院長ブログ
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米国レーザー歯学会の大会に行きました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 2月5日から11日まで、米国レーザー歯学会 (Academy of Laser Dentistry :ALD) の年次大会(学会)へ参加しに行って参りました。 アメリカの学会に参加する目的は、歯科用レーザーの認定医の取得です。 この資格試験は世界75カ国以上の国の大学やメーカーに推奨され、ADA(アメリカ歯科医師会)公認の認定医試験なんですよ。 実は当院が使用している歯科用レーザーの機械に関する講習会が昨年の夏にありました。 その際に講師である永井先生が講習会の最後にこの学会について紹介していて、その後永井先生と連絡を取るうちにアメリカの学会に参加してみようと思いました。 永井先生はこの米国レーザー歯学会の指導医であり、評議員のメンバーの1人です。 日本人の歯科医師がアメリカの学会を運営する人たちの一人ですからすごいです。 今回私はこの学会に参加するだけでなく、学会が主催する試験を受けて合格する必要があるので、行きの飛行機の中では10時間以上ひたすら勉強をしていました。 本格的な国際学会に海外で参加するのも初めてですが、更に英語で試験を受けるのも初めてなので、楽しみとプレッシャーで飛行機の中では全く寝られませんでした。 学会の会場がある場所は、ロサンゼルスに近い避暑地のパームスプリングスというところです。 アメリカには以前来たことがありますが、パームスプリングスはいわゆる観光地ではないので、ここに来るのはもちろん初めてです。 ロサンゼルスからプロペラ機に乗り換えてわずか1時間弱で、学会の会場があるパームスプリングスに到着しました。 飛行機から降りるととても暖かかったです。 パームスプリングスの空港です。今回お世話になります指導医の先生方と。 午後5時ぐらいに会場のあるホテルに到着しました。 長旅だったので部屋でゆっくりしたいところですが、夜7時からさっそく試験に向けた勉強会がありました。 永井先生の部屋にみんな集まって、試験に関することを必死に勉強しました。 睡眠時間わずか数時間で、次の日はなんと朝6時45分から夕方5時まで英語で試験の講習です。 時差ボケと疲れと眠気で全く頭が回っていません! 当日渡された試験用のテキストと大会のプログラムです。しっかりした分厚い冊子です。 テキストは当たり前ですが、すべて英語です。電子辞書持参してきてよかったー 日本でかなり勉強してきたので、だいぶ理解することができました。 次の日から学会の年次大会が始まりました。寝ないようにコーヒーひたすらガブのみです。 会場内は冷房がかかっておりとても寒いです。アメリカ人は体感温度がぜんぜん違いますね。 短パンとポロシャツの人もいます。信じられません。。。 学会2日目にいよいよ認定医試験が始まりました。 まずは口頭試問と実技の試験です。それぞれのブースの中で二人いる試験官にレーザーに関する説明と実際にレーザーでデモをしなければなりません。 各ブースの中です。試験終了後に撮影しました。 実技試験は初めてだったのでとても緊張しました。 3日目は筆記試験です。時間はなんと朝6時15分から!ありえません!! 頭がぐるぐる回っています。しかしこれに受からないと認定医は取れないので、気力を振り絞って試験を受けます。 筆記試験のあった日の夕方に各種セレモニーがありました。その中で試験の合格者が発表されました。頑張ったかいもあり、無事合格することができました!! 本当に良かった~ 来年の大会の議長のGlendaさんと。とてもやさしく明るい方でした。 大会の運営のJohnさんです。とっても親切な方でした。 今回大変お世話になりました指導医の永井先生と。 事前に何度も勉強会をしてくださり、ありがとうございました。感謝、感謝です。
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リカルデントとは
