谷村歯科医院ブログ
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知覚過敏について
こんにちは!いよいよ梅雨明けも近づき夏本番も迫ってきましたね!!本格的な暑さになり冷たい食べ物や飲み物が欲しくなる季節がやってきました⭐️ 7月25日は知覚過敏の日🦷 725(夏氷=冷たい食べ物)が由来になったそうですよ! ですが、冷たい物を食べると「歯がしみて痛い!」と感じる方はいないですか? このような症状が知覚過敏なんです。知覚過敏の症状があると冷たい物が美味しく食べれないですよね( ; ; ) これは虫歯ではなく、歯の表面にあるエナメル質がすり減ることで、歯の根っこに刺激が加わるとしみるような症状が起こります。 大きな原因は過度のブラッシングによる歯のすり減りや歯ぐきの退縮です。 このしみる症状は、歯の表面をおおっているエナメル質が失われて、中にある象牙質がむき出しになることで起こります。 象牙質にはパイプ状の穴が多数開いている為、ここから神経に刺激が伝わり痛みを感じます。 逆に象牙質にスメア層という層や再石灰化層ができたり、パイプ状の穴が細くなったり塞がったりすると痛みを感じにくくなくなります。 【知覚過敏になりやすい歯】 ・歯肉が退縮している歯 歯肉の位置は加齢とともに少しづつ下がってきます。 それに伴い歯の根っこが露出し、象牙質がむき出しの状態になります。 歯の根っこには、歯冠部(歯の頭の部分)と違ってエナメル質が表面になく、象牙質がむき出しの状態です。 そのため、少し歯肉が下がるだけでも過敏に刺激を感じやすくなります。 加齢以外にも、歯周病や過度なブラッシングにより歯肉が下がることもあります。 ・歯ぎしりや食いしばりによってひびが入った歯 歯ぎしりやくいしばりの癖があると、歯がすり減る、または歯に亀裂が入ってしまうことによりしみる症状が出る場合があります。 そうすると、歯の内部にある歯髄に刺激が伝わりやすくなります。 ・咬耗が起きている歯 歯は使っていれば、少しづつですがすり減っていきます。 その結果、エナメル質が無くなって象牙質が露出することがあります。 象牙質が出てくることでしみるようになっていきます。 ・ホワイトニング後の歯 ホワイトニングの施術中や施術後に、薬剤の刺激による一過性の知覚過敏が起こることがあります。 特に強力なホワイトニング剤を使った後はしみやすくなったり、歯髄が炎症を起こして神経を取ることになる場合があります。 【治療法】 知覚過敏にならないような予防や治療方法には以下のものがあります。 ・正しいブラッシングをする 過度に力を入れて歯磨きをすると、エナメル質が徐々に削られて知覚過敏を起こす場合があります。 正しいブラッシングをすることでが大切です。 どうしても力が入りやすい方は、手先が柔らかい歯ブラシがおすすめです! また歯ブラシの持ち方を力が過度にならないようなペングリップにするのもお勧めです。 ・知覚過敏用の歯磨き粉を使う 乳酸アルミニウム 、硝酸カリウム この2つが知覚過敏を予防する主な薬用成分です。 成分表をみてこの2つが含まれている物を使ってみるのもいいと思います! 薬局にはさまざまな知覚過敏予防効果がある歯磨き粉が販売されています。 逆に着色を落とす効果が高い歯磨き粉は研磨剤が入っており、しみやすくなるので使わないようにしましょう。 ・歯ぎしり、くいしばりに気をつける 日頃、噛み癖、くいしばりがある方は意識して無くせるように気をつけましょう。 夜間に歯ぎしり、くいしばりがある方は、睡眠時にマウスピースを装着して、歯に過度な力がかからないようにしましょう! 当院でもマウスピースをよく作成しています。 歯型を取ってプレスして作成しているので、とてもフィット感の良いマウスピースが出来上がります。 知覚過敏は一時的にしみるのが特徴です。 ずっとしみていたり、ズキズキ痛む場合は、実は気が付かないところに虫歯があるかもしれません。 しみるのが強い、気になる方は、是非当院スタッフまでご相談ください⭐️ 歯科衛生士 辻村
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セラミック 対 ジルコニア どっちが良いの?
