谷村歯科医院ブログ
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子供の歯磨き
こんにちは、今回は『子供の歯磨き』について説明します。 乳歯は何本あるか知っていますか?? 正解は20本です!!! ちなみに永久歯は親知らず含めて32本です🦷 生え変わる歯は基本20本全て生え変わります! そして新しく12本も歯が生えてきます もし乳歯が抜けなくて永久歯が生えてきたら歯科医院なら行って抜いてもらいましょう!! 【子供の歯磨き】 乳歯が1本でも生えてきたら始めましょう!! 生後6カ月くらいから、下の前歯が生え始めます。 乳歯も小さいため、いきなり歯ブラシで磨くのではなく初めは ガーゼを使って歯の汚れを拭うようにしてあげましょう👶🏻 赤ちゃんの口腔内ははじめ無菌状態なので、大人が使った箸やスプーンを赤ちゃんにも使ったり、キスすると菌がうつってしまうので大人とは別の箸やスプーンなどを使いましょう!! 歯磨きができる年齢になってきたら 1日1回でもきちんと歯磨きをすることが大切です! 自分きちんとできるようになるまでは、お膝の上に寝かせて奥歯までしっかり磨いてあげましょう。 歯ブラシもお子様の歯の状態に合ったものを使うことが大切です。 歯磨きは、回数を多くやるよりも、1日1回でもきちんと磨いている方が効果が高いといわれています! 1日の歯磨きの回数をむやみに増やすのではなく、1日1回でもきちんと磨くことが虫歯予防に効果的になります! とくに、菌は唾液の減る夜間に増殖するので、 寝る前の歯磨きが一番大切です。 もちろん、歯磨きには虫歯や歯肉炎の原因となるプラーク(歯垢)を除去するという目的だけでなく、口臭の原因にもなる食べカスなどを除去する目的もありますので、毎食後の歯磨きも大切になります。 夜は必ず保護者の方が仕上げ磨きをすることをオススメします!! 【歯磨き粉の量】 『0〜2歳』 歯が生え始めてから2歳までは、歯磨き粉の量は米粒程度(1〜2mm程度)が適量とされています。 歯が生え始める時期には個人差がありますが、おおよそ6ヶ月〜9ヶ月頃が一般的です。 歯が1本でも生えたら赤ちゃん用歯ブラシと歯磨き粉を使って、就寝前を含めた1日2回の歯磨きをスタートしましょう。 ただし、赤ちゃんの誤飲を防ぐためにも歯磨き粉は子どもの手が届かない場所に保管してください。 『3〜5歳』 乳歯が生え揃う3歳〜5歳の歯磨き粉の使用量は、グリーンピース程度(5mm程度)が目安です。 この頃になると少しずつ自分で歯磨きをするお子さまも増えてくるでしょう。 大人による仕上げ磨きに加えて、歯磨き粉の適量を守れているか保護者の方がしっかりとチェックしましょう! 『6歳〜成人』 6歳以降の子どもや高齢者を含む成人の歯磨き粉の使用量は、歯ブラシ全体を覆う1.5cm〜2cmが目安です。 歯を磨いた後は歯磨き粉を軽くはき出し、うがいをする場合は少量の⽔でうがいしましょう! 【フッ素について】 歯磨き粉のフッ素濃度の基準は 歯が生えてから〜2歳→900〜1,000ppm 3〜5歳→900〜1,000ppm 6歳〜→1,500ppm までになります。 歯磨き粉によってフッ素濃度が違うので、歯磨き粉の表記を見て買うしようにしましょう! 研磨剤が入ってみる歯磨き粉は歯に見えないキズができ、着色や虫歯、口臭に繋がるので、研磨剤が入っていない歯磨き粉がオススメです! 子供の歯磨きをするのは大変だと思いますが、しっかりすることで虫歯のリスクが低くなるので、仕上げ磨きをして虫歯になるリスクを下げましょう!! 歯科衛生士 楠
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インプラントの表面の材質について
こんにちは、歯科医師の鈴木孝美です。 今回はインプラントの表面の材料の話をしていきます。 当院の使用しているインプラントの表面には、『ハイドロキシアパタイト』が覆っているインプラントを使用しています。 ハイドロキシアパタイト(HA)とは、リン酸カルシウムの事であり、歯と骨の主成分です。 このHAインプラントを埋入した部分が埋入された側の骨とどのように付いていくのかを説明致します。 HAインプラントと骨と結合は『カルシウムブリッジ』という化学的結合によって、隙間がない状態です。 この結合を専門的な言葉で『Biointegration』(バイオインテグレーション)と言います。 バイオインテグレーションはとても強く結合します。 インプラントの論文の中では、このHAの部分の剥がれやすさを指摘して否定的な論文もありましたが、さらに研究が進み、もしもミクロ単位でHAが剥がれたとしても全く問題ない事が分かりました。 インプラント自体はチタンという金属材料で出来ています。 世の中にはこのチタンのみをインプラントとして使う場合もあり、ではチタンと骨がどう結合するのかというと、チタンインプラントと骨は密着する『Osseointergration』(オッセオインテグレーション)と言います。 チタンインプラントのメカニズムは、チタンインプラント埋入後、初めのインプラントと結合している初期固定が経時的に低下していくのですが、しかしオッセオインテグレーションによりチタン表面に作られてくる新しい骨(新生骨)による二次的な固定力が出現して8週間後以降は安定した骨との固定が認められます。 