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 みなさん、歯にいいお菓子と聞いて何を思い出しますでしょうか? お菓子自体がほとんど、逆に虫歯の原因になりますよね。 お菓子が虫歯の原因になるのは、甘くするための砂糖が入っているからです。 そのため、甘くないお菓子を探すのはなかなか難しいのではないでしょうか? さらに歯にいいお菓子などなかなかありませんが、よく見かけるのは『キシリトール』です。 キシリトールガムはコンビニやスーパーで目につきますが、じつはもう一つ歯にいいものがあります。それが今回ご説明をする『リカルデント』です。 『キシリトール』はよく聞きますが、『リカルデント』はなかなか聞きなれないですよね。 最近テレビのCMでリカルデントガムの宣伝を見かける方もいらっしゃると思います。 キシリトールは天然素材の甘味料で、シラカバやカシから発見されたキシラン・ヘミセルロースを原料にした甘味料です。 この甘味成分は、虫歯菌が歯を溶かす酸を作ることができないので虫歯になることがありません。 では、リカルデントはどうでしょうか? 1 リカルデントとは? リカルデントは、CPP-ACPという成分が含まれた牛乳由来の天然成分です。 CRP(カゼインホスペプチド)とACP(アモルファスカルシウムホスフェート)の複合体です。 この複合体をリカルデントといいますが、オーストラリアのメルボルン大学歯学部のエリック・レイノルズ教授が、「乳製品の摂取量が多い人は虫歯が少ない」ことに注目して、25年以上にわたり研究して1999年に発表したまったく新しい成分です。 このリカルデントも、そのままの商品名のガムがモンデリーズ・ジャパンから発売されています。 このガムの虫歯予防の効果はとてもいいため、日本歯科医師会も推薦しています。 2 リカルデントの効果は? リカルデントの歯に対する効果は、以下の3つになります。 1. 耐酸性効果 歯の質を酸に溶けにくいものにします。 2. 脱灰抑制効果 歯のカルシウムが溶け出す脱灰を予防します。 3. 再石灰化効果 微量の溶けだした歯の表面にミネラルを供給して修復します。 普段、口の中は酸性からアルカリ性まで変化しますが、食後に酸性度が元に戻るためには唾液が必要です。リカルデントは唾液に働きかけて、酸性に傾いた口の中の環境を早く中性に戻す効果があります。 さらにリカルデントはカルシウムやリンなどのミネラルを含んでいるため、溶け出した歯の表面にくっつくことで歯の表面を修復します。 これを再石灰化といいますが、リカルデントの再石灰化率はキシリトールの2倍の効果があるといわれています。 再石灰化が早く進めば、虫歯の抑制効果も高くなります。 3 リカルデントの副作用 リカルデントは歯にとてもいい成分ですが、虫歯が治ったり痛みが取れるわけではありません。 予防効果はあっても虫歯を治す成分ではないので、虫歯になってしまった場合はすぐに歯科医院で治してもらいましょう。 また、リカルデントは牛乳から抽出したものなので、牛乳アレルギーの方は摂取することができませんのでご注意ください。 4 リカルデントの商品 リカルデントは『リカルデントガム』として販売されています。 コンビニや薬局、Amazonなどのオンラインショップで購入することができます。 値段も特に普通のガムと比べて極端に高額というわけではないので、日常使いとして手軽に取り入れることができます。 毎日の歯ブラシだけではなかなか歯垢を取り除いて虫歯の発生を防ぐことは難しいのですが、リカルデントは予防歯科の観点からも大変優れていますので、もしも機会がありましたら摂取してみましょう。
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保険診療と自費診療
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 治療をしようとする場合、大きく分けて「保険治療」と「自費治療」がありますが、自費治療についてよくわからない方も多いと思います。 そこで今回は「保険治療」について、また「自費治療」にはどんなものがあるのか説明いたします。 1 保険治療とは 「保険治療」とは、健康保険証を使用して国が定めた治療費の3割の負担で済む治療になります。 これは全国どの医療機関でも決められた治療行為に関しては同じ治療費です。 受診に際しては、毎月必ず有効期限内の健康保険証の提示が必要となります。 健康保険証の提示がない場合は保険治療が受けられなかったり、預かり金が必要となる場合があります。 また保険証の提示は原本が必要で、コピーや記号番号の控えだけでは受診ができないこともあります。 