お知らせ
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『名医とつながる!たけしの家庭の医学』の撮影協力をしました
2020年2月20日に、テレビ朝日系列の番組『名医とつながる! たけしの家庭の医学』の撮影が当院で行われました。この番組で当院がお手伝いするのは今回で2度目となります。 以前の番組の撮影風景について この番組は「いま気をつけるべき病や症状などに焦点を当て、楽しみながら病の知識向上、および予防啓発を目指す」番組とのことです。 当院もその趣旨は大切だと考えていますので、撮影と技術の協力をすることにしました。 さて今回は、堀ちえみさんの舌がんに関する内容でした。 舌がんだと診断される前に歯科医院で口内炎のレーザー治療を受けるというシーンがあり、そこで当院の診療室を撮影現場でお借りしたいとのことで快諾しました。そういえば、前回も同じ舌がんがテーマでしたね。 最初に歯科医院での診療手順や具体的な治療について撮影スタッフに説明します レーザー治療は歯科治療の中でも特殊なので、自分で実演して見せています 撮影風景の後ろには何人もの撮影スタッフが作業をしています 当日は堀ちえみさん役や歯科医師役の役者さんや、制作スタッフの方など15人ほどが来院され、制作を行いました。 放送時は10秒あるかないかとうシーンを何時間もかけて丁寧に撮影されます。 私たちが見るテレビ番組というのは本当に多くの方が関わっていますね。見るだけではわからないことです。ある意味、勉強になります。 舌がんは、生死に関わる大変怖い病気です。もしも舌に異変を感じたら早めに歯科医院で診察してもらいましょう。
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歯の痛み
こんにちは(^_^)皆さん体調は大丈夫ですか?免疫力を上げ、手洗いうがいを徹底して細菌を寄せ付けない体を作りましょう!咳やくしゃみエチケットにも気を付けて。皆さん、歯が痛いと思うことありませんか?「歯が痛い」といっても、冷たいものを食べると歯がしみる。時々歯の奥がズキズキと痛むことがある。など、その症状はさまざまですよね。歯の痛みの原因として多いのは、『虫歯』 や 『歯周病』 などですが、歯以外に原因がある場合もあります。○歯からくる痛み・虫歯虫歯とは、口の中の細菌が出す酸によって歯が溶かされた状態のことです。熱いものや冷たいものを口にふくむと歯がしみたり、痛みが持続する、叩くと響く鋭い痛みなどの症状が虫歯の特徴といえます。口の中にはたくさんの種類の細菌が住んでいて、その中でもミュータンス菌と呼ばれる菌が虫歯の原因菌です。ミュータンス菌、CMなどで聞いたことがあるかもしれないですね!この菌は、口の中に残った糖分を栄養として歯の表面にくっつき、そこで増殖してプラーク(歯垢)ができます。また、この細菌は糖分から同時に乳酸を作り出すため、プラークの内部は酸性になり、ゆっくりと歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。歯に穴が開いてしまうと、いわゆる 『虫歯』 の状態になります。そのまま放置していると、やがて酸に弱い象牙質も壊れていき、歯髄の神経や血液にまで細菌が侵入してしまいます。こうなると耐え難いほどの痛みが出たり、ひどい場合には歯の根っこが化膿して全身に悪影響が出ることもあります。ごく初期の虫歯ならば再石灰化によって自然修復することも可能ですが、歯髄炎まで進行すると抜髄という治療によって歯髄を取り除くしかない場合が多いのが現実です。生えたばかりの永久歯はエナメル質が未成熟なため、生えてから2~4年後の間が最も虫歯にかかりやすいといわれているそうです。・知覚過敏何らかの原因によってエナメル質が傷ついて象牙質が露出してしまい、外部からの刺激が内側の神経に伝わりやすくなり痛みを感じます。熱いものや冷たいものでしみたり症状は虫歯と似ていますが、痛みが一過性であることと、叩いても痛まないなどの点が虫歯との違いです。歯の根元部分にはエナメル質がなく、全て象牙質でできているため、加齢による歯ぐきの後退などによっても象牙質はむき出しになり、知覚過敏の主な原因になります。〜知覚過敏と虫歯の見分け方〜▫︎食べ物で歯がしみる時間 知覚過敏→10秒程度 虫歯→数10秒~数分▫︎しみる歯を叩いた場合 知覚過敏→痛みはない 虫歯→響くような鋭い痛み▫︎歯の様子 知覚過敏→歯の表面はきれい、歯の根元が露出している虫歯→歯に茶色~黒色のシミがある、歯の根元は露出していない○歯茎からのくる痛み・歯周病歯周病は歯を支える歯ぐきや骨などの組織が破壊される炎症性疾患の総称で、40歳以上の日本人のおよそ8割がかかっているともいわれています。歯周病は、歯ぐきのみに炎症が起こっている歯肉炎と、炎症が進行して骨に及ぶ歯周炎に別れます。歯周病の原因は、主に歯に付着したプラーク中の細菌(歯周病菌)です。プラークを放置していると隣接した歯ぐきに炎症が起き、歯と歯ぐきの間に隙間(歯周ポケット)ができます。歯肉炎の段階だと自然治癒も可能ですが、歯周ポケットから侵入した歯周病菌がゆっくりと歯周組織を破壊していくと、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。歯周病のなりやすさについては個人差があり、喫煙やストレス、糖尿病などの要因も歯周病リスクを高めることが分かっています。少しでも痛みや違和感などを感じたら、歯科に行ってチェックしてもらいましょう!歯科アシスタント 松本
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ホワイトニングをするとどんないいことがあるの?
