7日時点
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スポーツと歯の関係
みなさんこんにちは! 梅雨が始まろうとしていて、お天気もなんだか寒かったり暑かったりで困りますね💦 今回はスポーツと歯の意外な関係性についてお伝えしていこうと思います! 世界のホームラン王、王貞治さんは、現役を引退する頃には奥⻭がボロボロだった…という有名なお話があるようですが、みなさんはご存知でしたか? これは、ボールを打つ時に奥⻭をグッと噛み締めていたからです。 ちなみに、フィギュアスケートの浅田真央さんも、以前インタビューで「ジャンプのときに奥⻭を噛みしめるため、⻭が欠けることがある」と答えていたことがあるそうです。 時速150キロのボールを打ったり、フィギュアスケートでジャンプする時、アスリートたちの奥⻭には数100グラム〜1トンもの負荷がかかるのだとか。 人は奥⻭をグッと噛み締めることで、重心が安定し、体がスムーズに動くようになります。 そのため、一流アスリートたちの⻭はボロボロになるわけです。 ちなみに、メジャーリーグでも活躍したイチローさんは、1日に5回⻭を磨いて、良い状態を保つようにケアしていたそうですよ。 頑丈な歯があるからこそ一流の選手になれるのでしょうね! また、スポーツでトップを目指す子どもたちは、早いうちから⻭列矯正をしてかみ合わせをよくするのだそうです。 なぜなら、噛み合わせが悪いと、脳や顎への刺激が正しく伝わらないからです。 トップアスリートはもちろん、私たちが日常生活を送る上でも、⻭並びや噛み合わせが悪いと、仕事や勉強に集中できない……ということが起こってしまうのです。 スポーツによる外傷 スポーツによる前歯の外傷は野球やサッカー、バスケットボールなどの球技スポーツでは、飛んできたボールがあたったり、人との接触事故による歯の破折や脱臼などの事故が多くあります。 そのためにスポーツ選手は『マウスガード』と呼ばれるものを着用します。 マウスガード(スポーツ用マウスピース) とは… スポーツ中に起こる歯や口のケガを未然に防ぎ、大切な歯を守ってくれるプロテクター(安全具)です。 マウスガードの着用がルールで義務付けられているのは、ボクシング、キックボクシング、ラグビー、空手、テコンドー(世界テコンドー連盟)などがあります。 永久歯は一度失うともう生えて来ません。 折れてしまっても再生しません。 スポーツで失う歯は圧倒的に上顎の前歯が多いとされています。 食べる、話す、表情を作るなどの働きが失われてしまう可能性があります。 スポーツ競技で義務付けられていなくても、身の安全を守ることが大切です。 スポーツをやってる方、もしくはこれからスポーツをしようか考えてる方はぜひマウスガードを作ってみてはいかがでしょうか! 歯科衛生士 山口
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オレンジ色の汚れってなに?
こんにちは!^ - ^ 過ごしやすい、さわやかな季節になりましたね! 連休明けは体調を崩しやすいので、気をつけていきましょう🌿 さて、今日は歯の表面についているオレンジ色の汚れについて説明していきます! オレンジ色の汚れってなに?っていう方が多いと思います。 普通なら歯垢は白色をしていますが、ずっと同じ箇所に歯垢が溜まっていると白色からオレンジ色の歯垢へと変わっていきます😵 そうすると、歯ブラシではなかなか落ちづらいため、初期の段階で適切にブラッシングで除去されないと、しだいに厚みが増していき、黄色やオレンジ色の汚れになっていきます🥲 歯面に強固に付着しているので、ブラッシングだけでは除去できない場合が多いです! また、歯垢がしっかりついているため、歯垢を取ったら初期虫歯や虫歯があるケースもあります。 なので、歯科医院に行き、歯垢を落とす専用の器械でオレンジ色の歯垢を落としてもらいましょう! 歯垢が特につきやすい所は、歯頚部(歯の歯肉の境目)です。 歯ブラシが当たりづらく、歯垢が残りやすいところになるので、意識して歯ブラシを当ててみましょう!♪ オレンジ色の歯垢は小児でよく見られますが、大人でも付着するので、鏡でチェックしてみてください✔︎ 特に歯垢がつきやすいのは口腔内乾燥(ドライマウス)をしている方です。 