お知らせ
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歯とスポーツの関係について
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 今回から歯に関する情報を院長ブログとして定期的に発信していきます。 最初の歯の豆知識は、 『歯とスポーツの関係』 についてです。 歯はスポーツをする上でものすごく重要です。 しかしプロのスポーツ選手は歯が悪い人がとても多いんですよ。 なぜなら、集中している時に思いっきり食いしばって、歯をすり減らしたり割ってしまうからです。 アマチュア選手ならそこまで歯は悪くなりません。プロは全神経を集中して自分の出せる力を100%出し切るために、普通ではありえないぐらい歯をかみしめるのです。 しかも毎日が練習の連続です。その都度歯を思いっきり噛みしめているのです。 みなさんも重いものを持ち上げたり筋トレをしている時に、歯を無意識に噛みしめていませんか? ウィキペディアより 歯は物を噛み砕くという機能のほかに、力を込めている時に踏ん張るための機能があります。 口の中の機能と全身の運動能力は密接に関係してるのです。 通常、人の歯はそれぞれ1本あたりに瞬間的に自分の体重ぐらいの力が噛む時にかかると言われています。 つまり40キロの女性なら40キロの力を歯にかけていて、80キロの男性なら80キロの力を自分の歯にかけていることになります。 普段食事で噛む時にこれだけの力がかかっていますが、スポーツで思いっきり歯を食いしばるときは、なんと体重の3倍のちからが歯にかかっています! 80キロの男性なら240キロ! これでは歯はたまらず欠けてしまいます。 そのためプロスポーツ選手になるほど歯が悪いのです。 ではスポーツをしたらダメなのかというとそういうわけではありません。 噛みしめた時に歯と歯が直接ぶつからず、歯をガードするマウスピースがあります。 これをつけることで、スポーツをしている際も歯を守ることができます。 マウスピースは薬局などで売っていますが、フィッティングがあまり良くありません。 Uの字をしたトレーをお湯で柔らかくして口の中で噛んで適合させますが、ピッタリしません。 そのため気になってイライラしたり口の中を切ってしまったりすることがあるので、市販のトレーはお勧めしません。 歯科医院では、歯の型を取って模型を作り、真空にする器械でマウスピースを模型にプレスするので、ピッタリとして違和感の少ないマウスピースを作ることができます。 このマウスピースをさらにお口の中に合わせて細かく削ってきついところや大きいところ、噛みしめの偏っているところを修正して、患者さまに合ったオーダーメイドのマウスピースができるのです。 マウスピースの効果は歯の保護だけではありません。 特にスポーツ用マウスピースをつけることで、歯を食いしばった時に守るだけでなく、瞬間的な力を倍以上に引き出すことができるのでとてもおすすめです。 そのため最近では、テレビでサッカーや野球の試合を見ているとマウスピースをつけている選手が何人もいます。 マウスピースは歯ぎしりやあごの症状の改善のためのものと、スポーツ用の2種類あります。 スポーツ用は上下の歯にぴったり合うようにできていて、厚みも厚くなっています。 さらに当院では、スポーツの種類でマウスピースの形と厚さを変えています。 野球やサッカーなど直接歯に衝撃が少ないスポーツと、ボクシングやラグビー、アメフトなどのハードなスポーツや格闘技では、マウスピースの形が異なります。 もしみなさんが普段、筋トレやテニスなどの運動をしているならマウスピースを作成することをお勧めします。 顎の関節痛や歯の食いしばり、歯ぎしり防止のマウスピースは保険適用ですが、スポーツ用のマウスピースは保険外治療となります、 当院では各種マウスピースを取り扱っていますので、お気軽にご相談くださいね。
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当院にて映画『東京公園』(三浦春馬さん・榮倉奈々さん主演)の撮影が行われました
2010年11月7日、日曜日の朝7時から映画撮影が行われました。技術指導と撮影に適した歯科医院を探されていて、20件の候補の中から当院が選ばれました! 映画撮影というのは人生初なので、とてもドキドキしてしまいましたが、10時間ほどかかり無事、撮影終了しました。 プロ用カメラは大きいです。 もう映画は公開されているので言えますが、いきなり、冒頭のシーンに当院が出てきます。ひょっとしたら、「あれ!? この風景見たことある」という患者様がいらっしゃったかもしれません。 私と同じくらいの年令の俳優さんが歯科医師を演じるのですが、できるだけ本物になるように"技術指導"をさせていただきました。 ちなみに、映画で出てくる院長室は当院ではなくて、近くの会議室らしいです。 撮影は長時間に渡りかなり大変でしたが、けっこう楽しみました。 撮影中の院内は満員御礼状態。いろんなスタッフの方が協力して、1つの作品作りに当たっていました。いちばんビックリしたのは、その数の多さ。なんと50人もいたので床が抜けるかと思いましたが、「映画作りって、こんなに人が関わっているのか~」と、あらためて感激してしまいました。 同じシーンを11回も撮り直しています。 公開後、さっそく映画館に見に行きましたが、エンディングで『谷村歯科医院』という文字が出てきて嬉しかったです。 皆さまも、ぜひご覧になってください!