みなさんこんにちは( ¨̮ ) 歯の治療を受けて型を取った際につめ物やかぶせ物の説明をされますが、たくさんの種類があってどれを選択すれば良いのか悩んだことがある方も多いかと思います! 今回は自然な歯にできるだけ近く、見た目を美しくする観点で治療を行う場合の候補にあがる、『オールセラミック』と『ジルコニア』についてお話していきます。 【ジルコニア】 ジルコニアは二酸化ジルコニウムのことで、人工のダイヤモンドともいわれています。ジルコニアは主に宝飾品に使用されていましたが、近年では歯科治療でも使用されるようになりました。人工のダイヤモンドと呼ばれることからも分かるように、強度と耐久性があります! また、他のセラミック治療と同様に審美性に優れていて従来金属を用いていたブリッジなども金属を使用せず、かつ美しい歯を作ることが可能になりました。金属を使わないことからアレルギーの心配もありません。 【セラミック】 セラミックは陶材やガラスに似た成分です。強度に関してはジルコニアに劣りますが、天然の歯に近づける色調の再現や透明感の表現で優れています。また、お茶碗を洗うと着色などなく綺麗になるように、セラミックも汚れがつきにくい材質となっていて汚れがつきにくいということはその周囲を清潔に保つことができます! 【見た目の比較】 ジルコニアは透明感に欠け、白っぽく見えてしまうのが弱点でしたが、ハイトランスという透過率50%のジルコニアも登場してきたことで審美的に問題なく自然な見た目が再現可能になってきました。(強度は従来のものよりも劣ります) それでも歯の性質は人それぞれなので他の歯の透明感が強い方ではどうしてもジルコニアで満足いく色調にできない可能性もあります。 その点、セラミックの場合は比較的自由な色調が再現可能で、透明感と立体感のある自然な見た目に出来るのが特徴です! 【耐久性の比較】 オールセラミックは、セラミック(陶器)だけで作られた材質です。一方、ジルコニアはオールセラミックよりも優れた強度を持ちます。オールセラミックは、噛み合わせが強い奥歯や歯ぎしり・食いしばりで力の加わる奥歯に使用すると、割れるリスクがあります。 【ジルコニアとセラミックの寿命】 元々の自分の歯の硬さ400MPaといわれていますが、セラミックは400MPaとほとんど同じです。平均的な寿命は10~15年といわれています。ですが、メンテナンスをしっかり行えば一生持つともいわれています! 一方ジルコニアは、硬さは 1300MPaといわれており、使用していく中で割れることはないのですが、向かい合っている歯(対合歯)を傷めてしまうリスクがあり寿命は10年程度といわれています。(ジルコニアの表面を滑沢に磨けば対合歯を傷つけるリスクは少ないです) ジルコニアもセラミックと同様にメンテナンスをしっかり行えば一生持つともいわれています! 【詰め物、被せ物を入れたあとのメンテナンスについて】 歯ぎしり・くいしばりがある方はつめ物やかぶせ物を綺麗に入れたとしてもかなり負担がかかりますので、歯ぎしり・食いしばりから歯を保護する『マウスピース』を作ることをおすすめします! 寝てる間につけていただき、歯への負担を減らします。 また、せっかく治療をして良いものを入れても口腔内が清潔な状態でなければ、また新たな虫歯や歯周病によって歯の寿命が短くなる可能性があります。 治療が終わった後も定期的に検診を受け、口腔内を清潔に保ちましょう! 【最後に】 つめ物やかぶせ物は治療部位や噛み合わせ、全体のバランスなど様々なことを加味して、どの種類のものが適応しているか考える必要があります。 なかなかご自身ではどれが適しているのか分かりにくく、悩んでしまいますよね。 値段もそれぞれ違ってくるところなので、そういったところを踏まえて考えていただき、1番ベストの選択ができるようお手伝いしますのでご検討の際はぜひご相談ください! 歯科衛生士 池田
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スポーツと歯の関係
みなさんこんにちは! 梅雨が始まろうとしていて、お天気もなんだか寒かったり暑かったりで困りますね💦 今回はスポーツと歯の意外な関係性についてお伝えしていこうと思います! 世界のホームラン王、王貞治さんは、現役を引退する頃には奥⻭がボロボロだった…という有名なお話があるようですが、みなさんはご存知でしたか? これは、ボールを打つ時に奥⻭をグッと噛み締めていたからです。 ちなみに、フィギュアスケートの浅田真央さんも、以前インタビューで「ジャンプのときに奥⻭を噛みしめるため、⻭が欠けることがある」と答えていたことがあるそうです。 時速150キロのボールを打ったり、フィギュアスケートでジャンプする時、アスリートたちの奥⻭には数100グラム〜1トンもの負荷がかかるのだとか。 人は奥⻭をグッと噛み締めることで、重心が安定し、体がスムーズに動くようになります。 そのため、一流アスリートたちの⻭はボロボロになるわけです。 ちなみに、メジャーリーグでも活躍したイチローさんは、1日に5回⻭を磨いて、良い状態を保つようにケアしていたそうですよ。 頑丈な歯があるからこそ一流の選手になれるのでしょうね! また、スポーツでトップを目指す子どもたちは、早いうちから⻭列矯正をしてかみ合わせをよくするのだそうです。 なぜなら、噛み合わせが悪いと、脳や顎への刺激が正しく伝わらないからです。 トップアスリートはもちろん、私たちが日常生活を送る上でも、⻭並びや噛み合わせが悪いと、仕事や勉強に集中できない……ということが起こってしまうのです。 スポーツによる外傷 スポーツによる前歯の外傷は野球やサッカー、バスケットボールなどの球技スポーツでは、飛んできたボールがあたったり、人との接触事故による歯の破折や脱臼などの事故が多くあります。 そのためにスポーツ選手は『マウスガード』と呼ばれるものを着用します。 マウスガード(スポーツ用マウスピース) とは… スポーツ中に起こる歯や口のケガを未然に防ぎ、大切な歯を守ってくれるプロテクター(安全具)です。 マウスガードの着用がルールで義務付けられているのは、ボクシング、キックボクシング、ラグビー、空手、テコンドー(世界テコンドー連盟)などがあります。 永久歯は一度失うともう生えて来ません。 折れてしまっても再生しません。 スポーツで失う歯は圧倒的に上顎の前歯が多いとされています。 食べる、話す、表情を作るなどの働きが失われてしまう可能性があります。 スポーツ競技で義務付けられていなくても、身の安全を守ることが大切です。 スポーツをやってる方、もしくはこれからスポーツをしようか考えてる方はぜひマウスガードを作ってみてはいかがでしょうか! 歯科衛生士 山口
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オレンジ色の汚れってなに?