医療機関にも毎月必ず確認するよう、国から厳しく指導されています。 なお、保険治療は「病気」や「けが」に対する治療になります。 2 自費治療とは 「自費治療」とは、保険診療ができない治療全般を指します。 美容目的や健康診断、例えば美容整形や人間ドックなどは基本的に自費になります。 また高度先進医療や認可外医薬品、差額別途代なども自費扱いになります。 (民間の医療保険や各自治体で給付が可能となる場合があります) 3 歯科での保険治療と自費治療の違い 歯の治療は他の診療科目と違って、保険のきく治療以外に保険のきかない治療がたくさんあります。 他の科では、例えば内科や耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、整形外科など身近な病気でお医者さんにかかっても、基本的には保険で治療が可能です。 しかし歯科では、精密な処置や高価な材料、機器を使用することが多く、保険でそのような治療をカバーすることができません。 「歯の汚れを取りたい」「銀歯を白くしたい」「きれいにしたい」なども美容行為のため保険外となります。 また、「症状はないが検診を受けたい」というのも厳密には病気やけがではないため、保険治療が難しい場合があります。 4 歯科の自費の種類について 自費治療(保険外治療)には主に以下のものがあります。 「セラミックス冠」「インプラント(人工歯根)」「金属や目立たず柔らかい入れ歯」「矯正治療」「クリーニング」「ホワイトニング」 よりきれいになりたい、より壊れないものにしたい、もっとよく噛めるものにしたい、もっと食べ物を味わえるものにしたいという、「人生をより豊かに過ごすため」に必要な治療になります。 実際、歯科治療の基本的なことは歯科医として仕事を始めて3年もすれば、たいていできるようになります。 しかし、より良い治療を行うには、どうしても保険外の治療が欠かせません。 そのためには常に勉強して、技術と知識と経験を磨き続ける必要があります。 私も海外の学会に参加したり勉強会やセミナーで技術を磨き、試験を受けて各種の資格を習得することで、患者様に自信をもって最高の治療をお勧めすることができます。 レーザー治療も保険外治療になりますが、症状を軽くしたり回復を早めたり、短時間で外科処置ができたりととても大きなメリットがあります。 またインプラントに関しても、専門の学会の認定医の資格を習得しておりますので安心して治療を受けることが可能です。 5 保険治療の限界 保険治療は国が定めた様々な制約があります。 基本的には、限られた歯科の予算内での「病気」「けが」の回復が目的なので、現代の多くの人にのニーズにすべて答えるのは難しいのが現状です。 例えば、前歯の差し歯は銀歯の表面にプラスチックを張り付けたもので、衝撃にもろく数年すると変色してしまうことがあります。 奥歯は銀歯となりますが、銀歯は錆びたり金属アレルギーの心配がありますが国が定めた一般的な治療方法になります。 (一部、強化プラスチックの冠が認められるようになりましたが、耐久面と削る量が多くなるため当院では行っておりません) 歯の治療は主に、人工的な素材に置き換える処置が主になります。 そのため100%まったく元に戻すことはできません。 人が作ったものですから、天然の歯の状態よりもリスクは高くなります。 しかし、保険外治療の技術と素材を使用することで、可能な限り寿命を長持ちさせることができます。 特に虫歯になりやすい方は、保険治療を選択したため延々と治療を繰り返すことにもなりかねません。 そうすると、保険治療で実際にかかった治療費以外にも、治療回数・治療時間・治療の苦痛が自費治療に比べて多くなってしまします。 つまり結果的には、自費治療で治したほうが時間も労力も少なく済み、それらも費用に換算したら安上がりになります。 しかも医療行為は、年間で一定の額以上になった場合に所得から引くことができるので(医療費控除)、支払う税金が安くなります。 (詳しくは管轄の税務署にご相談ください) 当院では、患者さまが最高の治療を受けることができるように、スタッフ一同常に勉強に励んでいます。 保険治療と自費治療に関して分からないことがありましたら、お気軽にスタッフに相談してくださいね。
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歯科用ダイオードレーザーを導入しました!