もし、HAインプラントの表面が剥がれ落ちても、チタンが現れるので、その部分は前述したオッセオインテグレーションの結合が得られます。 いくつかの論文ではそのHAインプラントの剥がれやすさは10年で25%以下という報告があり、身体の中で長期間、バイオインテグレーションの効果を期待できます。 私個人的にはバイオインテグレーションとHAが剥がれたとしてもそこにはオッセオインテグレーションの両方が得られるHAコーティングされているインプラントの方がより、骨に強固に結合すると思います。 さらには、当院ではインプラントの治療計画は、トップダウントリートメントといい、インプラント埋入部位に対して最終補綴物(上のかぶせもの)から考えていきます。 最終補綴物からCT上でインプラント埋入位置をCT上で決定して、CT上で埋入位置を決めてインプラント埋入時に正確に埋入できるように、サージカルプレートという物を作ったりします。 ただしどんなに優れたインプラントでもメンテナンスフリーではありません。 正しい口腔ケアがとても大切です。具体的にはご自宅で行うセルフケアと定期的に歯科医院で行うプロフェッショナルケアです。 インプラント埋入してから、インプラント周囲炎やインプラント粘膜炎にならないようにメインテナンスがとても重要です。 2018年に米国歯周病学会と欧米歯周病学会では、インプラントの単なる炎症だけのことを『インプラント粘膜炎』、インプラント周囲組織の破壊が起るのを『インプラント周囲炎』と定義づけられます。 どちらも、インプラントにとっては避けるべき状態なので、当院では徹底したメインテナンス、さらに咬合力が強い方にはマウスピース作成など行っております。 また当院ではインプラントオペの際に、インプラントを専門としているベテランの口腔外科医と協力して、全身のコントロールと不測の事態に備えることで、安全に治療することができるのでどうぞご安心なさって下さい。 ちなみに骨の中に埋め込むインプラント本体は、今回ご説明した『HAコーティングインプラント』を使用致します。 糖尿病や高血圧、骨粗鬆症などの全身のご病気がある方は、事前にご相談ください。 主治医の先生と連携してインプラントが可能かどうか確認いたします。 また手術中は必要に応じて血圧や酸素飽和濃度などモニタリングしながら行いますのでご安心なさって下さい。 鈴木孝美
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歯周病と全身疾患について
みなさんは歯周病はお口の中だけでなく、全身の病気と関係があることを知っていますか? 今回は、『歯周病と全身の病気との関係』についてお話ししていきます。 【歯周病とは?】 歯周病は、歯を支える歯槽骨や歯肉などの歯周組織の感染症で、主に細菌によって引き起こされます。 歯周病は歯茎の炎症や歯を支える骨の破壊を引き起こし、放置すると歯の喪失につながることがあります。 しかし、歯周病はお口の中の問題だけでなく、全身の健康にも大きな影響を与えることが知られています。 【歯周病が影響を及ぼす全身の病気】 1. アルツハイマー型認知症 アルツハイマー型認知症患者の脳内から歯周病菌が見つかったことが報告されており、歯周病菌と炎症性サイトカインが、アルツハイマー型認知症の病態を増悪させる可能性が指摘されています。 2. 誤嚥性肺炎 歯周病菌をはじめとする口腔内細菌が飲食物や唾液を介して誤って気管を通過し、肺に入ると誤嚥性肺炎が発症することがあります。 3. 糖尿病 糖尿病の患者さんは歯周病になりやすく、歯周病になると治療が難しくなることが知られています。 一方で、歯周病になると血糖のコントロールが悪くなるともいわれています。 糖尿病の患者さんは、高血糖状態が続くことによって歯周病菌による炎症をおこしやすくなり、サイトカインのはたらきによって歯を支える骨が破壊される『骨吸収』が進みます。 逆に、歯周病があるとサイトカインが歯肉の毛細血管から血流にのって全身に運ばれ、インスリンのはたらきを悪くします。 4. 血管疾患 歯周病菌が血管に入り込んで血管を傷つけたり、歯周病によって産生された炎症性サイトカインが血管に炎症を引き起こしたりすることで、心血管疾患の原因となる動脈硬化を誘発・悪化させているのではないかと考えられています。 5. 肥満・メタボリックシンドローム 肥満の人は歯周病になりやすく、内臓脂肪から産生されたTNF-Qなどの炎症性サイトカインが歯周組織の炎症に悪影響を及ぼしているのではないかと考えられています。 6. 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH) 血液に侵入した歯周病菌や、歯周病の影響で産生された炎症性サイトカインなどが肝臓に悪影響を及ぼし、NASHの病態を悪化させると考えられています。 7.早産・低体体重児 中等度以上の歯周病に罹患している妊婦はそうでない妊婦に比べて、早産や低体重児出産のリスクが高いことが報告されています。 8.関節リウマチ 関節リウマチ患者は歯周病の罹患率が高く、より重症化しやすいという報告があります。 