こんにちは!^ - ^ 過ごしやすい、さわやかな季節になりましたね! 連休明けは体調を崩しやすいので、気をつけていきましょう🌿 さて、今日は歯の表面についているオレンジ色の汚れについて説明していきます! オレンジ色の汚れってなに?っていう方が多いと思います。 普通なら歯垢は白色をしていますが、ずっと同じ箇所に歯垢が溜まっていると白色からオレンジ色の歯垢へと変わっていきます😵 そうすると、歯ブラシではなかなか落ちづらいため、初期の段階で適切にブラッシングで除去されないと、しだいに厚みが増していき、黄色やオレンジ色の汚れになっていきます🥲 歯面に強固に付着しているので、ブラッシングだけでは除去できない場合が多いです! また、歯垢がしっかりついているため、歯垢を取ったら初期虫歯や虫歯があるケースもあります。 なので、歯科医院に行き、歯垢を落とす専用の器械でオレンジ色の歯垢を落としてもらいましょう! 歯垢が特につきやすい所は、歯頚部(歯の歯肉の境目)です。 歯ブラシが当たりづらく、歯垢が残りやすいところになるので、意識して歯ブラシを当ててみましょう!♪ オレンジ色の歯垢は小児でよく見られますが、大人でも付着するので、鏡でチェックしてみてください✔︎ 特に歯垢がつきやすいのは口腔内乾燥(ドライマウス)をしている方です。 本来、唾液の自浄作用(お口の中の食べかすや細菌を洗い流し、お口を清潔に保つ作用)が働き、歯垢や歯石を付きにくくしてくれます。 しかし、口腔内乾燥している方だと唾液の分泌する量が減るので、お口の中や歯の表面の汚れを洗い流す機能が下がり、歯の表面が汚れやすく歯垢が溜まります。 その為、唾液が出てる方よりもしっかりブラッシングをし歯垢を落とさないと虫歯になるリスクが高まってしまいます、、 虫歯にならないためにも、丁寧なブラッシングをして、定期的に口腔内全体を歯科医院で見てもらいましょう!🦷✨ ただ、定期的に歯科医院に来院してもセルフケア(お家でのケア)ができていないと虫歯になるリスクが増えてしまいます。 どんなものがあるのか見てみましょう! ○電動歯ブラシ 普通の歯ブラシのように擦ることによって歯垢を落とすのではなく、歯垢を振動によって粉砕していきます。歯ブラシが使いづらい人は電動歯ブラシを使ってみるのもいいかもしれません。 デメリットとしては、振動の刺激によって歯ぐきや歯を痛めてしまうこともあります。 電動歯ブラシを使う時に力を入れすぎてしまい歯ぐきや歯を傷つけてしまっては逆効果になります。 ○手用歯ブラシ お口の中の汚れを取り除き、清潔に保つためのものです。 歯の表面や歯肉付近に蓄積するプラークや食べカスなどを除去できます。 また、汚れをとるだけでなく、ブラッシングによる歯肉への適度な刺激は歯肉のマッサージにもなり、歯周疾患予防の役割もあります。 ○デンタルフロス 歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間の狭い隙間に通して、歯垢をかき出すことができます。 歯ブラシだけだと歯垢は約61%しか取れていません。デンタルフロスを使用すると約79%も除去率が上がります😌 歯と歯の間は特に虫歯になりやすいので、ぜひ使ってみてください! ○タフトブラシ 毛束が1つのヘッドの小さな歯ブラシです。 普通の歯ブラシでは毛先が届きにくいところの清掃に適しています。 特にみがき残しやすい「歯と歯の間」や「歯と歯肉の境目」のプラーク(歯垢)を効率よく除去することができます。 歯垢がついている場所によっては、歯ブラシでは除去できにくいところがあるので、他の掃除用具を使用して虫歯や歯周病を予防していきましょう!! 歯科衛生士 楠
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睡眠と口腔顔面痛