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 この度当院では、最新式歯科用ダイオード(半導体)レーザーを導入いたしました! 歯科でレーザーって何に使うの? と疑問に思うかもしれませんが、使い道はとても多いです。 歯科用ダイオードレーザーの使い道 1 口内炎の痛みの軽減 2 病巣の治癒の促進 3 歯肉の切除 4 膿を出す 5 止血 6 インプラントの2次手術 7 歯の根の殺菌 8 歯周ポケットの殺菌 9 歯肉の黒ずみの改善 10 親知らずの痛みの軽減 11 顎の痛みの軽減 12 筋肉のコリをほぐす 13 ブラキシズム(歯ぎしりなど)の改善 14 歯のホワイトニング このダイオードレーザーではいろいろなことができます。麻酔もほとんどいりません。 しかもセッティングがとても簡単なので、普段毎日の診療ですぐに使用することができます。 一番効果的な使用方法は、殺菌効果と出血がなく歯肉が切れるということです。 歯の根の治療で、根の先に病巣があり何か月もなかなか治らない場合も、専用の液を入れてレーザーを照射することで根の先の奥まで殺菌することが可能です。 また歯肉を切開しなければならない時も、通常だと大出血して病巣がよく見えない場合があります。 しかしレーザーで切開すると切ったところがすぐに炭化するので、術野がよく見えて正確な処置が可能です。止血に費やす時間も必要ありません。(ダイオードレーザーの場合) 今回導入したダイオードレーザーはとてもコンパクトです。しかし2W(ワット)という歯科治療において必要十分なパワーがあります。 今までの歯科治療ではどうしても治らなかったり、とても時間がかかることがありましたが、レーザーを使用することでそのような症例でも対応できるようになりました。 もちろんレーザーは万能ではないので、対応不可の場合もあります。 例えば、歯の根に膿が溜まっていて消毒が必要な場合に、病巣が大きすぎるとどんなに治療しても何ヶ月もなかなか膿が取れなかっったりいつまでも痛みが引かない場合があります。 そのようなときに、このレーザーを使用して反応する液に当てると、強力な殺菌効果を発揮します。 歯周病が進んでいる場合にもレーザーは効果的です。 歯と歯ぐきの間の隙間(歯周ポケット)に同じく専用の液を入れてレーザーを当てるとかなり歯周病が改善します。 このように大変優れた治療効果を発揮するレーザーですが、レーザーはとても高いエネルギーを出すため、取り扱いには十分注意する必要があります。 患者さまには必ず使用するレーザーの波長をカットする専用のゴーグルをつけていただきます。 (そのため協力が不可能か子供にはレーザー治療はできません) 病巣に用いる以外にも審美目的で使用もできます。 歯ぐきが黒ずんでいる場合は、レーザーを当てることでピンク色のきれいな歯ぐきにする事ができます。 さらに歯のホワイトニングにも使用できます。 インプラントの2次手術(歯肉を切ってキャップを付ける)にも大変優れています。 この手術は通常、歯肉を大きく切って最後は糸で縫う必要があります。10日から2週間は歯肉が痛かったり腫れてしまいます。 しかしレーザーを使用すると出血が殆どなく。必要最小限の切開で済むので痛みや腫れが殆ど出ません。糸で縫う必要もないので、抜糸も必要なくあっという間に治癒していきます。 ちなみに歯科で使われるレーザーは主に4種類あります。 今回購入したレーザーはダイオードのレーザーですが、別の種類でエルビウムヤグレーザーというものがあります。 こちらは虫歯も削ることができますが、日本製はまだまだ出力が低いので実際に虫歯をドリルと同じように削るのはなかなか難しいみたいです。 歯科用レーザーを用いることで診療の幅が増えましたので、ますます患者さまによりよい治療を受けていただくことが可能になりました!
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日々自己研鑚
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 谷村歯科医院ではスタッフが、空いている時間を利用して技術の研鑽に努めております。 当院の理念は、『患者さまに上質な医療を受けていただく』ということなので技術の研鑽は欠かせません。 歯をいつまでも長持ちさせるためには予防がとても大事ですが、虫歯や歯周病になってしまった場合は自然にもとに戻ることはないため、歯科医院で歯の治療が必要になります。 そして虫歯によって失った部分の回復には正しい診断のもと、正確に歯を削って汚染した部分を取り除き、美しく正確な機能回復をする必要があります。 基本的に歯科治療は主に以下の手順で行います。 1 診査 直接見て、叩いたり風をかけたり触って状況を確認するのと同時にレントゲン画像で歯の中の状況をチェックするなど、できる限り情報を集めます。 