本来、唾液の自浄作用(お口の中の食べかすや細菌を洗い流し、お口を清潔に保つ作用)が働き、歯垢や歯石を付きにくくしてくれます。 しかし、口腔内乾燥している方だと唾液の分泌する量が減るので、お口の中や歯の表面の汚れを洗い流す機能が下がり、歯の表面が汚れやすく歯垢が溜まります。 その為、唾液が出てる方よりもしっかりブラッシングをし歯垢を落とさないと虫歯になるリスクが高まってしまいます、、 虫歯にならないためにも、丁寧なブラッシングをして、定期的に口腔内全体を歯科医院で見てもらいましょう!🦷✨ ただ、定期的に歯科医院に来院してもセルフケア(お家でのケア)ができていないと虫歯になるリスクが増えてしまいます。 どんなものがあるのか見てみましょう! ○電動歯ブラシ 普通の歯ブラシのように擦ることによって歯垢を落とすのではなく、歯垢を振動によって粉砕していきます。歯ブラシが使いづらい人は電動歯ブラシを使ってみるのもいいかもしれません。 デメリットとしては、振動の刺激によって歯ぐきや歯を痛めてしまうこともあります。 電動歯ブラシを使う時に力を入れすぎてしまい歯ぐきや歯を傷つけてしまっては逆効果になります。 ○手用歯ブラシ お口の中の汚れを取り除き、清潔に保つためのものです。 歯の表面や歯肉付近に蓄積するプラークや食べカスなどを除去できます。 また、汚れをとるだけでなく、ブラッシングによる歯肉への適度な刺激は歯肉のマッサージにもなり、歯周疾患予防の役割もあります。 ○デンタルフロス 歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間の狭い隙間に通して、歯垢をかき出すことができます。 歯ブラシだけだと歯垢は約61%しか取れていません。デンタルフロスを使用すると約79%も除去率が上がります😌 歯と歯の間は特に虫歯になりやすいので、ぜひ使ってみてください! ○タフトブラシ 毛束が1つのヘッドの小さな歯ブラシです。 普通の歯ブラシでは毛先が届きにくいところの清掃に適しています。 特にみがき残しやすい「歯と歯の間」や「歯と歯肉の境目」のプラーク(歯垢)を効率よく除去することができます。 歯垢がついている場所によっては、歯ブラシでは除去できにくいところがあるので、他の掃除用具を使用して虫歯や歯周病を予防していきましょう!! 歯科衛生士 楠
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睡眠と口腔顔面痛
こんにちは、口腔外科医の鈴木孝美です。 今回は、『睡眠と歯や顎の痛みが関係している』というお話をします。 睡眠が順調でないと、様々な原因により人の健康に影響を与える可能性があります。 睡眠時無呼吸症候群などの睡眠関連の呼吸障害は、心血管疾患や高血圧のリスクを高める可能性があり、糖尿病にかかりやすくなったりします。筋肉や骨は睡眠不足に対してとても弱く、関節リウマチ、腰痛、顎関節症などを発症している患者さんの90%が睡眠不足だったとの論文もあります。 口腔顔面痛領域では、睡眠障害が咬む筋肉の痛みや頭痛を引き起こす可能性があります。 睡眠の定義と私達が眠る実際の理由は、人生の謎の1つであり続けています。その謎を考えてみましょう。 基本的な睡眠は、非急速眼球運動睡眠(ノンレム睡眠)と急速眼球運動睡眠(レム睡眠)に分類され、人間はこのノンレム睡眠とレム睡眠を交互に発生して、眠っています。 ノンレム睡眠は、総睡眠時間の80%を占めてほとんどの体と脳はここで回復します。 レム睡眠はほどんどの夢がこの状態で発生するため、夢睡眠とも呼ばれます。 レム睡眠は、脳の活動状態が覚醒状態と類似しています。しかし脳は活動しているが、筋肉の麻痺があるために、睡眠中に夢を行動できない仕組みとなっています。 口腔顔面痛に関連する最も一般的な睡眠障害は次の3つです。 ① 不眠症 ② 無呼吸症候群 ③ 歯ぎしり この中で今回は③の『歯ぎしり』についてお話致します。 歯ぎしりの定義は、『歯の食いしばりまたは研削、および下顎骨のブレースと突き刺しを特徴とする咀嚼筋活動』です。 睡眠中に歯ぎしりが起こると、日中の歯ぎしりとは違って、顎関節症を引き起こす可能性があると言われています。 睡眠中の位置に関しては、歯ぎしりの74%が仰臥位(仰向け)で、側方位は23%であることが分かっています。 睡眠中の歯ぎしりは、歯と歯に詰めた人工的な修復物を壊したり取れたりすることがあるため、歯ぎしりをしても歯と歯がぶつからないようにする必要があります。 歯を保護するには一般的に歯にかぶせる『マウスピース』があります。 このマウスピースですが、上の歯にカバーをします。ただしあまりにも歯ぎしりが強度で、下の歯にダメージが行く場合は下の歯にもマウスピースを装着します。 更にマウスピースの素材ですが、ペットボトルのように硬いハードタイプとシリコンのように柔らかいソフトタイプがあります。 歯ぎしりは、自分の歯やつめ物やかぶせ物を摩耗させたり壊したりする危険があり、歯以外にも顎の痛みや引っ掛かり(顎関節症)を引き起こします。 これらをしっかりと防ぐには、ハードタイプのマウスピースが必要です。 ソフトタイプのマウスピースは一見楽そうに見えますが、厚みがハードタイプより厚く、強い歯ぎしり食いしばりでちぎれたり、噛むと動いて顎関節に痛みが出てくることがあります。 そのため当院でお作りするマウスピースはハードタイプになります。 現代人の日常生活は、十分な睡眠をもたらさないことが多いです。 多くは睡眠障害に関連しており、良い睡眠を得るのが必要になっております。 よりよい睡眠を得るには次の10の項目があげられます。 ① 平日と終末の両方で定期的な起床時間を維持する。 ② ベッドでの過度の時間を避ける。 ③ 交代制で働く場合を除いて昼寝を避ける ④ 就寝前に食べ物、カフェイン、アルコールを避ける ⑤ 夕方ではなく一日の早い時間に定期的に運動する。 ⑥ 就寝前にリラックスできる何かをしてみる ⑦ 睡眠が困難な場合は時計を見ないようにする ⑧ お腹が空いたら寝る前には軽食を食べるだけにする ⑨ 寝る前に心配しないようにする。 ⑩ 寝る前にはお風呂に入って、眠りにつく時間をゆったり迎える。 健康を保つために、歯の具合も良好でないと不便です。 当院では虫歯や歯周病とともに歯ぎしり・食いしばりのある患者様には治療が一段落した段階でマウスピースをお作りしていますので、安心してお任せ下さい。 お口の中の健康は全身の健康に繋がります。 歯科医師 鈴木孝美
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ゴールデンウイーク中の休診について
5月3日(水)より5月7日(日)まで休診とさせていただきます。 緊急時の対応はこちらをご覧ください。
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お子さんの歯磨き攻略法!
みなさんこんにちは( ¨̮ ) 皆さんはお子さんの歯磨きスムーズに出来ていますか? 親御さんの「しっかり虫歯予防をしてあげたい!」という気持ちとは裏腹に、なかなか歯磨きをさせてくれないお子さんが多いと思います。 今回はなぜ歯磨きを嫌がるのか、そしてどうしたらスムーズにお口のケアをする事が出来るのかを一緒に考えていきたいと思います! 【子供が歯磨きを嫌がる理由】 ・お口の中を触られるのが嫌 歯磨きに慣れていないお子さんでしたら、歯ブラシがお口に入るのは不快に感じてしまいます。 特に歯茎や舌などの歯以外の部分に歯ブラシが当たると、刺激を感じやすいため、拒否反応を示してしまう恐れがあります。そのため、小さい頃から徐々に慣らしていく必要があります。 ・遊んでいるので磨きたくない 遊んでいたり、絵本やテレビを見ている途中で強制的に歯磨きをしてしまうと、意識や行動の切り替えができないため、歯磨きを嫌がる原因になります。 子どもの様子を伺いながら、落ち着いたタイミングをみて歯磨きをしましょう。 ・歯磨きが怖いから嫌 夜は親御さんも疲れている時間帯になります。 スムーズに歯磨きができない場合、お子さんが嫌がっていても無理やり歯ブラシをしたり、場合によっては押さえつけて歯ブラシをしているかもしれません。 そうした経験や記憶が重なってくると、「歯磨き=怖い」というイメージが植え付けられ、歯磨きが嫌になることがあります。 お子さんが上手く歯磨き歯磨きができなくても、落ち着いて優しく対応するようにしましょう。 ・仕上げ磨きが痛い 皆さんは歯ブラシ、正しく持てていますか? 歯ブラシの正しい持ち方は鉛筆と同じ持ち方です。 持ち方が正しくないと必要以上に力が入ってしまい、赤ちゃんが痛みを感じる原因となってしまいます。 【年齢的の磨き方】 ・0歳 生後6~9か月頃から前歯が生え始めます。 清潔なガーゼ等で歯を拭いましょう。 1歳半の健診を受けた子どもの内、2~5%に、虫歯が見つかると言われています。 将来歯が生え始めて、いきなり歯ブラシをして嫌がれたりしない為にも、実はこの時期からお口の中に触れて慣れさせる事が重要となってきます。 歯磨きの歌の動画を流してみたり、頬を触るなどのスキンシップをとってみるのも効果的です! ・1歳 上下の前歯が生え揃います。 上の前歯が生えてきたら「本人用」と「仕上げ磨き用」の2本の歯ブラシを用意して、いよいよ歯ブラシをスタートさせます。 食事をしたら歯を磨くということを習慣化させましょう。 ・1歳半 奥歯(第1乳臼歯)が生え始めます。 生えたての奥歯は食べかすや歯垢が非常に溜まりやすい形状になっており、虫歯の原因菌であるミュータンス菌も、奥歯が生え始める頃から口の中に定着してくると考えられています。 加えて、甘い飲み物やお菓子を口にするようになり、虫歯の危険度が高まります。 また、できればこの頃までに卒乳する事をおすすめします。 ・2歳 前歯と奥歯の間の歯(乳犬歯)が生えます。 イヤイヤ期の歯磨きは「頑張ってるね」「えらいね」など上手く褒めながら磨きましょう。 特に前歯の裏、奥歯の溝など虫歯になりやすい場所から磨く工夫をすると良いでしょう。 ・3歳 1番奥の歯(第2乳臼歯)が生えてきます。 乳歯20本が生え揃う3歳児健診では、噛み合わせのチェックも可能となります。 虫歯になりやすい奥歯の歯と歯の間はできるだけフロスを使用しましょう。 【嫌がらないための工夫ポイント】 ①小さい頃から慣れさせる はじめは歯の本数も少なく、無理に磨く必要はありません。 歯ブラシが歯や歯茎に当たる感覚を早いうちから覚えさせてあげましょう。 最初のうちは持ち手が丸く、柄の短い赤ちゃん用の歯ブラシがおすすめです。 慣れてきたら自分で持たせてあげて、口に入れたり噛んだりして慣れさせてあげましょう! 必ず転んだりして喉の奥を突かないよう見守ってあげてください。 ②好きなキャラクターや色の歯ブラシを使う 歯ブラシにはたくさんの種類があります。 ある程度の年齢になると、好きなキャラクターや色があると思いますので、そのキャラクターや好きな色の歯ブラシを使うことで、毎日の歯磨きの時間が楽しみになります。 薬局や歯科医院でお子さんと一緒に歯ブラシを選びましょう! ③味や香りのある歯磨き粉を使う フルーツの味や匂いがあるものが多いので、お子さんの好きなものを選んであげましょう。 何種類か用意して、歯磨きの前に一緒に選んだり、混ぜたりしてみるのも、歯磨きの時間が楽しくなるポイントです。 ④親御さんも一緒に磨く いくらやり方を教えても、子どもはいきなり自分では歯磨きはできません。 親御さんも一緒に歯磨きをしてやり方を見せてあげましょう! そして、会話やスキンシップも交えながら歯磨きの時間を楽しい時間にすると良いです。 ⑤歯磨きをする時間を決める それまで楽しく遊んでいたのに急に歯磨きとなると、多くのお子さんは嫌がるでしょう。 きちんと、「◯時からは歯磨きの時間」と決めて習慣化すれば、遊んでいても切り替えられるようになり、歯磨きが嫌でなくなるでしょう。 ⑥歯磨き動画やアプリを活用する どうしても歯磨きを嫌がる、ぐずって仕上げ磨きをさせてくれない場合に、歯磨きの動画やアプリを活用することもおすすめです。 可愛いキャラクターと一緒に歯を磨けることで、やる気のスイッチを入れてあげましょう。 ⑦歯磨き後に褒める 歯磨きが終わった後は、大げさなくらいしっかりと褒めてあげましょう! もし上手くできなかったり、途中で終わったとしても頑張ったことを褒めるようにしてあげましょう。 褒めることで、歯磨きを好きになってもらいましょう! 【まとめ】 お子さまの虫歯の予防として、歯科医院でのフッ素塗布やシーラントなども大切ですが、それよりも大事なのが毎日のお家でのケアです! どれだけ定期検診に来ていただいていても、お家でのケアができていなければ虫歯のリスクは高くなってしまいます。 毎日の積み重ねを大切にし、虫歯に負けない丈夫な歯を目指しましょう! 歯科衛生士 池田