こんにちは、口腔外科医の鈴木孝美です。 今回は、『睡眠と歯や顎の痛みが関係している』というお話をします。 睡眠が順調でないと、様々な原因により人の健康に影響を与える可能性があります。 睡眠時無呼吸症候群などの睡眠関連の呼吸障害は、心血管疾患や高血圧のリスクを高める可能性があり、糖尿病にかかりやすくなったりします。筋肉や骨は睡眠不足に対してとても弱く、関節リウマチ、腰痛、顎関節症などを発症している患者さんの90%が睡眠不足だったとの論文もあります。 口腔顔面痛領域では、睡眠障害が咬む筋肉の痛みや頭痛を引き起こす可能性があります。 睡眠の定義と私達が眠る実際の理由は、人生の謎の1つであり続けています。その謎を考えてみましょう。 基本的な睡眠は、非急速眼球運動睡眠(ノンレム睡眠)と急速眼球運動睡眠(レム睡眠)に分類され、人間はこのノンレム睡眠とレム睡眠を交互に発生して、眠っています。 ノンレム睡眠は、総睡眠時間の80%を占めてほとんどの体と脳はここで回復します。 レム睡眠はほどんどの夢がこの状態で発生するため、夢睡眠とも呼ばれます。 レム睡眠は、脳の活動状態が覚醒状態と類似しています。しかし脳は活動しているが、筋肉の麻痺があるために、睡眠中に夢を行動できない仕組みとなっています。 口腔顔面痛に関連する最も一般的な睡眠障害は次の3つです。 ① 不眠症 ② 無呼吸症候群 ③ 歯ぎしり この中で今回は③の『歯ぎしり』についてお話致します。 歯ぎしりの定義は、『歯の食いしばりまたは研削、および下顎骨のブレースと突き刺しを特徴とする咀嚼筋活動』です。 睡眠中に歯ぎしりが起こると、日中の歯ぎしりとは違って、顎関節症を引き起こす可能性があると言われています。 睡眠中の位置に関しては、歯ぎしりの74%が仰臥位(仰向け)で、側方位は23%であることが分かっています。 睡眠中の歯ぎしりは、歯と歯に詰めた人工的な修復物を壊したり取れたりすることがあるため、歯ぎしりをしても歯と歯がぶつからないようにする必要があります。 歯を保護するには一般的に歯にかぶせる『マウスピース』があります。 このマウスピースですが、上の歯にカバーをします。ただしあまりにも歯ぎしりが強度で、下の歯にダメージが行く場合は下の歯にもマウスピースを装着します。 更にマウスピースの素材ですが、ペットボトルのように硬いハードタイプとシリコンのように柔らかいソフトタイプがあります。 歯ぎしりは、自分の歯やつめ物やかぶせ物を摩耗させたり壊したりする危険があり、歯以外にも顎の痛みや引っ掛かり(顎関節症)を引き起こします。 これらをしっかりと防ぐには、ハードタイプのマウスピースが必要です。 ソフトタイプのマウスピースは一見楽そうに見えますが、厚みがハードタイプより厚く、強い歯ぎしり食いしばりでちぎれたり、噛むと動いて顎関節に痛みが出てくることがあります。 そのため当院でお作りするマウスピースはハードタイプになります。 現代人の日常生活は、十分な睡眠をもたらさないことが多いです。 多くは睡眠障害に関連しており、良い睡眠を得るのが必要になっております。 よりよい睡眠を得るには次の10の項目があげられます。 ① 平日と終末の両方で定期的な起床時間を維持する。 ② ベッドでの過度の時間を避ける。 ③ 交代制で働く場合を除いて昼寝を避ける ④ 就寝前に食べ物、カフェイン、アルコールを避ける ⑤ 夕方ではなく一日の早い時間に定期的に運動する。 ⑥ 就寝前にリラックスできる何かをしてみる ⑦ 睡眠が困難な場合は時計を見ないようにする ⑧ お腹が空いたら寝る前には軽食を食べるだけにする ⑨ 寝る前に心配しないようにする。 ⑩ 寝る前にはお風呂に入って、眠りにつく時間をゆったり迎える。 健康を保つために、歯の具合も良好でないと不便です。 当院では虫歯や歯周病とともに歯ぎしり・食いしばりのある患者様には治療が一段落した段階でマウスピースをお作りしていますので、安心してお任せ下さい。 お口の中の健康は全身の健康に繋がります。 歯科医師 鈴木孝美
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お子さんの歯磨き攻略法!