2 診断 病名を確定して、どのような治療が必要か、どの歯から治療するべきか、どのような段取りで進めていくのか、予測される影響などを考えて、治療方針を決めて患者さまに説明して同意をいただきます。 3 処置 全体の手順を考えて、正確に治療を行います。 4 検診 患者さんごとの適切な歯科検診期間を決めて、治療後も経過を確認していきます。 この中で特に「3 処置」 が重要ですが、歯科治療の特殊性として診断と投薬だけではなく、削ったり切ったりといった処置がとても重要です。この治療は、1mm以内というとても細かい作業が多いので、日々技術の研鑽は欠かせません。 治療は、器用さ・技術や知識・経験の3つが必要です。どれかが欠けても最適な治療ができません。 器用さは歯科の治療では重要ですが、ある程度もって生まれたものなので不器用だと大変です。しかしそれでも知識とたゆまぬ努力で練習を頑張れば、カバーすることが可能です。 歯科医院のスタッフが一体どのような練習をするのかというと、以下のような練習をします。 レントゲンの正しい撮影方法・歯周病の正確な検査・お口の規格にあった写真撮影・虫歯の正確な除去・型取り・仮のふた・仮歯・根の治療・被せ物の形成・セメントの適切な練和などなど・・・きりがありませんが、これらのすべてを正確に痛みを出さず、短時間で手早く行わなければなりません。 でも、これらは学校でやるべきなのでは?と思われるかもしれません。 もちろん、歯科大学や歯科衛生士学校でも一通りは実習があります。基礎基本もしっかりと教わります。 しかしほとんどの時間は国家試験に合格するための講義と試験で費やされるので、実技に関するカリキュラムはあるのですが、膨大な時間を要するので不十分です。 治療の技術に関しては卒業して仕事を始めてから何年もかけて覚えていくのです。 通常歯科医師が一人前になるには3年かかると言われています。 毎日診療して3年なので、大学生の実習だけでは到底時間が足りないことがおわかりになると思います。 現在当院には私のほかに勤務している歯科医師がおりますが、10年以上のベテラン医師と私と同期のインプラント専門医、そして口腔外科の指導医がおりますので安心して治療を受けていただけます。 特に外科処置は全身の病気と関連していると同時に、突発的に気分が悪くなったりすることもありますが、3名のベテラン口腔外科医師がおりますので、どんな状況でも適切に対応することができます。 また私も毎月のように学会やセミナー、実習に参加して、日々最新の歯科医療時技術の習得に努めています。 歯科衛生士も現在3名在籍してますが、とても勉強熱心なので昼休み等を利用して技術の向上に励んでおります。 これからも患者さまによりよい治療を受けていただくため、スタッフ全員で頑張ります!
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お酒と虫歯
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 みなさんお酒は飲みますでしょうか?気分がいいとついつい飲みすぎてしまいますね。 お酒の飲みすぎはもちろん体によくありません。二日酔いや体調が悪くなるだけでなく肝臓に大きな負担をかけてしまいます。 実はお酒を飲みすぎると、二日酔いになるだけでなく虫歯にもなってしまうのです! アルコールの飲み過ぎは急性アルコール中毒の危険性がありますが、虫歯になりやすいとは不思議ですね。 ではどうしてお酒が虫歯と関係するのでしょうか? 1 歯はなぜ溶ける? 歯は酸によって溶かされてしまいます。食べ物や飲み物、そして酸のガスを吸い込むことで歯が溶けてしまいます。 歯が溶けることを脱灰といいますが、虫歯の原因菌が糖分を栄養素に酸を出すことで歯が溶けて虫歯になります。 酸性度の基準をpH(ペーハー)といいます。中性はpH7です。数字が低くなるほど酸性度が増し、数字が高くなるとアルカリ性になります。 そしてpHが5.4を下回ると歯の表面の一番固い組織であるエナメル質が溶け出します。 歯のエナメル質は人体の組織に中で一番硬い部分です。 そのため毎日食べ物を噛み砕き、永久歯は一生生え変わることなく使用することができるのです。 そのエナメル質を酸はいとも簡単に溶かしてしまいます。 2 飲み物の酸性度(pH)は? ジュースなどの甘い飲み物は糖分がたっぷりと含まれるので、虫歯や歯周病の原因菌の栄養源となります。 しかし酸性度、すなわちpHがどうかということに焦点を当ててみましょう。 水・お茶・牛乳 pH5.5~7 果汁100%ジュース・炭酸飲料・スポーツ飲料 pH2.2~4 果汁は意外に酸性度高いので、頻繁に摂取していると歯がだんだんと溶けていってしまいます。 スポーツ飲料は健康に良さそうなイメージですが、大量の糖分を含んでいますので虫歯になりやすい飲み物です。 