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。新型コロナウイルスが猛威をふるっています。感染すると重症化しやすい新型コロナですが、感染力はインフルエンザよりも弱く空気中ではすぐに死滅してしまうようです。しかし油断は禁物。手洗いをこまめにして、極力手で顔を触らないようにしましょう。多くの女性が毎日時間をかけてお化粧をしますが、口元に関してはあまり関心がない人が多いです。美人に見えるポイントは、『目鼻立ちがはっきりしていること』 と、『白く美しい歯や口元』 と言われています。ところが、目の周りはアイメイクしたり唇も口紅をつけたりしますが、歯のお手入れはおろそかになってしまいます。それは、自分で鏡を見てお化粧するときには、口を閉じたり、少ししか空けていないからです。しかし、実際には人と会っておしゃべりしたり、仕事で商談したり、面接を受けたりしているときや、だれかと食事をしているときには、歯が見えているのです。ですから、本当に人から良い印象を持ってもらいたいのなら、きれいで白い歯にすることはとても大事なのです。どんなに、1時間かけてばっちりメイクをしても、笑った時に虫歯で黒くなった歯が見えたり歯が黄ばんでいたりすると、一気に印象が悪くなってしまいます。せっかっくの美人も、汚れてくすんだ歯が見えてると台無しです。逆に、きれいな歯並びと白い歯は、健康的で明るい印象を持たれて5歳若返って見える、『アンチエイジングの効果』 があります。実は自分では気が付きにくいメイクのポイント、『歯のホワイトニング』 について今回は説明していきます。歯のホワイトニングのメリット歯に関してのトラブルは主に虫歯や歯周病です。虫歯や歯周病に関してはケアしている人は多いと思います。しかしホワイトニングで歯を白くすることには、さまざまなメリットがあります。1 表情や笑顔が明るく見える2 健康的に見える3 自分に自信を持つことができる4 清潔な印象を与えられる5 人と話したり笑うときに手で口元を隠さなくてもよくなる6 積極的に物事をとらえられるようになる7 人と会ったり話すのが楽しくなる8 ホワイトニングが会話のネタになる、自慢したくなる9 きちんとした印象を与えられる10 コンプレックスが解消される11 歯に対する意識が高くなるので、歯ブラシなどのケアをしっかりとするようになるいかがでしょうか?歯を白くするだけで、こんなにものメリットがあります。歯を白くするための手順は?一概に歯を白くするといっても、それには個々の状態に応じた手順があります。1 虫歯で黒くなっていれば治療をする2 つめ物やかぶせ物が変色していたり色があっていなかったり、形が違っていたり欠けている場合はつめ直したりかぶせなおす3 歯並びが悪い場合は、矯正をする4 表面の汚れや着色は、クリーニングを行う5 歯の色を白くしたい場合はホワイトニングを行うもちろんこれらすべてを必ず行う必要はありません。特に矯正ともなると、簡単には決断できないでしょう。しかし、少なくとも歯のホワイトニングを行う前に、虫歯の治療は終わらしておきましょう。なぜなら、せっかくホワイトニングしても虫歯で歯が黒くなっていては白い歯よりも黒い虫歯に目が行ってしまうからです。また、歯の表面の着色は、『ホワイトニング』 ではなく、『クリーニング』 で対応いたします。歯の表面の汚れをていねいに取り除いていきます。逆に汚れがほとんどなくて、歯自体の色を白くしたい場合は、ホワイトニングのみでも対応可能です。ホワイトニングの方法は?ホワイトニングの方法には大きく分けて2つの方法はあります。1 自分でできるホワイトニング薬局ではさまざまなホワイトニング効果をうたった商品が販売されています。歯磨き粉・デンタルフロス・デンタルリンス・マウスウオッシュなど日本では認可されていませんがアメリカでは歯に貼るだけで白くなる、『ホワイトニングテープ』 があり手軽なのでとても人気です。またこれもアメリカで発売されてい製品ですが、ホワイトニング剤とマウストレーがセットになった 『ホワイトニングキット』 があり、既製のトレーに自分でペーストを付けて自宅でホワイトニングを行います。 2 歯科医院で行うホワイトニング歯科医院で行うホワイトニングには、正確な歯型を取って作るマウスピースとホワイトニングキットをお渡しする、『ホームホワイトニング』 と、医院でホワイトニング剤を塗布して専用の波長の光を当てて歯を白くする 『オフィスホワイトニング』 があります。 ホームホワイトニングは安価ですが、2週間連続で毎日数時間の装着が必要です。オフィスホワイトニングはわずか1時間程度で白くなりますが、歯の白さが表面に限定されやすいです。 当院で導入している、『Sinsationl Smile』 は、ホームとオフィス、両方のホワイトニングの特徴をあわせもったホワイトニングシステムです。 患者さんは、医院でわずか20分の薬液塗布と光照射で済み、あとは自宅で付属のホワイトニングキットを使用してご希望の白さまで行うことができます。