歯周病と関節リウマチの病因・病態には共通点が多く、炎症性サイトカインなどの物質が過剰に産生されることで病気が進行するのではないかと考えられています。 【歯周病の予防と管理】 歯周病は口腔内だけでなく、全身の健康にも大きな影響を与えるため、早期発見と早期治療が重要です。 歯周病と全身疾患の関連性を考えると、歯周病の予防と管理は非常に重要です。 歯周病の予防と管理には、以下の方法が推奨されます。 1.定期的な歯科検診と歯石除去 どんなに毎日歯ブラシなどのセルフケアをしていても歯石がついたり虫歯になることがあります。 3ヶ月から半年ごとに歯科医院で定期検診を行って、歯石の除去と虫歯や歯周病の早期発見・早期治療をしましょう。 2.毎日のブラッシングとフロスの使用 毎日の歯ブラシは歯周病予防の基本です。 歯と歯の間についた歯垢はデンタルフロスや歯間ブラシで取り除きましょう 3.禁煙、バランスの取れた食事、適度な運動 タバコに含まれるニコチンは血管を収縮して免疫力を低下させて歯周病が発症しやすくなります。 また偏った食事や栄誉不足や運動不足も免疫力を低下させてしまいます。 4.糖尿病の管理 糖尿病の患者さんは歯肉が腫れて、重度の歯周病に移行しやすいです。 できるだけこまめに歯を磨き、3ヶ月に1度は歯科医院で定期検診を受けましょう。 歯周病の予防と治療は、単に歯を守るだけでなく、全身の健康を維持するためにも重要です。 定期的な歯科受診と日々の口腔ケアを怠らないようにすることが、健康な生活を送る鍵となります! 歯科衛生士 花畑
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『子供の虫歯とおやつ』について
離乳食を終え、幼児食に入ったお子さんの『おやつ』で悩まれた経験はありませんか? 子どもにとってのおやつは、食事で摂りきれなかった栄養を補う『食事の一つ』として重要な役割を持ちます。 このおやつによってお子さんが虫歯にならないよう、2つのポイントを覚えておくようにしましょう。 虫歯にさせないためのポイントの1つ目は『おやつの内容』です。 子どもの欲しがる食品ではなく、1日の食事バランスを考えて不足する食品を与えるようにしましょう。 不足しがちな栄養素であるビタミンやミネラルなどのほか、食事中に食べ残した食品に注目するのもいいでしょう。 たとえば下のような食品は、栄養の補給源として望ましいおやつです。 (例)おにぎり、野菜、フルーツ、蒸した芋、乳製品 市販のお菓子は、虫歯になりやすいだけでなく、脂質や糖質が多く食事に響きやすいです。 また、薄味のものを嫌いになってしまう可能性もあります。 そのため、3歳まで与えないようにするのが理想的です。 [虫歯リスクの高いお菓子] 砂糖量が多い食品はもちろん、歯にくっつきやすかったり口内に長く残ったりするお菓子は虫歯リスクが高くなります。 (例)ケーキ、チョコレート、クッキー、キャラメル、キャンディーなど 乳酸飲料や野菜ジュースもリスクの高い『おやつ』にあたります。 リスクの高いお菓子を与える際は、飲み物を水かお茶にするなどして調整してあげるとよいでしょう。 [虫歯リスクの低いお菓子] 砂糖を含まない食品や代用甘味料(キシリトール)でできている食品、口内に残りにくいお菓子は虫歯のリスクも低いです。 (例)スナック菓子全般、ゼリー、せんべいなど 虫歯にさせないためのポイントの2つ目として『おやつの回数』を紹介します。 ふだんのお子さんの口内は中性ですが、糖を摂取すると虫歯菌の働きにより酸性に傾きます。 大体40分ほどで中性に戻りますが、酸性に傾いている間は歯が溶けているのです。 そのため、おやつの回数が多いと口内が酸性に傾いている時間が長くなり、結果として虫歯に繋がります。 おやつの回数は、3歳未満1日2回、3歳以上1日1回が目安です。 頻繁におやつを摂ったり、1回のおやつをだらだら食べ続けたりしないようにしてみてください。 毎日のおやつの時間を決めて、お皿に決まった量を出してあげるとよいでしょう。 また、他にもお子さんの虫歯予防でできることは幾つかあります。 子供の虫歯予防は、健康な歯を維持し、将来の歯の問題を避けるために重要です。 効果的な虫歯予防のためのいくつかの方法です。 1. 定期的な歯磨き 子供は朝晩2回、フッ素入りの歯磨き粉を使用して歯を磨くことが推奨されます。 歯磨きは少なくとも2分間行うようにし、歯と歯茎の境目も丁寧に磨きます。 2. フロスの使用 歯と歯の間のプラークを除去するために、子供でも適切にフロスを使用することが重要です。 3.バランスの取れた食事 砂糖や炭水化物が多い食べ物や飲み物は虫歯の原因になります。 バランスの取れた食事を心がけ、特に砂糖の摂取を控えるようにします。 4. 定期的な歯科検診 定期的に歯医医院に行って、プロフェッショナルなクリーニングと検診を受けることは、早期発見と予防に繋がります。 歯科衛生士が適切なブラッシング方法を教えてあげたりもします。 5. フッ素の使用 フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防に効果があります。歯磨き粉やフッ素洗口剤を使用するほか、歯科医院でフッ素塗布を受けることもお勧めしております。 6. シーラントの利用 歯の溝やくぼみにシーラントを塗布することで、食べかすやプラークの溜まりにくい表面を作り、虫歯を予防します。 7.水を飲む 食後や間食後に水を飲むことで、口の中の酸を中和し、食べかすを洗い流します。 これらの方法を実践することで、子供の虫歯予防を効果的に行うことができます。 まずは普段の食生活やおやつの時間を見直してみましょう! そして、かかりつけ医を見つけて、定期的に歯医者さんでお子さんのお口の中をチェックしてもいましょう。できれば3ヶ月に一度のペースで歯医者に通うことをお勧めしております! 小さいうちは保護者の方のサポートで子供たちの歯の将来が決まると思って、できるだけのことはしてあげたいですよね。 私も自分の子供たちの食生活も見直していかなければいけないなぁと反省しつつ、、ヽ(;▽;) 詳しいことが知りたい場合は、小児歯科専門の受診をオススメします!! フッ素や定期検診であればら当院でもできますのでお待ちしております。 歯科衛生士 渋谷
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オーラルフレイルと口腔機能低下症について⟡.·
みなさんこんにちは"٩(˶◝ᴗ◜˶)♡ 今日はオーラルフレイルと口腔機能低下症についてお話ししたいと思います。 オーラルフレイルと口腔機能低下症は、共に口腔の健康状態に関連する重要な概念です。 特に高齢者にとって、これらの問題は全身の健康や生活の質に重大な影響を及ぼす可能性があるとされています! 【オーラルフレイルとは】 オーラルフレイルは、主に高齢者に見られる口腔機能の低下を指す概念です。 具体的には、咀嚼(噛むこと)や嚥下(飲み込むこと)、発声、口唇や舌の運動などの口腔機能が徐々に衰える状態を指します。 この状態が進行すると、食事や会話が困難になり、結果的に栄養状態の悪化や社会的孤立を招くことになります。 オーラルフレイルの原因としては、加齢に伴う自然な筋力の低下や歯の喪失、歯周病などが挙げられます。 また、適切な口腔ケアの不足も大きな要因です。 口腔ケアを怠ることで、口腔内の細菌が増殖し、炎症を引き起こし、さらなる口腔機能の低下を招いてしまいます! 【口腔機能低下症とは】 口腔機能低下症は、オーラルフレイルの進行した状態を指します。 これは、具体的な口腔機能の検査によって診断される医学的な状態であり、複数の口腔機能が基準値以下であることを示します。 口腔機能低下症の診断基準には、以下のような項目が含まれます。 ①唾液分泌量の低下:唾液の分泌が減少することで、口腔内が乾燥し、細菌の繁殖を助長する。 ②咀嚼機能の低下:噛む力が弱くなるため、固形物をしっかりと噛み砕くことが難しくなる。 ③嚥下機能の低下:食物や液体を飲み込む力が低下し、誤嚥のリスクが増加する。 ④発声機能の低下:口唇や舌の動きが鈍くなり、言葉を発することが困難になる。 これらの症状は、個々の問題として現れる場合もありますが、複数の機能が同時に低下することで、生活の質や健康に大きな影響を与えます。 〖オーラルフレイルと口腔機能低下症の影響〗 オーラルフレイルや口腔機能低下症は、全身の健康状態に深刻な影響を及ぼします。 例えば、嚥下機能の低下は、誤嚥性肺炎のリスクを高め、これが命に関わる重篤な状態を引き起こす可能性があります。 また、食事が困難になることで栄養不足に陥り、全身の筋力低下や免疫力の低下を招くことがあります。 さらに、口腔機能の低下は心理的な影響も及ぼします。 会話が困難になることで社会的な孤立感を感じるようになり、うつ病のリスクも高まります。 これらの影響は、特に高齢者にとって重大であり、早期の予防と対策が求められています。 〖予防と対策〗 オーラルフレイルと口腔機能低下症を予防するためには、日常的な口腔ケアが非常に重要です! 適切な歯磨きや歯間ブラシの使用、定期的な歯科検診が基本となります。 また、口腔内の筋肉を鍛えるためのトレーニングも効果的です。具体的には、以下のような方法があります。 ①咀嚼トレーニング:固い食べ物をよく噛むことで、咀嚼筋を鍛える。 ②嚥下トレーニング:飲み込みの練習を行うことで、嚥下筋を強化する。 ③発声練習:声を出す練習をすることで、口唇や舌の筋力を維持する。 また、バランスの取れた食事を摂ることも重要です。 特に、ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を摂取することで、口腔内の健康を保つことができます。 さらに、禁煙やアルコールの節制も、口腔の健康に大きく関わってきます! まとめ⟡.· オーラルフレイルと口腔機能低下症は、高齢者の生活の質や全身の健康に大きな影響を与える重大な問題です。 日常的な口腔ケアや適切なトレーニングを通じて予防することが重要であり、医療機関や地域社会の支援も不可欠です。 これらの取り組みを通じて、高齢者が健康で充実した生活を送ることができるよう、社会全体での意識と対策が必要ですね⭐️ 歯科衛生士 辻村
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キシリトールで虫歯を予防しよう!
みなさんこんにちは( ¨̮ ) みなさんは普段、「キシリトール」という言葉を一度はテレビCMや広告などで目にした事があると思います!ガムの成分としてよく知られているキシリトールですが、実は口腔内の健康維持にとても有効な成分となっています。今回はそんなキシリトールの効果とその重要性について詳しくお話していきます✨️ ○キシリトールとは? キシリトールは、シラカンバ(落葉樹の1種)やトウモロコシなどの植物から抽出される天然の糖アルコールです。砂糖とほぼ同じ甘さを持ちながらも、カロリーは砂糖の約60%と低く、血糖値の上昇を抑える効果もあります!キシリトールは食品添加物として広く使用されており、特にガムやキャンディに多く含まれています🍬*⋆ ○キシリトールで得られる効果 1.虫歯予防 キシリトールは、虫歯の原因となるミュータンス菌の活動を抑制する効果があります!ミュータンス菌はは、口腔内で酸を生成し、この酸が歯のエナメル質を溶かして虫歯を引き起こします。キシリトールは、この菌のエネルギー代謝を阻害し、酸の生成を抑えるため、虫歯の予防に役立ちます🦷✨ 2.再石灰化の促進 歯のエナメル質(歯の1番外側を覆っている表面の層)は、日々の飲食物に含まれる酸によって脱灰(歯の表面からミネラル分が溶け出す状態)されます。キシリトールは、唾液の分泌を促進し、唾液中のカルシウムやリン酸イオンを利用して、脱灰されたエナメル質の再石灰化を助けます。これにより、初期虫歯を修復する効果があります! 3.唾液の分泌促進 唾液は口腔内の酸を中和し、歯を保護する役割を果たします。キシリトールを摂取すると、唾液の分泌が増加し、口腔内の環境が改善されます! ○キシリトールの摂取方法 1.ガム キシリトールガムは、最も一般的な摂取方法になります。食事後や間食の後にキシリトールガムを噛むことで、唾液の分泌を促し、口腔内の酸を中和することができます! ※ガムを選ぶ時の注意点 1. 砂糖不使用であること 2. 少なくとも50%以上(←ここ重要です!)キシリトールが配合されていること 2. キャンディ キシリトールキャンディも効果的です。甘味料として使用されているため、砂糖を含むキャンディの代替として使用できます。 3. 歯磨き粉やマウスウォッシュ キシリトールを含む歯磨き粉やマウスウォッシュも市販されているのでこれらを日常的に使用することで、口腔内の健康を維持しやすくなります。 ⚠︎キシリトールの注意点 キシリトール製品の注意書きにも書かれていると思うのですが、一度に多量に食べると、おなかが緩くなってしまうことがあります。 これは、キシリトールやソルビトールのような糖アルコールは、小腸で消化、吸収がされにくいため、その吸収されなかった糖アルコールを、一生懸命消化しようと、腸管壁から水分が引き出され、大腸の中の水分が増加するために下痢をしやすくなるといわれています。 美味しいからといって食べ過ぎには注意をしましょう! ○まとめ キシリトールを摂取すると、虫歯予防や歯の再石灰化を促進するなど、たくさんのメリットがあります! ただ、虫歯はキシリトールを摂取するだけでは防ぐことはできません。 定期的な歯科検診と適切な口腔ケアを行い、その上でキシリトールを積極的に取り入れることによってより良い口腔内の状況につながりますのでスーパーやコンビニなどでキシリトール製品を見つけたらぜひ試してみてください∗*゚ 歯科衛生士 池田
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歯ブラシの選び方
今回は『歯ブラシの選び方』について説明します! みなさんはなにを基準に歯ブラシを選んで使っていますか? 現在、歯ブラシの種類はかなり多いので、今回の記事を参考にして選ぶ基準にしてみてください! 歯ブラシは歯の表面に付着したプラーク(歯垢)を取り除くよう設計されています。 しかし、お口の状態は人によって個人差がかなり大きいです。 そこで歯ブラシについて以下のように分類して解説していきます。 1 歯ブラシの形態について 2 歯ブラシの保管方法について 3 歯ブラシの交換時期について これらは歯ブラシを選んで使用するにあたり疑問のあることではないでしょうか? 1 歯ブラシの形態について 毛先の部分を『ヘッド』 毛先から持ち手の細い部分を『ネック』 持ち手の部分を『ハンドル』と呼びます。 ヘッドは大きいものだったり、小さいものだったり、毛の形が平らやギザギザしていたりとさまざまです。 基本的にはヘッド面積が小さく平らの歯ブラシを選びましょう。 ハンドルも子どもの歯ブラシは握りやすいように太めで、大人の場合は細めのほうが細かく歯ブラシを動かすのに適しています。 また歯ブラシの種類を大きく分類すると『手用歯ブラシ』と『電動歯ブラシ』に分かれています。 手用は手軽で安価で様々な形態があり細かいところまで磨けるといったメリットが有る反面、力が弱いと磨き残しができて強すぎると細かいところが磨けなかったり歯と歯茎を傷つけてしまうといったデメリットがあります。 一方電動ブラシは、最近主流の音波ブラシだと歯ブラシが届かないところもきれいになる、強すぎると教えてくれる、短時間で歯ブラシが終わるといったメリットが有る反面、本体や替えブラシが高価で重く持ち運びに適しておらず故障のリスクや歯磨き粉が振動で飛び散って服や周りについてしまうといったデメリットがあります。 歯ブラシによって、「奥歯がみがきやすい」「歯周ポケットがみがきやすい」など、特徴があるので、製品の表示をよく読んで使用する目的に合ったものを選びましょう🎶 2 歯ブラシの保管方法について お口の清潔を守る歯ブラシは、保管の方法を間違えると細菌が繁殖して非常に不潔な状態になります。 ついやってしまいがちですが、こんな歯ブラシの保管方法はNGです。 ・毛先を下にしてコップに入れる 歯ブラシの毛先が乾かずに雑菌が繁殖しやすくなります。 ・ユニットバスや洗面台の収納の中に保管する 歯ブラシの毛先を上にしても、これらの場所では毛先がなかなか乾きません。 ・1つのコップに複数の歯ブラシが入っている 歯ブラシの毛先がふれ合うと、菌が感染する可能性もあります。 歯磨きが終わったら、歯ブラシはコップなどにためた水ではなく、流水でしっかりと汚れを洗い流してから保管しましょう! そして、しっかり洗うのと同じくらい重要なのがしっかりと乾燥させることです。 風通しの良い場所でブラシの毛先を上にして、立てて保管します。 たくさんの歯ブラシを保管する時は、毛先が触れないように仕切りをすることも大切です。 3 歯ブラシの交換時期について 使い方などによって差はでてきますが、交換する目安として正しいのは1~1.5ヶ月と言われています。 毛先が広がってきたら交換のタイミングということは多くの方が目安にしている事だと思いますが、歯ブラシを定期的に交換する理由は毛先の広がり以外にもいくつかあります。 ・歯ブラシの毛数が抜けて減ってきたり毛先が折れてしまうことで、汚れが落としにくくなる。 ・歯ブラシ特有の毛先の弾力がなくなり、歯茎を傷つけやすくなってしまう。 ・毎日の歯磨きで、たくさんの汚れや菌が付着している。 このようなことから1ヶ月から1ヶ月半での歯ブラシの交換をおすすめします! 歯ブラシはいくら洗って乾燥させて清潔にしていても、ブラシの毛束の根元には菌が繁殖してきます。 使用するブラシの毛の硬さや歯磨きの方法によりどのくらいで毛が広がってくるかも変わってきます。 ブラシの背中側から見て毛がはみ出ているようであれば交換、はみ出ていなくても1ヶ月経ったら交換するようにしましょう。 毛先が広がってしまった歯ブラシは歯垢除去率が20%〜最大40%も下がるとも言われています! また新しい歯ブラシが1〜2週間で広がってしまう方は歯磨きの力が強いかもしれません。 力が強いと歯や歯茎を傷つけてしまう恐れもあります。 適度な力で歯磨きする様に心がけてみましょう! 以上今回は歯ブラシについて解説させていただきました。 ぜひ歯ブラシを選ぶ時の参考にしてみてくださいね🎶 歯科衛生士 楠
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唾液について
こんにちは、歯科医師の鈴木孝美です。 今回は唾液の様々な働きについてご説明致します。 みなさんは唾液というのは1日にどれだけの量が出ていると思われますでしょうか? 実は唾液は一日に1~1.5リットルも分泌されると言われています。 唾液にはお口の粘膜の保護など様々な働きがあり、お口や菌をはじめ私たちの身体を守っています。 今回はそのような私達の体を守ってくれる『唾液の働き』について解説をいたします。 人知れずお口の中で大活躍 唾液のはたらきとしてまず挙げられるのは、歯茎や舌などの粘膜を保護して傷つかないようにする『潤滑作用』です。 食べたりしゃべったりするのをスムーズにしている働きです。 また、食物に含まれるデンプンを糖に変える『消化作用』もよく知られており、ご飯をよく噛むと甘くなるのはこのためです。 さらに、「けがをしたら唾をつけておけば治る」と言われるのも、唾液に『抗菌作用』があるからです。 お口の中や菌を守る 食べかすを洗い流してお口に残るのを防ぐ『洗浄作用』や、お口の中の酸性度(pH)や、お口の中に含まれるタンパクで細菌を集める『凝集作用』、細菌をお口の中から排出する作用など、唾液には虫歯や歯周病から歯を守るはたらきが沢山あります。 また、唾液内の糖タンパクにより歯の表面に形成される『ペリクル』は、歯を虫歯や着色から保護してくれます。 さらにペリクルはお口の中の粘膜を修復する成分も含んでおり、歯茎にできた傷などを治す作用もあります。 唾液の減少による影響 『口が渇く』ことは一時的な場合もありますが、普段いつも口が乾いているという慢性的なものは『ドライマウス(口腔乾燥症)』という病気です。 さらに、唾液が減るとその働きも弱くなりますから、虫歯や歯周病のリスクも高くなってしまいます。 