みなさんこんにちは( ¨̮ ) 皆さんはお子さんの歯磨きスムーズに出来ていますか? 親御さんの「しっかり虫歯予防をしてあげたい!」という気持ちとは裏腹に、なかなか歯磨きをさせてくれないお子さんが多いと思います。 今回はなぜ歯磨きを嫌がるのか、そしてどうしたらスムーズにお口のケアをする事が出来るのかを一緒に考えていきたいと思います! 【子供が歯磨きを嫌がる理由】 ・お口の中を触られるのが嫌 歯磨きに慣れていないお子さんでしたら、歯ブラシがお口に入るのは不快に感じてしまいます。 特に歯茎や舌などの歯以外の部分に歯ブラシが当たると、刺激を感じやすいため、拒否反応を示してしまう恐れがあります。そのため、小さい頃から徐々に慣らしていく必要があります。 ・遊んでいるので磨きたくない 遊んでいたり、絵本やテレビを見ている途中で強制的に歯磨きをしてしまうと、意識や行動の切り替えができないため、歯磨きを嫌がる原因になります。 子どもの様子を伺いながら、落ち着いたタイミングをみて歯磨きをしましょう。 ・歯磨きが怖いから嫌 夜は親御さんも疲れている時間帯になります。 スムーズに歯磨きができない場合、お子さんが嫌がっていても無理やり歯ブラシをしたり、場合によっては押さえつけて歯ブラシをしているかもしれません。 そうした経験や記憶が重なってくると、「歯磨き=怖い」というイメージが植え付けられ、歯磨きが嫌になることがあります。 お子さんが上手く歯磨き歯磨きができなくても、落ち着いて優しく対応するようにしましょう。 ・仕上げ磨きが痛い 皆さんは歯ブラシ、正しく持てていますか? 歯ブラシの正しい持ち方は鉛筆と同じ持ち方です。 持ち方が正しくないと必要以上に力が入ってしまい、赤ちゃんが痛みを感じる原因となってしまいます。 【年齢的の磨き方】 ・0歳 生後6~9か月頃から前歯が生え始めます。 清潔なガーゼ等で歯を拭いましょう。 1歳半の健診を受けた子どもの内、2~5%に、虫歯が見つかると言われています。 将来歯が生え始めて、いきなり歯ブラシをして嫌がれたりしない為にも、実はこの時期からお口の中に触れて慣れさせる事が重要となってきます。 歯磨きの歌の動画を流してみたり、頬を触るなどのスキンシップをとってみるのも効果的です! ・1歳 上下の前歯が生え揃います。 上の前歯が生えてきたら「本人用」と「仕上げ磨き用」の2本の歯ブラシを用意して、いよいよ歯ブラシをスタートさせます。 食事をしたら歯を磨くということを習慣化させましょう。 ・1歳半 奥歯(第1乳臼歯)が生え始めます。 生えたての奥歯は食べかすや歯垢が非常に溜まりやすい形状になっており、虫歯の原因菌であるミュータンス菌も、奥歯が生え始める頃から口の中に定着してくると考えられています。 加えて、甘い飲み物やお菓子を口にするようになり、虫歯の危険度が高まります。 また、できればこの頃までに卒乳する事をおすすめします。 ・2歳 前歯と奥歯の間の歯(乳犬歯)が生えます。 イヤイヤ期の歯磨きは「頑張ってるね」「えらいね」など上手く褒めながら磨きましょう。 特に前歯の裏、奥歯の溝など虫歯になりやすい場所から磨く工夫をすると良いでしょう。 ・3歳 1番奥の歯(第2乳臼歯)が生えてきます。 乳歯20本が生え揃う3歳児健診では、噛み合わせのチェックも可能となります。 虫歯になりやすい奥歯の歯と歯の間はできるだけフロスを使用しましょう。 【嫌がらないための工夫ポイント】 ①小さい頃から慣れさせる はじめは歯の本数も少なく、無理に磨く必要はありません。 歯ブラシが歯や歯茎に当たる感覚を早いうちから覚えさせてあげましょう。 最初のうちは持ち手が丸く、柄の短い赤ちゃん用の歯ブラシがおすすめです。 慣れてきたら自分で持たせてあげて、口に入れたり噛んだりして慣れさせてあげましょう! 必ず転んだりして喉の奥を突かないよう見守ってあげてください。 ②好きなキャラクターや色の歯ブラシを使う 歯ブラシにはたくさんの種類があります。 ある程度の年齢になると、好きなキャラクターや色があると思いますので、そのキャラクターや好きな色の歯ブラシを使うことで、毎日の歯磨きの時間が楽しみになります。 薬局や歯科医院でお子さんと一緒に歯ブラシを選びましょう! ③味や香りのある歯磨き粉を使う フルーツの味や匂いがあるものが多いので、お子さんの好きなものを選んであげましょう。 何種類か用意して、歯磨きの前に一緒に選んだり、混ぜたりしてみるのも、歯磨きの時間が楽しくなるポイントです。 ④親御さんも一緒に磨く いくらやり方を教えても、子どもはいきなり自分では歯磨きはできません。 親御さんも一緒に歯磨きをしてやり方を見せてあげましょう! そして、会話やスキンシップも交えながら歯磨きの時間を楽しい時間にすると良いです。 ⑤歯磨きをする時間を決める それまで楽しく遊んでいたのに急に歯磨きとなると、多くのお子さんは嫌がるでしょう。 きちんと、「◯時からは歯磨きの時間」と決めて習慣化すれば、遊んでいても切り替えられるようになり、歯磨きが嫌でなくなるでしょう。 ⑥歯磨き動画やアプリを活用する どうしても歯磨きを嫌がる、ぐずって仕上げ磨きをさせてくれない場合に、歯磨きの動画やアプリを活用することもおすすめです。 可愛いキャラクターと一緒に歯を磨けることで、やる気のスイッチを入れてあげましょう。 ⑦歯磨き後に褒める 歯磨きが終わった後は、大げさなくらいしっかりと褒めてあげましょう! もし上手くできなかったり、途中で終わったとしても頑張ったことを褒めるようにしてあげましょう。 褒めることで、歯磨きを好きになってもらいましょう! 【まとめ】 お子さまの虫歯の予防として、歯科医院でのフッ素塗布やシーラントなども大切ですが、それよりも大事なのが毎日のお家でのケアです! どれだけ定期検診に来ていただいていても、お家でのケアができていなければ虫歯のリスクは高くなってしまいます。 毎日の積み重ねを大切にし、虫歯に負けない丈夫な歯を目指しましょう! 歯科衛生士 池田