極まれに乳幼児で口の中が虫歯だらけのお子さんがいます。 お母さんに詳しく聞いてみると、普段からミルクやお水代わりにスポーツドリンクを哺乳瓶に入れて飲ませていたりペットボトルを買い与えていたとのことです。 スポーツドリンクは発熱時や発汗後の水分補給としては体液に近い浸透圧なのでとてもいい飲み物と言えますが、ミルクやお水代わりに飲ませるものではありません。 3 お酒の酸性度(pH)は? お酒と一口に言っても、さまざまな種類があります。 ビール・ワイン・シャンパン・日本酒・焼酎・ウイスキー・ウォッカ・カクテルなどなど これらすべてのお酒は中性であるpH7よりも低く酸性でした。 つまりお酒を大量に飲むと虫歯になりやすいということです。 特にとても酸っぱいレモンを絞ったカクテルやチューハイ、梅酒ではかなり酸性度高い(pH値が低い)結果でした。 アルコールと果汁のダブルの酸で虫歯になる確率が高くなります。 4 どうすればいいのか? 外食や飲みに行くとついついお酒をだらだらと飲んでしまいます。 そのためお口の酸性度が上がって歯が溶けてしまいます。 しかも酔っぱらて帰ってくると歯ブラシもままならず、そのままベッドに直行というパターンではないでしょうか? お酒を飲んだ後は歯ブラシができれば一番いいのですが、基本的には唾液で口の中のpHは中和されます。 中和される時間は30分ほどかかりますので、だらだら飲みでは中和される暇がありません。 だらだら飲みをやめて、寝る前には歯を磨きましょう。 またマウスウォッシュも効果的です。 またお酒の種類はカクテルやワインよりも、ウイスキーや焼酎などの蒸留酒のほうが酸性になりにくいです。 谷村歯科医院では、専門の資格を持った歯科衛生士が歯の磨き方の指導をいたします。 分からないことがあればいつでもご相談くださいね。
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歯と全身疾患の関係
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 今回は『歯と全身疾患の関係』です。 お口は食べ物を最初に取り込む器官です。現在では口の中の環境が全身の健康状態や病気と深く関係があることが分かっています。 特に虫歯や歯周病があると、死に至る病気のリスクがとても高くなります。 そのため、たとえ歯や歯ぐきの症状が大したことなくても全身の病気が悪化して取り返しがつかなくなるまえに、早めに治療を受けましょう。 具体的に歯と歯茎に関係のある全身の病気にはどのようなものがあるのでしょうか? 1 歯と全身疾患との関係 歯周病と関係のある全身疾患は、次の通りです。 心筋梗塞・狭心症・虚血性心疾患など心臓の病気、糖尿病、肺炎などの肺の病気、また妊婦さんが早産や流産になる確率が上がります。 糖尿病は体調が悪くなるだけでなく失明や手足が腐って切断のリスクがあります。 心臓の病気は生死に直結するため、体調が悪くなった場合は一刻を争う事態になります。 2 心臓の病気 口の中に虫歯や歯周病があると、その原因菌が傷口から心臓に流れて心臓を動かしている血管に炎症を起こして動脈硬化や心筋梗塞になる可能性があります。 歯周病に罹患している人の心臓の病気で死亡する確率は、歯周病がない人の2~3倍になります。 まさに歯周病が寿命を縮めるというわけです。 歯ブラシをしていて歯茎から血が出る場合は歯周病や大きい虫歯かもしれません。 病原菌が歯ぐきから入り込んで心臓に行って重症になる前に、しっかりと虫歯や歯周病の治療をしたり、歯垢と歯石を取り除いてもらいましょう。 3 糖尿病 糖尿病になると歯周病にもかかりやすくなります。 糖尿病は血糖値を上昇させ、病気に対する抵抗力を低下させ、歯周病になる確率が健康の人の2倍にあがります。 糖尿病の人は、歯ぐきが慢性的に腫れています。 ブヨブヨとした腫れ方で、これはブラッシングだけでは治りません。 傷の治るのも悪くなり、抜歯やインプラント治療を行う際は要注意です。 4 肺炎 こちらも口の中の細菌や病原菌が誤って肺に入り、誤飲性肺炎を引き起こします。 この病気は抵抗力が弱かったり、たべものをよく噛んで呑み込めない高齢者に多い病気です。 歯周病のある高齢者の誤飲性肺炎での死亡率はとても高くなっています。 しょっちゅう咳き込んだり、胸が苦しい場合は病院で診てもらうと同時に、歯科医院で歯石をとりのぞいでもらいましょう。 5 早産・流産 妊婦時に歯周病があると歯周病菌が子宮や胎盤に感染することで、早産や流産の可能性が高まると考えられています。 また本人だけでなく、出産後に子供に口移しに食べ物を与えたりキスをすることで、子供に虫歯菌や歯周病菌を移してしまいます。 可愛い赤ちゃんにはもともと歯周病菌はいませんので、くれぐれも注意しましょう。 6 外見への影響 歯がなくなると、口の周りのしわが増えて実際の年齢よりも老けて見えるようになります。 しