お知らせ
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歯磨き粉の成分について
みなさんは普段どのような歯磨き粉をお使いでしょうか? また、歯磨き粉の後ろの成分表は見たことはありますか? 本日は歯磨き粉に含まれている薬用成分についてお話しさせて頂きます! 1️⃣歯磨き粉の薬用成分 薬用成分とは、《歯周病や歯肉炎の予防》《虫歯の予防》《口臭の予防》《歯を白くする》《口の中を爽快にする》などの成分がはいっているものを言います。 日本で販売されている歯磨き粉の多くには【フッ素】が含まれています。 【フッ素】は虫歯を予防してくれる効果があるので薬用成分が含まれている歯磨き粉が多いことになります。 2️⃣虫歯予防 虫歯を予防してくれる主な成分として、【フッ化物】(フッ化ナトリウム・モノフルオロリン酸ナトリウム)、【殺菌剤】(クロルヘキシジン塩類・塩化ベンゼトニウム・塩化セチルピリジウムなど)、【プラーク分解酵素】(デキストラナーゼ)があげられます。 【フッ化物】は歯の表面を強くし、酸に溶けにくい歯にしてくれたり、再石灰化を促進してくれるはたらきがあります💪 【プラーク分解酵素】にはプラークと呼ばれる歯の表面に着いてしまう汚れを分解してくれるはたらきをもちます。 市販のもので虫歯予防をしてくれる歯磨き粉は1450ppmと表記されているものです⭐️ 3️⃣歯周病予防 歯周病(歯周炎・歯肉炎)を予防してくれる主な成分として、【殺菌剤】(クロルヘキシジン塩類・塩化ベンゼトニウム・塩化セチルピリジウムなど)、【プラーク分解酵素】(デキストラナーゼ)、【トラネキサム酸】、【酢酸トコフェロール】(ビタミンE)などがあげられます。 【トラネキサム酸】には出血を予防してくれるはたらきがあります。 【酢酸トコフェロール】には血行を良くしてくれるはたらきがあります。血行循環が良くなることで歯茎も活性化され、歯茎の免疫力もアップします⤴️ 4️⃣歯石の沈着予防 歯石が沈着してしまうのを予防してくれる主な成分として、【ポリリン酸ナトリウム】と【ピロリン酸ナトリウム】があげられます。 この2つの成分には歯石形成を抑制するはたらきがあります✨ 5️⃣象牙質知覚過敏の予防 知覚過敏といって冷たいものや風にあたった場合に一過性の痛みがでてしまうのを予防してくれる主な成分として、【乳酸アルミニウム】、【硝酸カリウム】があげられます。 6️⃣ホワイトニング効果 ホワイトニングと言って、歯を白くしてくれる主な成分として、【ポリリン酸ナトリウム】、【ハイドロキシアパタイト】があげられます。 【ポリリン酸ナトリウム】にはステインと呼ばれる着色を除去して歯をコーティングし、ステイン(着色)の再付着を予防するはたらきがあります🪥 【ハイドロキシアパタイト】には、歯の表面にある傷を埋め、汚れを付きにくくなるよう歯の表面をなめらかにするはたらきがあります。 また、汚れを落とす効果のある研磨剤ですが、歯の表面が傷ついてしまった場合さらに汚れが付着してしまうことがあるので低研磨剤や研磨剤不使用を選ぶと良いです🙆✨ いかがだったでしょうか? 歯磨き粉には様々な効果や用途がありますので、自分のお口に合わせた歯磨き粉を使い分けて選びましょう。 ただし薬局やドラッグストアに行くとたくさんの歯磨き粉が販売されていて、どれを買おうか迷うこともあると思います。 迷った際は一度、成分表を見てみて、口腔内に合う歯磨き粉を買ってみて下さい。 また、自分に合う歯磨き粉をみつけるとモチベーションも上がりますし、お気に入りの歯磨き粉があると歯磨きも楽しくなると思いますのでいろいろ使ってみてください! 歯科衛生士 花畑
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歯の着色について
今回は【歯の着色】についてお話させていただきます。 《着色》には、2つの種類があります。 1️⃣ コーヒーやお茶、タバコのヤニなどが歯に付着して着色する『外因性』のもの 2️⃣ 加齢によって歯の象牙質が黄色っぽくなったり、歯髄壊死や薬物服用の副作用により歯の内部が着色する『内因性』のもの 1️⃣の外因性の着色は当院のクリーニングメニューによって落とすことができます! 2️⃣の内因性の着色は研磨などで落とすことができません! 《外因性の着色》 ・コーヒー、紅茶、カレー、ミートソース、赤ワインまたタバコのヤニなど 〜歯に着色がつきやすいお口の中の特徴〜 ・コーヒーやお茶をよく飲まれる方 ・色の濃い飲食物をよく食べる方 ・喫煙されている方 ・歯並びが悪い方 ・お口が乾燥気味の方 ・歯の表面に傷がたくさんついている方 上記のものに多く該当する方は着色しやすいので、気をつけていただくと、着色はつきにくくなると思います! ですが、、、これらのものを食べないというのは難しいので、歯に着色がつきにくくなる方法をお伝えします💫 1️⃣ 飲食物をとった後、歯磨きまたはうがいをする 着色しやすい飲食物を、食べたり飲んだりした後は歯磨きをするのが1番いいですが、すぐできない時はお水でうがいをすることによって、歯への付着を防ぐ効果が期待できます。 2️⃣ タバコを控える タバコを吸うことによって歯の着色だけでなく、健康面でも悪影響を及ぼすことになるので、タバコを控えたり、禁煙することをお勧めします。 3️⃣ 矯正治療をして歯並びを改善する 歯が重なっていたりするところがあると、どうしても歯磨きの際きちんと汚れが落とせていないことがあり、歯に着色がつきやすくなります。 その為矯正治療で歯並びを改善することで、磨き残しを防ぎ歯への着色を抑えることができます。 4️⃣ 口腔内を乾燥させないようにする 口腔内が乾燥していると、唾液の自浄作用が低下するので、着色がつきやすくなります。 口腔内を乾燥させないように、よく噛んだり、唾液腺マッサージをするなどして唾液腺を刺激し唾液の分泌を促しましょう! また口腔内が乾燥してると虫歯や口臭の原因にもなるので、口腔内を乾燥させないようにしましょう💧 5️⃣歯科医院で定期的にクリーニングを受ける 毎日歯磨きを行なっていただいていても、着色を防ぐことは難しいので歯科医院で定期的にクリーニングを受けることをお勧めします。 とくに、タバコなどのヤニは自分で落とすことが難しいので歯科医院でクリーニングが必要です。 《内因性の着色》 ・加齢による色の変化 歯の外側は透明なエナメル質で覆われています。その内側には黄色い象牙質があります。 この象牙質の色が透明なエナメル質からすけて見えるので黄色味を帯びて見えます。 加齢により透明なエナメル質が少しずつすり減っていき、内側の象牙質は加齢により厚みを増すため黄色味が強くなっていきます。 ・抜髄(神経を取る処置のこと)による変色 虫歯などで神経を取る処置を行った場合に、時間がたつと歯が黒く見えることがあります。 ・抗生物質(テトラサイクリン系)による変色 歯の形成期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用することで、象牙質の変色が起こり、歯の色が茶色や灰色に変色した永久歯が生えてくることがあります。 今回は【歯の着色】についてお話ししました! 当院では、ホワイトニング、また2種類のクリーニングメニューがあります。 歯の変色が気になるけど、着色なのかわからないなど何か疑問があれば一度ぜひスタッフに相談してみてくださいね🎶 歯科衛生士 辻村
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フッ素の効果知ってますか?
みなさんこんにちは( ¨̮ ) この時期は花粉がすごくて辛いですね💧薬局に行くといろんな花粉対策グッズが売られているのでひたすら試してます😌特に点鼻薬はかなり効果あるので鼻づまり酷い人は是非試してみてください! さて、今回のテーマですがフッ素についてお話していきます。 皆さんは『フッ素』というワードは聞いた事ありますか? 大抵の方は虫歯予防を思い浮かべるかと思います。 ですがフッ素がなぜ歯にいいのか知っていますでしょうか? まずフッ素とはこの自然界においてたくさん存在します! 例えば、海や植物、食べ物や動物等にも含まれています。私たち人間の体にもフッ素は必要不可欠で、一般的な成人で約2.6g程度のフッ素が体内に存在していると言われています。 そんなフッ素は皆さんご存知の通り虫歯を予防することができます。 次にフッ素の実際の働きですが、以下の3つの働きで虫歯の発生と進行を防ぎます! ①歯の質を強化 歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、虫歯への抵抗力を高めます。 ②エナメル質の修復を促進 酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。 ③菌の働きを弱める 虫歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。 《虫歯はなぜできるのか?》 ところで虫歯はどのようにしてできるのでしょうか? 虫歯が出来るのは、虫歯の原因菌とされるミュータンス菌などの細菌が、糖分をエサにして酸を出し、その酸によって歯のエナメル質や象牙質が溶かされるからです。 酸によって歯が溶ける現象を『脱灰』といい、歯の溶けた部分が唾液の働きなどで修復される現象を『再石灰化』といいます。フッ素はこの再石灰化を促す働きがあります。 《フッ素の応用》 ○フッ素入り歯磨き粉でセルフケア 毎日の歯磨きで使える『フッ素入り歯磨き粉』は1,500ppm以下のフッ素濃度と決められています。 歯科医院でのフッ素塗布に比べれば濃度は低いですが、毎日使うことで虫歯予防の効果を高めることができます。歯ブラシの上に出す歯磨き粉の量は、2cm程度で十分なので、出しすぎないようにしましょう。どんなに出しても効果は殆ど変わりません。また歯磨きの後でするうがいは、しすぎるとフッ素が流れてしまうので注意しましょう! ○フッ素洗口液を使用 フッ化物の応用として『フッ素洗口液』によるうがいも効果があります。 フッ素の入った洗口液のフッ素濃度は250〜900ppmです。 薄めて使うタイプの洗口液は必ず薄めてから使用して下さい。 絶対に原液のまま直接、歯に付けたりしないでください! ○高濃度のフッ素塗布 フッ素は歯科医院で歯科医師や歯科衛生士のみが塗布することのできる施術で、歯の表面のエナメル質に直接フッ素を塗っていきます。 この塗布用のフッ素は9,000ppmという極めて高いフッ素濃度ジェルが使われているので、高い効果が期待できます。 フッ素塗布後は、歯に浸透させるために最低でも30分程度は飲食を控え、歯科医院で年に数回は塗布しましょう! 《フッ素のよくある質問》 Q . 大人の歯に塗っても効果はあるの? A . 唾液の中のカルシウムと協力して歯の表面を再石灰化させていくので、歯の年齢には関係なく効果があります。 Q . 市販のフッ素って何でもいいの? A . フッ素配合の歯磨き粉などは、商品によって濃度が違います。日本の薬事法では、市販品のフッ素濃度の許容量が1000ppmfとなっていて、それを超えてしまうものはご家庭で使用していただくことは出来ません!市販品の中で一番濃度が高くても、950ppmfが最高濃度となっています。そして必ず『フッ化物配合』と表記があり、きちんとフッ素濃度が明記されている商品を使用しましょう!フッ素濃度が明記されていないものは、500ppmfなど濃度が薄いことが多いです。 Q . 被せ物をしている歯にも効果があるの? A . 被せ物の根元にはご自身の歯の根っこ(歯根)が残っており、そこに歯を作っています。その境目から虫歯になる可能性があります。その境目にフッ素を塗ることで、歯根の虫歯(根面う蝕)を予防することができます。 いかがでしたか?( ˊ꒳ˋ ) ᐝ フッ素について少しでも知っていただけたら幸いです! フッ素を取り入れて、虫歯に負けない健康な歯をキープしましょう🌟 歯科衛生士 池田
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唾液と歯の関係性
今回は唾液と歯の関係性についてお話しします🎶 唾液が歯に与える影響があるのは、知っていましたか?? この2つは深い関わりがあるので、見ていきましょう!! みなさん、酸性度(pH)って聞いたことがありますか?? pHとは、「水素イオン指数」のことをいいます。 液体が酸性なのか、アルカリ性なのかを表す尺度です。 数値は1~14までの値で、7が真ん中の「中性」です。pHが7より小さいと「酸性」、7より大きいと「アルカリ性」となります。 ○口腔内のpH 口腔内のpHは通常、6.8~7.0の中性です。 口腔内のpHは唾液によって調整されています。 唾液のpHは唾液中の炭酸塩やリン酸塩によって一定に保たれています。 このような機能を緩衝作用といいます。 食べたり飲んだりすると、食物飲料の酸や口腔内の細菌が出す酸により、口腔内が酸性に傾きます。酸性に傾くと歯からミネラル成分が溶け出しやすい状態になります。 唾液はややアルカリ性ですので口腔内を洗浄、希釈、緩衝する働きがあり、口腔内を中性(pH7.0前後)に戻し、健康な状態に維持することが可能です。 しかし、唾液の分泌量が少なかったり、緩衝作用が上手く働かずに口腔内が酸性に傾いたりしたままだと歯が溶け、むし歯になりやすくなってしまいます。 ○唾液の作用 消化作用(食べ物を消化する働き) 唾液の中には、βアミラーゼという酵素成分が入っています。 これは、でんぷんを分解する作用がある消化液の一種です。 食べ物を噛めば噛むほど、唾液はたくさん出されます。 言い換えれば消化液がたくさん出てくることになり、お米やパンなどの炭水化物が消化されることになります。 この作用があるおかげで、消化時の胃腸の負担を軽減することが出来ます。 湿潤・保護作用(お口の中に傷が出来ない様に守る働き) 歯は、身体の中で最も硬い、つまり骨よりも硬いという性質があります。 そんな硬い部分が話をする時、食べる時、ずっと軟らかい部分に当たり続けています。 唾液には、軟組織部の動きを滑らかにする潤滑剤の作用があり、こすれて傷を付けるのを防いでくれています。 洗浄作用(自浄作用) 歯の表面などについた食べカスを洗い流す作用があります。 殺菌・抗菌作用(細菌が入ってくるのを防ぐ働き) 唾液にはリゾチームやラクトフェリンに代表される抗菌作用を持つ成分が含まれています。 これにより、お口を通して細菌がからだの中に侵入することを防いでくれています。 緩衝作用(お口の中を中和してくれる働き) むし歯の原因は、ストレプトコッカス・ミュータンスに代表されるむし歯菌という細菌です。 むし歯菌が歯の表面に生息し、そこの付着物を取り込んで代謝すると、かわりに乳酸を排出します。 この乳酸はpHが酸性です。この作用で歯が溶かされて穴が開き、むし歯になります。 唾液には、この乳酸により酸性に傾いたお口の中のpHを中性に戻す作用があります。 こうした作用を緩衝作用といいます。緩衝作用が強ければ強いほどむし歯に強い環境を作り出してくれます。 再石灰化作用(むし歯を防ぐ働き) むし歯になると自然に治ることはありませんが、むし歯に至る一歩手前の状態があります。 そんなときは、歯の表面が過度に白くなっています。 唾液の中には、カルシウムやリン酸といったさまざまな無機物成分が含まれています。 これらの成分が、むし歯の前段階である、歯の表面が白くなった状態のときに、元の状態に戻そうとしてくれる作用を発現します。 これを再石灰化作用といいます。 排出作用(異物などをからだから排除しようとする働き) 毒素や異物がお口に入ってきたとき、唾液がまとわりつくことでからだを守り、排出しやすくします。 また、体内に投与された薬物の一部が唾液中より排出され、血中濃度を減じる作用をいいます。 唾液が減ると虫歯や歯周病になりやすかったり、口内炎ができやすくなるなど関わりが深いです。 そのためよく噛み、マッサージをすることで唾液の分泌量が増えると口腔内にいいことばかりなので、やってみてくださいね🎶 歯科衛生士 楠
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臨時休診のお知らせ
2月24日(土)は臨時休診とさせていただきます。 緊急時の対応はこちらをご覧ください。
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『2024年 能登半島地震』ヘの支援について
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 1月1日に能登半島地震で大きな地震が発生しました。 被災された方々、犠牲となった方々には心からお悔やみ申し上げます。 能登の美しい光景が大きな被害を受けている様子を見て心を痛めております。 私も以前、輪島に行ってことがあります。 日本赤十字社はこれらの活動を支えるための救援金の受付をしており、私も少しでも役に立てればと思い寄付をさせていただきました。 令和6年能登半島地震災害義援金 被災された方々・地域の1日も早い復興をお祈り申し上げます。
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コロナウィルス感染症とインフルエンザと口の中について
こんにちは、歯科医師の鈴木孝美です。 今回は、未だ猛威をふるっているコロナウィルス感染症とインフルエンザとお口の中の話を致します。 口の中の健康が全身の健康につながると言うのは皆様もご存じだと思います。 不健康なお口の中は、口の中の細菌が増加しているだけでなく、菌自体が強くなり、口の中は消化管の一部であり、咽頭(喉の奥)で気道と交わっているために、口腔細菌は呼吸器疾患の罹患や重症化に深く関わっています。 またご高齢の方は、誤嚥性肺炎のリスクが高いことや、新型コロナウィルス感染症やインフルエンザに罹患するとさらに誤嚥性肺炎のリスクが高まりやすいことから、肺炎の予防のための口腔健康管理の意識は近年たかまっています。 近年、沢山の口腔細菌が全身の病気を発生させたり、重症化したりするのか研究が進んでいます。最新の情報を今回はお話致します。 新型コロナウィルス感染症と口腔との関係 世界保健機関(WHO)は2023年5月4日に、新型コロナウィルス感染症に関し「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の終了を宣言して、日本でも同年5月8日に5類感染症へと移行して本格的なWITHコロナ時代となりました。 新型コロナウィルス感染症の病原ウイルスであるSARS-CoV-2は、口の上皮や唾液腺によく住みつき、実際に新型コロナウィルス感染症の患者さんの唾液からは、感染力のあるSARS-CoV-2が検出されているので、口の中はウイルスの全身感染に強く関わっています。 さらに近年微生物をより詳しく解析できることが可能となり、様々な解析結果が得られていて、新型コロナウィルス感染症患者さんの口の中の細菌叢を調べた結果、歯周病関連細菌が口腔や咽頭において増加していること、さらには口腔細菌叢(常に口の中にいる細菌の仲間達)のバランスが乱れていることが分かっています。 さらに研究の結果、歯周病原細菌が肺などの細胞の上についていることで、より、SARS-CoV-2の感染をしやすくしている可能性があります。 オミクロン株については、唾液中や上皮細胞に感染したり吸着したりせずにウイルス単体で存在している可能性が高く、ウイルス単独のためより小さく軽い事から、飛沫が遠くに飛びやすく、エアロゾル感染の原因になっています。 感染を拡大させないためにも、特に高齢者や基礎疾患を持っている方にお会いするときなどは、マスクの着用や換気対策に注意を払う必要があります。 インフルエンザと口腔との関係 口腔環境とインフルエンザの関係性は国内のデータがあり、口腔衛生状態が悪い方ほどインフルエンザの罹患率が高くなっている報告があります。 逆に、毎月の定期検診をしっかり受診して衛生士による口腔管理をしっかりされている方々では、インフルエンザの罹患率がぐっと減っていました。 歯周病原細菌がインフルエンザウイルスを活性化させることも報告されており、口腔細菌はインフルエンザウイルス感染を促進や重症化させる可能性が高いため、健康な口腔環境の維持はインフルエンザ予防対策のひとつになります。 このように健康なお口の中の管理が新たな感染症予防になることは確実です。 歯科医師と医師ともに、今色々な学会でお口の中の健康管理の重要性を話しています。 ウイルスに負けないように是非とも定期検診を受診するようにお願い致します。
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親知らず🦷
歯医者さんへ行くと、 『親知らずがある事を指摘され、虫歯や歯周病の原因になるので抜歯を勧められた!』 というようなご経験はありませんか? ということで今回は、抜歯を勧められる事が多い親知らずの抜歯が本当に必要なのかについてお話させて頂きます! ◯親知らず(第三大臼歯)とは? 親知らずとは、歯の1番奥に生える永久歯であり、第三大臼歯が正式名称で智歯(ちし)ともいいます。 生えてくる時期は20歳前後で、『親に知られることなく生えてくる』ということが名前の由来とも言われているそうです⭐️ 先天的に生えていない人、傾斜していて生えてこない人も多いです。 また、親知らず(第三大臼歯)は、正常に生えていれば抜歯をする必要はありません。 ◯親知らず(第三大臼歯)があるメリットとデメリット🦷 ・親知らず(第三大臼歯)があるメリット💫 【ブリッジの土台となる】 歯を失った場合に使う治療法の1つ、ブリッジという被せ物を作る際に土台として使うことができる場合もあります! 【入れ歯(義歯)の金具をかける歯として使用】 こちらも歯を失った場合に使う治療法の1つ、入れ歯(義歯)の金具を引っ掛けることができる場合もあります! ・親知らず(第三大臼歯)があるデメリット💧 【親知らず(第三大臼歯)また隣の歯が虫歯、歯周病になるリスクが高くなる 】 親知らず(第三大臼歯)はきちんと生えていない場合が多く、歯ブラシがどうしても届きにくかったり、生え方によっては歯ブラシが届かないことがあります😭 そのため不潔になりやすく、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。 また、親知らず(第三大臼歯)の周りが不潔になってしまう為、親知らずだけでなく、その手前の歯まで虫歯、歯周病になってしまう可能性があります。 【歯並びが乱れる】 斜めに生えた親知らず(第三大臼歯)が手前の歯を前に向かって押し続けると、歯並びが乱れる場合もあります。 ◯親知らず(第三大臼歯)の痛みについて🦷 【親知らず(第三大臼歯)の虫歯】 親知らず(第三大臼歯)は1番奥に生えている為歯ブラシが届きにくく、そこに汚れ(プラーク)が溜まりやすくなります。プラークの磨き残しが多くなることが原因で虫歯にかかりやすくなります。 【親知らず(第三大臼歯)周辺の炎症】 親知らず(第三大臼歯)が斜めに生えたり、歯茎に埋まっている場合は、手前の歯との間にスペースができることで汚れ(プラーク)が溜まりやすくなります。その汚れ(プラーク)が原因で歯茎が赤く腫れて炎症が起こります。これを智歯周囲炎と呼びます。 【親知らず(第三大臼歯)が萌出することで手前の歯、歯茎が痛む】 親知らず(第三大臼歯)が斜めに生えることで手前の歯に当たり押すような場合痛み、また違和感が出ることがあります。また親知らず(第三大臼歯)が萌出 することで歯茎が押され痛みが出ることもあります。 ◯親知らず(第三大臼歯)を抜歯した方が良い場合と抜歯しない方が良い場合について🦷 【親知らず(第三大臼歯)を抜歯した方が良い場合】 ・親知らず(第三大臼歯)が完全に萌出しておらず、虫歯や歯周病のリスクが高い場合 ・親知らず(第三大臼歯)が斜めに萌出している場合 ・腫れや痛みが繰り返し起こっている場合 【親知らず(第三大臼歯)を抜歯しない方がいい抜歯】 ・親知らず(第三大臼歯)がきちんと萌出している場合 ・親知らず(第三大臼歯)が神経などに近く抜歯のリスクが高い場合 ・上下で噛み合っている場合 当院では、初診できていただいた時にレントゲン写真を撮影しその後抜歯した方が良いか、抜歯しない方が良いかお話しさせていただきます! また当院では専門の知識と豊富な経験のあるベテランの口腔外科の先生がいらっしゃいますので、安心して親知らずの治療を進めることができると思います👍🏻⭐️ わからないことがありましたらぜひお気軽にお声掛けください! 歯科衛生士 辻村
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年末年始の休診について
12月31日(日)より1月8日(月)まで休診とさせていただきます。 緊急時の対応はこちらをご覧ください。
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歯科衛生士について知ろう!
みなさんこんにちは( ¨̮ ) 歯科医院に行ったら歯科衛生士を目にすることやメンテナンスで担当者がいる方もいらっしゃると思います! 歯科衛生士ってどんなお仕事をしているの?と気になっている人は多いのではないのでしょうか。 今回はそんな皆さんのために詳しくお話ししていきます! ○歯科衛生士とはどんなお仕事? 歯科衛生士は、お口の健康づくりと口腔ケアで、笑顔のある健康な生活をサポートします✨ 歯科衛生士は、生涯にわたって人の役に立つことができる仕事です。 そして歯科衛生士には大きく分けると3つの業務が法律によって定められています! ①歯科予防処置 歯科予防処置とは、歯や口腔内の疾患を予防するための処置です。歯の二大疾患と呼ばれる虫歯と歯周病を対象とし、フッ化物塗布や機械的歯面清掃といった処置を行います。 フッ化物塗布は、歯の表面にフッ素を塗布する処置です。機械的歯面清掃とは、歯垢や歯石など口腔内の汚れを除去する作業です! 歯科予防処置は、歯や口腔の治療と並び重要度が高く、患者さんのお口の中の健康を守る大切な業務です! ②歯科保健指導 歯・口腔や全身の健康を維持するためには、お口の中の環境を清潔に整えることが重要です!歯科衛生士は歯科保健指導を通して、歯磨きや食生活などの指導を行います。 歯科保健指導は治療を必要とする人だけでなく、健康な人も含めた全ての人に必要な指導です。そのため、歯科衛生士は院内だけではなく保育園・幼稚園・小学校・保健所・介護施設などでも歯科保健指導を行います。 歯科保健指導の最終的な目的は、指導を受けた人の生活習慣が改善することです。歯科衛生士は専門的な知識や技術を活用して、生活習慣の改善やセルフケアの指導を行います! ③歯科診療補助 歯科診療は、歯科医師を中心とした「チーム医療」として行われています。その中で、歯科衛生士は歯科医師の診療を補助するとともに、歯科医師の指示を受けて歯科治療の一部を担当するなど、歯科医師と共に患者さんの診療にあたります。 歯科診療補助の範囲は広く、歯科診療を円滑に行うために大切な役割を果たしています! ○歯科医師や歯科助手との違いは? 歯科医院内の仕事で国家資格が必要なのは、歯科医師と歯科衛生士だけです。 歯科医師は歯を削って虫歯などの治療を行ったりしますが、歯科衛生士は歯を削ったり、診断をすることができません。 レントゲン撮影の場合も、撮影の準備までは歯科衛生士が行いますが、撮影の照射ボタンを押すのは歯科医師だけの権限になります。(もしくは医師か放射線技師) 歯科助手は資格がなくてもできる仕事で、受付業務・治療器具の洗浄などがメインになります。 患者さんにエプロンを掛けたり外したり、治療の際に流す水や唾液を吸うなどの歯科医師の診療補助をすることがあっても、患者さんの口の中を直接触ることはできません。 ○歯科衛生士の1日 𓈒𓏸 次は私達歯科衛生士の1日の業務内容について説明します。 9:00~ 「院内の掃除や治療の準備と朝礼」 院内をきれいに掃除して治療に必要な器具を出したり確認をします。 朝礼にて朝の挨拶、連絡事項や申し送りを行います! 9:30~「午前診療開始」 診療補助、スケーリング(歯石取り)や患者さんの口腔衛生指導などの定期検診を担当します。 13:00~「お昼休憩」 休憩室でみんなでランチタイムです!𓌉◯𓇋 14:30~「午後診療開始」 午前中と同様に診療を行います! 18:30「終業」 片付けなどを行い、終礼をして1日の勤務が終わります! ○歯科衛生士になるには 歯科衛生士になるためには、歯科衛生士専門学校に通って国家試験に合格しなければなりません。 国家試験の受験は歯科衛生士養成機関で3年以上学ぶことにより、受験資格を得られます! 今回は歯科衛生士について紹介しました。人の役に立つことができ、社会貢献もできる素敵な職業です!これをきっかけに少しでも歯科衛生士に興味を持っていただけたら嬉しいです|• •๑)" 私たち歯科衛生士がお口の健康をしっかりサポートさせて頂きます。お口のことで悩んでいる方は是非気軽にご相談ください✨ 歯科衛生士 池田