この 『Sinsational Smile』 キットは、ホワイトニング効果はそれほど強くないのですが、薬液が歯ぐきに付いても、痛みや刺激があまりなくとても安全です。 ホワイトニングの副作用は?一般的に、市販のホワイトニング効果を謳った物はあまり体感的な変化を感じられません。個人的にネット通販などでアメリカから取り寄せたホワイトニング剤などは効果が強いのですが、歯の神経を痛めたりすることがあり、すべてが自己責任になります。また、どのようなホワイトニング剤を使用してもホワイトニング効果は永久に続くものではなく、程度の差はありますが、時間とともにあと戻りしていきます。 また、幼少期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用したせいで歯の色が茶褐色からグレーに変色している歯には、残念ながらホワイトニング効果はあまりありません。どうしても歯を白くしたい場合は、歯の表面を削って、白いかぶせ物にする必要があります。 ホワイトニングはアメリカでは空港の待合室でもできるほどポピュラーです。皆さんもホワイトニングで、健康で素敵な笑顔を手に入れましょう。
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歯ブラシにはどんな種類があるの?
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。普段、皆さんが毎日行っているブラッシングですが、その際に使用する 『歯ブラシ』 には実に様々な種類があります。薬局に行くとあまりにもたくさんの歯ブラシが置いてあり、途方に暮れてしまいますよね?そこで今回は、歯ブラシの種類と、それぞれどんな特徴があるのか説明していきます。歯ブラシの種類1 手動歯ブラシ一番シンプルな、手に持って自分で動かして歯をきれいにする歯ブラシです。歯ブラシの種類はとても多く、様々な物があります。毛先がついているヘッドの大きさ、ブラシの一本一本の硬さ、太さ、先端のカット形状、植毛の密度、形状、配列、さらにネックの太さやグリップする部分の形状、プラスチックの弾性、子ども用歯ブラシなどなど、多種多様です。その他にも国産か、輸入か、メタルが内蔵されていてイオンが放出されるもの、使い捨てタイプなどもあります。また一番後ろの歯を磨くための、小さい毛先の 『ワンタフトブラシ』 もあります。2 電動歯ブラシ電動ブラシは、電池やバッテリーで内部のモーターを動かして、ブラシを高速で往復運動させるタイプの歯ブラシです。振動は1分間におおよそ2,000~4,000回転ほどです。電動歯ブラシは手で磨くより効率がいいのですが、歯や歯ぐきに当てる力が強すぎると歯がすり減ったり、歯ぐきを痛めたりする場合がありますので要注意です。このタイプの電動歯ブラシは非常に安価のものもあり、薬局や電気店以外でもコンビニエンス・ストアにも置いてあります。構造がとてもシンプルな反面、歯ブラシのヘッドの形状は決まっていて、あまりフィットしない場合があります。3 音波歯ブラシ音波歯ブラシは電動歯ブラシの一種ですが、単純な往復運動ではありません。超高速な微振動を発生させます。その振れを振幅といいますが、振幅の周波数が20,000Hz以上にもなります。(Hz=1秒間に運動する数)この音波歯ブラシを使用すると、当てたところがきれいになるだけではなく、毛先が届かないところまで、水流と空気がぶつかってきれいにします。音波歯ブラシで歯を磨くときは、自分で動かすことはしません。ただ角度と部位を変えるだけです。歯ブラシが周りをきれいにしてくれます。逆に手用歯ブラシみたいに動かしてしまうと、歯と歯ぐきに振動が上手く伝わらないので注意が必要です。4 超音波歯ブラシ超音波歯ブラシも、音波歯ブラシと同様に電動歯ブラシの一種です。振動数は音波よりもさらに多く、1,600,000Hzになります。超音波領域になると、細菌を直接破壊することができます。しかし単純な電動歯ブラシや音波歯ブラシと違い、歯ブラシ自体はほとんど振動しません。自分で正しく丁寧に歯ブラシを当てる必要があります。電動歯ブラシの主流は、あまりブラッシング方法がわからなくてもよく磨ける 『音波歯ブラシ』 です。『超音波歯ブラシ』 は、あまり種類がありません。ブラシが丸い 『カップ型』 をしているタイプは、電動ブラシ初心者には少し難しいです。ブラシが当たった場所はかなりよく歯垢が落ちるのですが、力が強すぎたり、当て方を間違えると歯が削れたり歯ぐきを傷つける可能性があります。また、電動歯ブラシは、一種の電気製品です。全体の大きさ・重さ・電池の持ち・替えブラシの種類・歯ブラシの価格・ランニングコスト・機能の豊富さ・色のバリエーション・充電方式・コンパクトに収容できるか・清掃性など様々なスペックについて検討する必要があります。乾電池を使用するタイプは、どこでも入手可能な反面、パワーがやや低いです。充電式は一度満充電すると、1週間ぐらいの旅行なら充電器は必要ない場合が多いです。最近では充電端子にUSB方式を採用している電動ブラシもあるので、その場合はスマホの充電器と兼用できそうです。どのタイプの歯ブラシを使えばいい?お口の中の状態は、人によって全く異なります。歯の大きさ・歯並び・歯の残っている数・虫歯の状態・歯肉の状態・顎の骨の状態・舌の大きさ・唾液の出る量や質・年齢・性別などなど。しかし基本的にはやや小さめのヘッドのものをお勧めいたします。まずは手用歯ブラシで正しく磨けるようになりましょう。歯ブラシの適切な使用は、虫歯や歯周病から守るために一番重要です。歯ブラシの使用にご不明な点がある場合は、お気軽に当院の歯科医師や歯科衛生士にご相談ください。
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インフルエンザ対策
みなさん、こんにちは。2020年は東京オリンピックで盛り上がりそうですね!今年もよろしくお願いします。さて、今日は 『インフルエンザ』 について書きたいと思います。 新型のコロナウイルスのニュースが最近はとても多く感染予防に注意したいところですが、気温が下がり乾燥するこの時期は、気にかけてはいてもインフルエンザにかかってしまう人も少なくないと思います。手洗いや乾燥対策など基本的な予防策や、予防接種などはもちろん、プラスアルファの予防策として期待されているのが、お口のケアです。口の中の菌がインフルエンザの菌を助ける?口腔内の細菌が、インフルエンザウイルスの感染を促進する可能性があることが最近分かってきたのです。人の細胞の中に取り入れられたインフルエンザウイルスは細胞内で増え、子孫ウイルスが細胞表面に形成されます。しかし、このままでは子孫ウイルスが細胞表面にくっついた状態で放出はできません。そこでインフルエンザウイルスがもつ酵素が、子孫ウイルスと細胞との結合を切り離します。こうして放出された子孫ウイルスは、他の細胞へ感染できるようになり、感染が拡大するのです。また口の中の細菌によって、細胞外に放出されたインフルエンザウイルス量が20倍以上にも増加することが分かっています。では、お口の中の細菌をどのように減らすのがいいのか?口腔細菌の温床となっているのは、歯の表面についている白っぽい塊のことで、これを 『歯垢』 と言います。歯垢は食べカスの集まりと勘違いされる方もいらっしゃいますが、実は口腔内細菌の塊なのです!!歯垢はつきたばかりのころはまだ柔らかく歯ブラシで落とせるのですが、やがて固まってきて石みたいになります。これを 『歯石』 と言います。一旦、歯垢が硬い歯石になってしまうと、普段の歯ブラシでは落とすことができません。歯科医院の専用の機械でしか落とせないので、歯石取りを行う必要があります。歯科医院では、音波や超音波を使ったスケーラーという機械で歯や歯ぐきを傷つけずに微振動で歯石だけを落としていきます。最近では、歯科医師や歯科衛生士が手用の道具で歯石を取ることは殆どありません。手用スケーラーは使い方を間違えると、歯と歯ぐきを傷つけてしまいます。まれに音波や超音波スケーラーの使用時に出てくる水ですごくしみてしまう場合は、手用のスケーラーで何回かに分けて歯石を取り除きます。また、歯垢が固まって歯石になる時期は3~6ヶ月と言われていますので、それくらいのタイミングで定期的に歯石取りを行うととても効果的です。自宅でできる予防法は?歯科医院でプロの手によって、感染の原因になる歯垢・歯石をとり除くことも大事ですが、自宅での丁寧なケアがより重要になってきます。まず歯ブラシは自分に合ったものを選び、時間をかけて丁寧に磨きましょう。よくゴシゴシと力強く大きな動きで歯を磨いてしまう方がいますが、歯ブラシは小さく歯茎をマッサージするような感じで細かく動かすのが正解です。奥の歯の難しいところには、『タフトブラシ』 といってブラシの束が丸く小さいものを使うのもおすすめです。また、『歯間ブラシ』 や 『デンタルフロス』 を使って歯間をよく清掃することも重要です。歯の間が空いていて気になる方は、歯間ブラシを使用してください。歯の隙間がそんなに気にならない方はデンタルフロスを通すことをおすすめします。マウスウォッシュなどを最後に使って、歯のコーティングをすることも大事なことです!分からないことがあれば、歯科衛生士に相談していただければお答えしますので、是非ご相談ください。毎日の正しい歯ブラシと定期的な歯石除去で、インフルエンザと新型コロナウイルスから守りましょう!歯科衛生士 井田
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スタッフのマスク常時着用について
新型コロナウイルスなどの感染防止のため、当面の間スタッフが終日マスクを着用いたしますのでご了承ください。 また、患者様とスタッフの健康管理のため、発熱や咳などの症状がある方や、3週間以内に中国への滞在歴がある方は受診を控えていただけます様、お願い申し上げます。
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フッ素を塗って虫歯の予防
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 虫歯にならないようにする方法としては、毎日の歯ブラシが効果的です。 他にも、歯間ブラシを使ったりデンタルフロスが歯と歯の間の虫歯をの発生を防いでくれます。 歯磨き前や後にデンタルリンスでうがいをするのもとてもいい方法です。 さらに歯にフッ素を塗ることで虫歯を予防することができます。 今回は虫歯を予防する対策の一つ、『フッ素』 について説明していきます。 フッ素とは? フッ素とは自然界にある元素の一つで、様々な動植物と土の中にも含まれている物質です。 身近なところでは、緑茶や魚等にも含まれております。 そのため、適切な濃度で使用すれば重篤な副作用はありません。 このフッ素を取り入れることで、健康にとても役立ちます。 フッ素の効果について フッ素は実際、歯に対してどのような効果があるのでしょうか? 1 フッ素を歯に塗布することで、歯の表面に虫歯菌に対して抵抗力のある膜を作る 歯の表面の組織を『エナメル質』といいますが、この表面の結晶構造を変化させて虫歯菌が出す酸に対して耐性を作ります。 この膜は半永久的なものではないので、定期的にフッ素を塗って維持する必要があります。 2 虫歯菌によって溶け始めた歯の表面を再石灰化することで修復する 歯の表面は顕微鏡レベルでは、常に虫歯菌や飲食物の酸によって溶けています。 しかし唾液の中のカルシウム成分によってすぐに修復されていきます。 フッ素はこの作用を強化して、酸による歯の脱灰が限界を超して歯がもとに戻らなくなる状態にならないようにします。 3 虫歯菌が発生して活動する力をフッ素の抗菌、抗酵素力で低下させる 虫歯菌は歯垢や歯石を栄養源として成長しますが、フッ素の効果で虫歯菌が成長するスピードを遅くさせるため、結果的に虫歯になりにくくなります。 フッ素をどのように取り入れるのか? フッ素入りの食品や口腔ケア製品はいろいろあります。 1 フッ素入りガムを噛む 砂糖の代わりの甘味料キシリトールは虫歯の発生に効果がありますが、フッ素入りのガムもあります。 しかしガムに含まれているフッ素濃度はとても低いため、それほど効果はありません。 2 フッ素入りの歯磨き粉を使用する 普段の歯磨きでフッ素入りの歯磨き粉を使用する方法です。 現在市販されている歯磨き粉にはたいていフッ素が配合されていますので、知らず知らずのうちにフッ素を取り入れています。 ただし歯磨き粉に配合されているフッ素濃度は、ガムと同様それほど高くありません。 3 フッ素入りの洗口剤でうがいをする フッ素溶液を適量に希釈してうがいします。夜寝る前にうがいをするととても効果が高いです。 4 フッ素を直接歯に塗布する この方法は自宅ではなくて、歯科医院で行います。 高濃度のフッ素溶液(9,000ppm)を歯を乾燥させてから直接塗布します。 効果がとても高いのですが、3ヶ月ぐらいすると効果が薄れてきますので、3ヶ月検診の際に合わせてフッ素を塗布すると効果が持続します。 どんな人に効果的? 基本的にフッ素は歯があるすべての人に効果があります。 もう少し詳しく見ていきましょう。 1 子供 子供の乳歯や、生え変わり直後の永久歯はとても柔らかいです。 そのため、一旦虫歯が進むと急速に何本も虫歯になることがあります。 一生使い続けていく永久歯が、生えて1年もしないうちに虫歯になってしまうのは本当にもったいないです。 また、子供は上手く自分の歯を磨くことができません。 お母さんが仕上げ磨きをしても限界があります。 デンタルフロスや歯間ブラシも使うのは非常に困難です。 さらに、歯が乳歯から永久歯に生え変わる6歳から12歳までは、乳歯と永久歯が混在したり抜けた乳歯の周りが腫れて不衛生になることがあります。 定期検診の際に継続してフッ素を塗ることをお勧めします。 2 妊婦さん 妊婦さんは胎児への影響から、フッ素を塗ることは残念ながらお勧めできません。 ただ、普段の食生活や歯磨剤に含まれているフッ素の量であれば問題はありません。 出産後は、フッ素を塗って積極的に虫歯を予防しましょう。 赤ちゃんの口の中は最初無菌状態です。 お母さんやおじいちゃんおばあちゃんがチューをすることで、虫歯菌を移してしまうのです。 さらに、お母さんが食べ物を口移しにあげることでも虫歯菌が移ってしまいます。 赤ちゃんに食べ物を与える際は、口移しにあげるのはやめましょう。 お母さんもフッ素で虫歯予防をして、子供に虫歯菌が移らないようにしましょう。 3 大人 大人になると、歯の表面のエナメル質が固くなるので子供よりも虫歯になりにくくなります。 しかし、大人の虫歯は歯と歯の間や歯と歯茎の間にできやすいのですが、フッ素を塗ることで虫歯になりにくくなります。 4 高齢者 高齢になると、歯の周りの骨や歯槽骨が吸収して、歯根が出てきて歯根虫歯になることがあります。 フッ素を定期的に塗布することで、このような歯の根や歯と歯の間の虫歯を予防することができます。 フッ素は、虫歯予防にとても有効です。 上手に活用して、いつまでも健康を保ちましょう!
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口内炎
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。お口の中にできる病気といえば、『虫歯』 と 『歯周病』 が2大疾患です。それ以外にお口に関するトラブルは、『詰め物・被せものの脱離』 『入れ歯の不具合』 『腫瘍』 『事故による打撲・歯の脱離』 『顎関節症』 『歯並びの不具合』 そして、『口内炎』 です。口内炎のできる頻度には個人差がありますが、よくできる人にとって口内炎は本当に煩わしい疾患です。お口の中に口内炎ができると、何もしていなくても痛かったり、しゃべったり歯がこすれただけでもひりひりします。ましてや食事ともなると、酸っぱいものや辛いもの、スープなどの熱いものがしみて食事をとるものおっくうになってしまいます。今回はできるとつらい、『口内炎』 について、説明していきます。口内炎とは?口内炎とは、頬の内側や舌の表面、側面、歯ぐきなどの粘膜部分に炎症が起きてはれたりただれたり擦りむいたような状態になっている状態のことで、病理学的には粘膜組織に炎症が起きている状態のことです。風邪などの病気になっているとき、忙しくて疲れていたり寝不足など主に体の抵抗力が弱っているときに口内炎になりやすいです。ほかにもビタミン不足や季節の変わり目にも口内炎になることが多いです。口内炎の種類は?口内炎には主に原因によって4つの種類があります。1 アフタ性の口内炎口内炎の表面が擦りむいたような状態で周りが少し腫れた状態になっています。口内炎の中でも一番よくできるタイプです。ビタミン不足、体調不良、睡眠不足などが原因となります。2 カタル性の口内炎口内炎の表面が傷になっていたり、赤く腫れて炎症をおこしている状態です。原因は外傷性のものになります。入れ歯のバネや金具があたっていたり、合わない入れ歯や矯正の金具がこすれて傷になってしまったときにできやすいです。また親知らずや歯並びの悪い歯が頬の内側に当たっていたり、虫歯で歯が欠けて鋭縁で軟組織を傷つけている場合もできやすいです。3 ウイルスが原因の口内炎ヘルペスウイルスなどによってできる口内炎です。唇の裏や口角にできやすく、傷状ではなく水泡を伴って腫れてきます。なかなか治らず、水泡部が破けてかなり痛みを伴います。4 カンジダ菌が原因の口内炎カンジダ菌に感染することで、口の中に白い口内炎ができます。舌などに点状の白苔ができます。この口内炎は痛みがありませんが、カンジダ菌はカビ菌の1種です。主に口腔内が不衛生だと悪化しやすくなります。また、このカンジタ菌による口内炎は、Candida albicansという菌ですが、正常でも口の中に存在します。しかし疲れや体調不良など免疫力が低下した際に、この口内炎になることが多いです。入れ歯が不衛生だと、カンジダ菌の口内炎になりやすいです。年齢層としては、乳幼児や老人と妊婦で発症しやすいです。5 白板症・口腔癌口内炎とは違いますが、口の中の粘膜に白い瘢痕ができたり、爛れた部分が大きくなってきたり出血を伴うものは、口内炎ではなく、前癌病変の白板症や口腔癌の可能性があります。白板症のWHOの定義によると、『摩擦によっても除去できない白い病変で、他のいかなる診断可能な疾患にも分類できないもの』 となっています。中高年で発生しやすい疾患です。白板症は前がん病変なので注意が必要です。口腔癌は頬の内側や舌にできます。また進行のスピードが速く、病巣の形が明瞭ではありません。口内炎の予防方法口内炎には上記のようにいろいろな原因と種類がありますが、基本的にはお口の中を常に清潔にすることが大切です。食後や就寝前には歯を磨いて歯垢や食べかすを取り除きます。マウスウォッシュを使用してうがいをする事も効果的です。寝不足や疲れ、ストレスも口内炎の原因なので、普段から規則正しい生活習慣を身につけましょう。入れ歯をしている方は、毎日丁寧に入れ歯を磨いて清潔にしましょう。市販の入れ歯洗浄剤も定期的に使用すると効果的です。入れ歯を入れて痛みがあったり不具合があれば無理に使い続けず、歯科医院で診てもらいましょう。口内炎の治療方法口内炎になってしまうと、すぐにもとに戻すことは難しいです。イソジンなど殺菌効果の高い洗口剤を使用したり、口内炎の軟膏を塗布して痛みを緩和させます。過度の香辛料の使用や刺激物、酸性度の高い食べ物・飲み物は避けるようにしましょう。たばこも口内炎の治癒を遅らせることになるので控えましょう。直接的な治療としては、歯科用のレーザーを当てることで、痛みを和らげたり治癒を促進させることができます。(保険外治療)口腔カンジダ病では、抗真菌薬を処方します。また、白板症や口腔癌が疑われる場合は、速やかに大学病院の口腔外科に紹介致します。以上、口内炎について説明しましたが、通常の口内炎であれ ば1週間から10日程度で自然に治ります。もし、いつまでたっても治らない場合は、一度歯科医院を受診して口の中を診てもらってください。
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歯茎の異常について
みなさんこんにちは!あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今回は、『歯茎の異常』 について説明します。そもそも健康な歯茎はどんな状態なのでしょうか?硬く引き締まっていて、歯に密接していること。色は薄いピンク色で、歯と歯の歯茎は三角形をしています。またよく表面をみると、オレンジの皮に似ているくぼみが見られます。このくぼみのことを 『スティップリング』 といいます。歯周ポケットは3mm以内であることや、歯磨きをすると出血しないことです。歯茎の異常をいくつかご紹介します。①フェストゥーン歯茎がロール状に盛り上がった状態になる形態異常です。原因は不適切な歯磨きの方法です。歯磨きをすると痛みを感じることがあります。触ると出血しやすいこともあります。②クレフト歯茎がV字やU字の裂け目のことです。原因は不適切な歯磨きの方法です。また裂け目にプラークが溜まりやすくさらに歯茎が腫れてしまうこともあります。③歯肉退縮歯茎が下がってしまい歯が長く見えたり、根が見えてしまいます。(根が出てくるとしみやすくなるので注意が必要です)原因は歯周病や不適切な歯磨きの方法、不十分な口腔ケア、歯ぎしりやくいしばりです。特に歯ぎしりは、年齢が若くてもお口の中の歯全体で歯肉退縮が進んでしまうので、専用のマウスピースを作って予防をするなど対策が必要です。④擦過傷歯茎が傷つき擦り傷のようになってしまいます。原因は強い力で歯磨きをしたり、硬い歯ブラシを使うこと。硬い食べ物が当たって一時的になることもあります。長く使って歯ブラシの毛が開いてしまっているにも関わらず使い続けると、歯茎を傷つけてしまい擦過傷になってしまいます。⑤フィステル歯茎におできのような赤くプツっとしたものができてしまい押すと膿が出てきます。これは歯茎が腫れているだけではなく、歯の根の先端に膿が溜まっている状態です。噛むと違和感や浮いている感じがします。このフィステルを治すには、歯茎の表面を消毒するだけでは効果がなく、歯の神経の治療が必要になります。かぶせものが入っている場合は壊して取り除き、神経が腐っている場合は歯の真ん中に穴を開けて中の腐敗物を取り除いていきます。何回か治療をして膿が出ると、このフィステルも消失していきます。⑥歯肉炎歯周ポケットに歯垢(プラーク)が溜まり、歯茎が赤く腫れ炎症を起こします。この時はまだ痛みはありません。歯と歯の間の歯茎は丸くなり、やや膨らみが見られます。色も赤くなって少しの刺激で出血しやすくなります。消毒と適切な清掃で改善していきます。⑦歯周病歯肉炎が更に進行していくと歯周ポケットは深くなり、さらに汚れがたまって骨が溶け始め歯がぐらぐらしてきます。骨が歯を支えられなくなると歯が抜けてしまいます。以前は 『歯槽膿漏』 と言っていました。歯周病の原因は、不適切な被せ物などの補綴物、喫煙、歯石、食生活、歯磨き習慣、遺伝、全身疾患、外傷性咬合、歯ぎしりやくいしばりなど様々あります。歯周病は成人の90%が罹患していると言われている現代病です。歯茎の異常の中で最も怖く、しかもとても日常的な病気なのです。このように、歯ぐきに関して様々な異常があります。もともと歯茎の状態が良くない人もいますが、実は毎日の歯の磨き方や歯ブラシが適切にできていないことで歯茎の異常が起こってしまうのです!そのため、自分の歯並びに合った方法で歯ブラシを行うことが大切になります。しかし、どんな歯ブラシを使ってどのように磨くのが正しい歯ブラシの仕方なのでしょうか?歯ブラシの仕方は人それぞれで違ってきます。そのため、自己流ではを磨いていると、歯垢が取れないばかりか、歯茎が悪くなってしまう可能性があります。歯科医院では、虫歯やお口の病気を治すだけでなく、普段の歯ブラシなどのホームケアに関して適切なアドバイスをすることができます。私達専門の資格を持った歯科衛生士や先生に是非お気軽にご相談下さい!また、毎日の歯磨きがとっても大切になるので、食べた後は歯磨きをするように心がけましょう!DH 関
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口臭を予防しよう
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今年初めの歯科ブログは、 『口臭を予防するには?』 です。口臭は他の人のニオイは気になりますが、自分のニオイはなかなか分からないものです。どんな人でも生理現象として、ある程度は口臭があります。そのため過剰に気にする必要はありませんが、ある程度の口臭は周りの人の迷惑にもなるので、できるだけ取り除くように努力しましょう。今回はこの、『口臭の予防方法』 について説明いたします。口臭の種類は?口臭の種類は大きく分けて次の3つがあります。1 口の中が原因のもの2 胃など、口の中以外が原因のもの3 精神的なもの2の口の中以外が原因なものは、のどや扁桃腺の炎症、呼吸器や胃腸などの消化器、ピロリ菌による胃潰瘍、逆流性食道炎、吐しゃ物、糖尿病が口臭となってにおう場合があります。これらが原因となる場合は、病院の消化器内科に受診しましょう。におう食べ物として有名なにんにくやニラ、またたばこを吸ったり、お酒を飲んだ場合も口臭が発生します。ただしこの場合のにおいは、口の中に残った物が臭うわけではなく、消化、吸収された成分が血液によって肺に運ばれ、吐く息に混ざって出てくるのです。ですから頑張って歯を磨いても数時間は口臭が発生します。3の精神的なものだと、物理的に原因を取り除いても問題が解決されません。この場合も総合病院で相談されることをお勧めします。ただし本人は実際に口臭があると思うわけなので、解決は難しいです。とはいえ、口臭に関して一番大きな原因は、1 の 『口の中が原因』 となっています。『口の中が原因』 の口臭の発生メカニズム口の中が原因の口臭には、食べ物の他に細菌から発生する臭気があります。歯石の奥にいる酸素を嫌う 『嫌気性菌』 は、食べかすや血液、粘膜のはがれたものを栄養に増えていきますが、同時に臭気を発生させます。これは 『揮発性の硫黄化合物』 と言われており強烈な口臭のもとになります。揮発性硫黄化合物は、硫黄成分なので硫黄が主成分の温泉のような卵が腐ったような匂いです。この臭気は毒ガスと同じで、口の中では歯周病を悪化させたり、活性酸素を発生させて癌になりやすくなってしまいます!嫌気性菌を取り除くには?口の中に残っている歯垢、歯石、それに舌の表面に残っている 『舌苔』 を取り除く必要があります。嫌気性菌は酸素を嫌うため、歯石の深い部分や舌苔の内側に存在しています。舌苔とは?舌苔とは舌の表面にたまった、白いかすのことです。これは食べかすと細菌が混ざったもので、最近の研究では口臭の主な原因はこの舌苔だということが明らかになりました。口臭を取り除いたり予防をするにはまずはこの舌苔を取り除きましょう。舌苔を取り除くには?歯ブラシで舌の表面をごしごし磨くと、歯も表面にある味覚を感じる 『味蕾』 という組織を傷つけてしまう可能性があります。薬局では舌を磨くための 『舌磨き』 が売っています。500円前後とそれほど高くはないので、できればこの舌磨きを使用するようにしましょう。舌の磨き方・舌を磨くときは、鏡を観ながらしっかりと舌を前に出しましょう。・舌の先端には舌苔はあまりないので、できるだけ舌の奥から汚れを掻き出しましょう。・もしも嘔吐反射が強いせいで舌の奥を磨くときにオエッとなってしまう人は、無理をしないでできる範囲で磨きましょう。・舌磨きは歯ブラシと異なり、1日1回で十分です。あまり一日に何度も舌を磨くと舌を傷つけてしまいます。歯垢・歯石も取り除きましょう口臭の主な原因は 『舌苔』 ですが、それ以外に歯垢・歯石もひどくなると臭気を発生させます。歯垢は適切な歯ブラシで取り除きます。歯石に関しては、もはや歯ブラシなどのセルフケアでは落とせませんので、歯科医院で取り除いてもらいましょう。歯周病がひどくなると、歯ぐきが腫れあがり出血して、口臭はもちろん歯ブラシが当たるだけで痛いので歯ブラシができず、さらにまた歯垢歯石がたまり、と悪循環になって最後は歯が抜けてしまいます。この場合、歯科医院でも1回ですべての歯石を取り除くことはできません。何度か通院が必要ですが、口臭を取り除くことはもちろん、歯を守るためにも頑張って通いましょう。