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インプラントの歴史について
みなさんこんにちは(*´▽`)ノ いろんなことが新しく始まる4月ですね! 新学期、新社会人などにわくわくしていると思いますが、ぜひ新生活に向けて検診に来てくださいね☺️ 今回は1度は耳にしたことがある"インプラント″について面白いお話しをしたいと思います。 まず皆さんはインプラントがどのようなものか知っていますか? インプラントは人工歯とアバットメントと呼ばれる連結部分とフィクスチャーと呼ばれる人工の歯の根っこでできています。 なんと!このインプラントの始まりはうさぎ🐰なんですよ!面白いですね〜 ウサギとインプラントがどう関係するの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 「インプラント」とは、人工の目であったり耳であったり…臓器といわれるものに医学的にいろいろと応用されている、体に埋め込む器具の総称のことです。 歯科の世界でインプラントと言うと、“歯科用インプラント”といって、失ってしまった永久歯の代わりに使われている“第三の歯”というイメージでしょうか? 最近はとてもよく聞く治療法になってきているので、ご存じの方も多いと思います。 大切な歯が事故などで失われてしまった時の選択肢として、入れ歯やブリッジなどの治療方法がありますが、歯科用インプラント治療は、歯の根の代わりになるチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着し、噛めるように機能の修復をしたり、見た目の審美性を整えたりします。 今では日本でもインプラント治療を行っている歯科医院はたくさんありますが、ではそのはじまりは?となると、タイトルにもあるようにウサギと関係してくるのです。 その歴史は、1952年スウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士が発見したある現象から始まります。 博士がウサギの体内にチタン製の器具を埋め、後から取り出すという実験をしていたところ、偶然にも骨と器具が強固に結合してしまい外すことができなくなってしまうということがありました。 この出来事から、博士は様々な検証や実験を重ね、「チタンが諸条件を満たせば拒否反応もなく骨と強く結合する」と、私たち人間に応用ができるまでに構築していきました。博士はこの方法をオッセオインテグレーション(骨結合)として発表しました。 ブローネマルク博士は、このチタンと骨組織がピッタリと結合してしまうという現象を歯科治療に応用できないか?という考えからチタンと骨組織の研究を続け、 1965年に初めて実用化されたのがチタン製の人工歯根(インプラント)を使った治療なのです。 日本においては、このオッセオインテグレーションの技術が応用されたインプラントは1983年に東京歯科大学で開始されたそうです。 このような実験中の偶然によって発見されたインプラント治療の原理は、まさに画期的なものでした。 顎の骨と結合したインプラントは、天然の永久歯と同じように咬め、しっかりとメインテナンスを続ければ簡単に外れることなく永続的な使用に耐えるのです。 このような優れた耐久性と、もとのように噛めることから、インプラントは「第二の永久歯」とまで呼ばれ、失われた歯を再生するに近い、優れた歯科治療とされているのです。 インプラント治療は歯を失われた方にとっては、その不自由さを軽減してくれるとても便利な治療法になります。 ただし、しっかりとした技術と知識が必要な治療法でもあります。 もし、インプラント治療をお考えの方は、そのメリット・デメリットなどをきちんと説明させていただくのでお気軽にご相談下さい! 歯科衛生士 山口
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歯ぐきが下がる
こんにちは(^^) 暖かい日が多く、春を感じますね🌸 突然ですがみなさん、歯茎が下がる原因って知ってますか? ①歯周病 歯周病になると骨が破壊されて溶けてしまうので、それに伴って歯茎も下がっていきます。 ②ブラッシングの力が強すぎる 歯ブラシを力任せにゴシゴシやっていると、歯茎が傷つき下がってしまいます。 ③歯ぎしり・食いしばり 寝ている間や無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりなどをしていると、歯や組織に過剰な負担がかかり骨が下がってしまい歯茎が下がる原因となってしまいます。 ④詰め物や被せ物が合っていない 詰め物や被せ物にずれがあると、その部分の歯茎に炎症を起こして歯茎が下がってしまうことがあります。 ⑤爪を噛んだりする癖がある 歯を支えている組織がダメージを受けてしまい歯茎が下がることがあります。 ⑥歯並びが悪い 歯列から外にはみ出している歯の外側の骨が薄かったり、歯磨きをする際に他の歯より力がかかりやすいために、歯茎が下がりやすくなります。 ⑦矯正治療の影響 成人になってから歯列矯正を行うことにより、歯茎が下がってしまうことがあります。 これは、もともと重なっていて歯茎がダブついていたのが歯を並べたことによって引き締まったため下がったように感じます。 ⑧加齢 歯茎に異常がなくても、加齢によって徐々に下がってしまうことがあります。 と、様々な理由が考えられます。 歯茎が下がることによる症状として ・歯根が露出することでしみるたり不快感が出る ・歯の出ている部分が多くなるので歯が長くなったように見える ・歯がぐらぐらする といったことがあげられます。 何か当てはまる事はありましたか? 気になったらすぐ歯科医に相談しましょう! ■そういえば、歯医者っていつからあるんでしょう…? 701年(大宝元年)に定められた『大宝律令』などには、医学生の学びの対象として目耳口歯科と明記されているそうで、当時は目、耳、口、歯は1つの科でした。 また16世紀半ばには木を彫って作った「木入れ歯」が実用化されました。 元々は仏師が作っていましたが、江戸時代になると「入れ歯師」と呼ばれる専門の職業が定着します。 さらに幕末から明治維新にかけては「入れ歯師」の他にも、「口中医(こうちゅうい)」や「開業歯科医」、「歯抜き師」、そして街で薬を売ったり抜歯をしたりする「香具師(やし)」といった様々な専門家が出来上がり、現在の歯科の領域を分けてきたそうです。 その後、1883年(明治16年)に新たな歯科医籍が作られ、医師と歯科医師は法的に分けられたのでした。 現代とは違い設備が全く整っていない時代でも、その時にできる範囲の処置をその時代の人が考え工夫して今に至ると思うと凄いことですね! いつの時代でも大切な自分の歯。 自分でしっかり守っていきましょう。 歯科アシスタント 松本
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飲んだ薬はどのようにして体の中で働くのか?
こんにちは、歯科医師の鈴木です。 今回は、飲んだお薬がどんな風に身体の中で働くのかをお話したいと思います。 薬を説明するには、難しい言葉ですが大きく二つに分けて 薬物動態PHAMACOKINETICSと 薬力学PHARMACODYNAMICSとがあります。 今回は薬物動態についてお話致します。 薬物動態は薬の体の内での移動=代謝を意味します。 ① 薬を飲む ② 血液への薬の吸収 ③ 血液から効かせたい臓器への薬の移動 ④ 薬の身体の外への排泄 以上の話を中心に説明します。 薬物動態 PHAMACOKINETICS お口から飲むお薬は、ほとんど十二指腸で吸収されます。 十二指腸は胃よりも酸性度が低いからです。 そして薬は肝臓から出ている代謝酵素によって代謝されます。 薬物代謝の主な目的は、肝臓で薬物をより溶性(水に溶けやすい性質)の高い形に変換し、腎臓、肺、胆汁、皮膚、便に排泄されやすくすることです。 肝臓は薬を代謝する重要な臓器であり、薬は主に大規模なシトクロムPー450(CYP)スーパーファミリー酵素によりほとんどの薬物はCYPによる生体内変換を受けます。 吸収されなかった物質は血漿中に残り、最終的に腎臓を通過して尿中に排泄されることになります。 薬の飲むとどのように血液中に薬が漂うかを示す表があります。 それを血中濃度曲線といいます。 血中濃度曲線 • 血液中の薬の時間経過は山型曲線を描く。 多くの薬は血液中の濃度が一定以上になると効き目が現れ、それ以下になると効き目が消えていきます。 • この血中濃度曲線は、その薬がどのくらいの時間で効き目を現し、いつまでそれが続くかなど薬の体内での行動を表します。 • グラフの1番高いところが最高血中濃度(CMAX)、そこに到達するまでの時間(TMAX)は、薬の効き目のスピードを知る目安になります。 • CMAXの半分に減るまでの時間が半減期(T1/2)で、半減期が長いほど薬は体の中に長く留まり、効き目が続きます。 • 濃度曲線の下の面積をAUCといい、これが大きいほど体の中で薬がたくさん利用された(=バイオアベイラビリティが高い)と判断できます。 では、次に連続して飲む抗生物質などを考えてみましょう。 薬を連続して飲むと、定常状態という薬に効果が出ている状態を考えてみます。 定常状態 (STEADY STATE) 薬が血中に入ってくる量と出ていく量が等しくなる状態 定常状態とは、薬を一定時間ごとに繰り返し投与する時、特に抗生物質があげられますが、身体の中で薬が効いている、有効域に達している状態を意味します。。 下の図はバンコマイシンという抗生物質を飲んだときの曲線です。 連続して飲む必要がありますが、なぜ一日三回毎食後飲まないといけないかというと、薬の有効域という薬がやっと効き出す領域にたどり着くまでには、最低4回目から5回目の服用で、やっと薬が効いてきているという事が分かります。 なので、連続して飲まないといけない薬は必ず用法を守って連続して飲んでいく必要があります。 今度は薬物排泄について考えてみましょう。 薬が体から排出される時間は薬を飲むのをやめたら、すぐに身体の中に薬がなくなるわけではないのです。 薬は連続で飲むのをやめると血液中の薬の濃度は半分になり、徐々に時間をかけて身体から薬の量が減っていき、時間がかかるのです。 このように薬の連続服用をやめても、薬の種類によっては、身体の中にまだ残っている薬もあります。 歯科でよく使う抗生物質は、この身体の中で残っている分も含めて3日間から4日間ときめております。 人間の身体は非常に複雑で、すごく精密にできていて、研究が進むとこのような複雑な代謝も解明されています。 複雑な薬の身体での代謝や分解を理解して、薬を処方しています。 ダイナミックな人間の身体はとても勉強していて面白いです。また論文などを拝読しましたら皆さまにお知らせいたします。 歯科・口腔外科医 鈴木孝美
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『歯』にまつわる情報について
こんにちは! 歯は全部で何本あるか知っていますか?歯があるのが当たり前になっていて、あまり気にしている方は少ないと思います。そこで歯について考えてみましょう! まず乳歯は20本、永久歯は(親知らずを含む)32本あります。 乳歯は永久歯と比べて小さく、エナメル質は薄く弱い為、むし歯になると急速に進行して神経まで達するような痛みを伴うむし歯になりがちです。 まずは下の前歯が生えてきたらガーゼなどでお手入れを始めます。 さらに上の歯が生えてきたら、一日一回は歯みがきが必要です。 さらに生え始めたばかりの歯(乳歯と永久歯)は菌に弱いため、虫歯になりやすく進行も早いです。 特に混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざっている時)は歯ブラシで磨きにくい為、親御さんが仕上げ磨きをしてあげるといいですね♪ さらに細かく見ていくと、歯の中の構造は『エナメル質』・『象牙質』・『セメント質』・『歯髄』『歯肉』・『歯槽骨』・『歯根膜』からできています。 歯が口の中に露出している部分を『歯冠』、歯冠より下の部分を『歯根』といいます。 『エナメル質』歯冠部の表面を被っている人間の身体組織の中で最も硬い組織です。 でも、酸に簡単に溶けてしまうはという弱点があります。 『象牙質』エナメル質、セメント質の内側にあり、歯冠部から歯根部までの歯を形づくる組織です。 エナメル質よりも柔らかく、酸に溶けやすい組織です。 象牙質には象牙細管という細い管が通っていて、管の中は組織液で満たされています。 『セメント質』歯根部表面を被っている組織で、歯根膜によって歯槽骨と結合しています。 『歯髄』一般に神経と呼ばれる組織で、神経線維のほかに血管やリンパ管などが通っています。象牙質に栄養を補給しています。 『歯肉』歯肉(歯ぐき)は、歯根を取り囲んでいます。歯肉はとても軟らかい組織であり、ちょっとした刺激で傷ついて出血したりします。 『歯槽骨』歯肉に包まれて歯を支えているのが歯槽骨(顎の骨)です。歯は歯槽骨のくぼみにしっかりと根を下ろして、物を噛む時などに加わる強い力に耐えています。 『歯根膜』歯根膜は歯周靭帯とも言われ、歯と歯槽骨の間をつなぎ、まるでクッションのように歯にかかった圧力を吸収・緩和しています。 また極端に固いものを噛んだ時に痛いと感じるのは、この歯根膜が圧力センサーの働きをしているからです。 歯は食べ物を噛み砕いて食感を楽しんだり、会話をする上での発音を助けたり、顔の形を整えてくれたりなど、役割があるので、1本1本大事にしましょう♪ ○8020運動 『8020運動』とは、日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。 20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。 そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。 食事は生活の中でもとても大切な事なので、年齢を重ねてもしっかり噛めて、味わえるように歯を大切にしていきましょう! その為には定期検診やセルフケア(お家でのケア)が大切です。 定期検診では、虫歯の早期発見、早期治療や歯周病の予防、歯垢、歯石除去などができる為、虫歯や歯周病が悪化する前に発見できます。そのため、最悪抜歯になるリスクを減らすことができます!! しかし歯科医院には毎日通うことはできないため、セルフケアが特に大切になってきます。 鏡を見ながら1本1本しっかり歯ブラシを当てて磨けるといいですね♪ 朝起きる時に細菌が一番増加するので、寝る前の歯磨きを丁寧にしっかり磨くのがおすすめです^ - ^ぜひやってみてくださいね! 歯科衛生士 楠