口腔乾燥のサインがみられたら歯科医院の受診を受けて下さい 唾液の量が減ると、お口の乾燥感や粘着き、話づらさ、乾いた食べ物の噛みづらさなどを感じます。 しかしながら、自分のお口の中が乾燥状態にあるのかどうかが分からない方もいらっしゃると思いますので以下の症状が出ましたら、歯科医院にいらして下さい。 ・口の中がからからする ・水がないと食べ物が食べられない ・くちびるが乾く ・くちびるや口角が切れやすい ・話しづらい ・口内炎ができやすい ・舌がヒリヒリする ・舌に溝がある ・夜中に水を飲みに起きてしまう ・目も乾く 唾液が減ると虫歯や歯周病のリスクが高まる 唾液の量が減ると、お口の中の洗浄作用が少なくなり、いつまでも食べ物がお口の中に留まってしまいます。 また、飲食物によって下がったpH値がなかなか元に戻らなくなり、歯の表面のカルシウムが溶け出す『エナメル質の脱灰』が進んでしまいます。 さらに、唾液に含まれる抗菌物質やタンパクの量の減少、歯を保護しているペリクルも形成されにくくなることでお口の中が菌に弱い環境になってしまいます。 このように唾液の減少によって様々な作用が弱まるために、虫歯や歯周病のリスクが高くなるのです。 唾液が減る原因 唾液は自律神経からの指令が唾液腺に伝わり、血液を元に作られます。 ですから、唾液が少なくなる原因は、自律神経の問題、唾液腺の問題、血液の量の問題などさまざまで、1つだけではない場合もあります。 薬の副作用でお口の渇き(口渇)がみられる場合もありますが、自己判断は危険ですので、必ず歯科医院の主治医にご相談してください。 自律神経からの指令で唾液が作られる 唾液が分泌される仕組みを、工場で例えて説明してみます。 唾液を作る『工場』が唾液腺です。 この『工場』で『材料』である血液を使って、唾液という『製品』が作られます。 さらに『工場』を動かす指令を出す『指令部』の役目は自律神経が担っていて、ここは『工場』がどれくらい動いているか、『材料』を『工場』に運ぶ量の調整もしています。 唾液が少なくなる原因は、『工場』の唾液腺自体が傷んでいる、『指令部』の自律神経のバランスが乱れている、『材料』の血液をうまく運べてないなどが考えられます。 原因の特定には、唾液量の測定、唾液腺の画像検査、血液検査など様々な検査が必要となります。 唾液は身体の中でとても大切な働きをしています。 お悩みがございましたら、いつでもご相談ください。 歯科医師 鈴木孝美
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歯磨き粉の成分について
みなさんは普段どのような歯磨き粉をお使いでしょうか? また、歯磨き粉の後ろの成分表は見たことはありますか? 本日は歯磨き粉に含まれている薬用成分についてお話しさせて頂きます! 1️⃣歯磨き粉の薬用成分 薬用成分とは、《歯周病や歯肉炎の予防》《虫歯の予防》《口臭の予防》《歯を白くする》《口の中を爽快にする》などの成分がはいっているものを言います。 日本で販売されている歯磨き粉の多くには【フッ素】が含まれています。 【フッ素】は虫歯を予防してくれる効果があるので薬用成分が含まれている歯磨き粉が多いことになります。 2️⃣虫歯予防 虫歯を予防してくれる主な成分として、【フッ化物】(フッ化ナトリウム・モノフルオロリン酸ナトリウム)、【殺菌剤】(クロルヘキシジン塩類・塩化ベンゼトニウム・塩化セチルピリジウムなど)、【プラーク分解酵素】(デキストラナーゼ)があげられます。 【フッ化物】は歯の表面を強くし、酸に溶けにくい歯にしてくれたり、再石灰化を促進してくれるはたらきがあります💪 【プラーク分解酵素】にはプラークと呼ばれる歯の表面に着いてしまう汚れを分解してくれるはたらきをもちます。 市販のもので虫歯予防をしてくれる歯磨き粉は1450ppmと表記されているものです⭐️ 3️⃣歯周病予防 歯周病(歯周炎・歯肉炎)を予防してくれる主な成分として、【殺菌剤】(クロルヘキシジン塩類・塩化ベンゼトニウム・塩化セチルピリジウムなど)、【プラーク分解酵素】(デキストラナーゼ)、【トラネキサム酸】、【酢酸トコフェロール】(ビタミンE)などがあげられます。 【トラネキサム酸】には出血を予防してくれるはたらきがあります。 【酢酸トコフェロール】には血行を良くしてくれるはたらきがあります。血行循環が良くなることで歯茎も活性化され、歯茎の免疫力もアップします⤴️ 4️⃣歯石の沈着予防 歯石が沈着してしまうのを予防してくれる主な成分として、【ポリリン酸ナトリウム】と【ピロリン酸ナトリウム】があげられます。 この2つの成分には歯石形成を抑制するはたらきがあります✨ 5️⃣象牙質知覚過敏の予防 知覚過敏といって冷たいものや風にあたった場合に一過性の痛みがでてしまうのを予防してくれる主な成分として、【乳酸アルミニウム】、【硝酸カリウム】があげられます。 6️⃣ホワイトニング効果 ホワイトニングと言って、歯を白くしてくれる主な成分として、【ポリリン酸ナトリウム】、【ハイドロキシアパタイト】があげられます。 【ポリリン酸ナトリウム】にはステインと呼ばれる着色を除去して歯をコーティングし、ステイン(着色)の再付着を予防するはたらきがあります🪥 【ハイドロキシアパタイト】には、歯の表面にある傷を埋め、汚れを付きにくくなるよう歯の表面をなめらかにするはたらきがあります。 また、汚れを落とす効果のある研磨剤ですが、歯の表面が傷ついてしまった場合さらに汚れが付着してしまうことがあるので低研磨剤や研磨剤不使用を選ぶと良いです🙆✨ いかがだったでしょうか? 歯磨き粉には様々な効果や用途がありますので、自分のお口に合わせた歯磨き粉を使い分けて選びましょう。 ただし薬局やドラッグストアに行くとたくさんの歯磨き粉が販売されていて、どれを買おうか迷うこともあると思います。 迷った際は一度、成分表を見てみて、口腔内に合う歯磨き粉を買ってみて下さい。 また、自分に合う歯磨き粉をみつけるとモチベーションも上がりますし、お気に入りの歯磨き粉があると歯磨きも楽しくなると思いますのでいろいろ使ってみてください! 歯科衛生士 花畑
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歯の着色について
今回は【歯の着色】についてお話させていただきます。 《着色》には、2つの種類があります。 1️⃣ コーヒーやお茶、タバコのヤニなどが歯に付着して着色する『外因性』のもの 2️⃣ 加齢によって歯の象牙質が黄色っぽくなったり、歯髄壊死や薬物服用の副作用により歯の内部が着色する『内因性』のもの 1️⃣の外因性の着色は当院のクリーニングメニューによって落とすことができます! 2️⃣の内因性の着色は研磨などで落とすことができません! 《外因性の着色》 ・コーヒー、紅茶、カレー、ミートソース、赤ワインまたタバコのヤニなど 〜歯に着色がつきやすいお口の中の特徴〜 ・コーヒーやお茶をよく飲まれる方 ・色の濃い飲食物をよく食べる方 ・喫煙されている方 ・歯並びが悪い方 ・お口が乾燥気味の方 ・歯の表面に傷がたくさんついている方 上記のものに多く該当する方は着色しやすいので、気をつけていただくと、着色はつきにくくなると思います! ですが、、、これらのものを食べないというのは難しいので、歯に着色がつきにくくなる方法をお伝えします💫 1️⃣ 飲食物をとった後、歯磨きまたはうがいをする 着色しやすい飲食物を、食べたり飲んだりした後は歯磨きをするのが1番いいですが、すぐできない時はお水でうがいをすることによって、歯への付着を防ぐ効果が期待できます。 2️⃣ タバコを控える タバコを吸うことによって歯の着色だけでなく、健康面でも悪影響を及ぼすことになるので、タバコを控えたり、禁煙することをお勧めします。 3️⃣ 矯正治療をして歯並びを改善する 歯が重なっていたりするところがあると、どうしても歯磨きの際きちんと汚れが落とせていないことがあり、歯に着色がつきやすくなります。 その為矯正治療で歯並びを改善することで、磨き残しを防ぎ歯への着色を抑えることができます。 4️⃣ 口腔内を乾燥させないようにする 口腔内が乾燥していると、唾液の自浄作用が低下するので、着色がつきやすくなります。 口腔内を乾燥させないように、よく噛んだり、唾液腺マッサージをするなどして唾液腺を刺激し唾液の分泌を促しましょう! また口腔内が乾燥してると虫歯や口臭の原因にもなるので、口腔内を乾燥させないようにしましょう💧 5️⃣歯科医院で定期的にクリーニングを受ける 毎日歯磨きを行なっていただいていても、着色を防ぐことは難しいので歯科医院で定期的にクリーニングを受けることをお勧めします。 とくに、タバコなどのヤニは自分で落とすことが難しいので歯科医院でクリーニングが必要です。 《内因性の着色》 ・加齢による色の変化 歯の外側は透明なエナメル質で覆われています。その内側には黄色い象牙質があります。 この象牙質の色が透明なエナメル質からすけて見えるので黄色味を帯びて見えます。 加齢により透明なエナメル質が少しずつすり減っていき、内側の象牙質は加齢により厚みを増すため黄色味が強くなっていきます。 ・抜髄(神経を取る処置のこと)による変色 虫歯などで神経を取る処置を行った場合に、時間がたつと歯が黒く見えることがあります。 ・抗生物質(テトラサイクリン系)による変色 歯の形成期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用することで、象牙質の変色が起こり、歯の色が茶色や灰色に変色した永久歯が生えてくることがあります。 今回は【歯の着色】についてお話ししました! 当院では、ホワイトニング、また2種類のクリーニングメニューがあります。 歯の変色が気になるけど、着色なのかわからないなど何か疑問があれば一度ぜひスタッフに相談してみてくださいね🎶 歯科衛生士 辻村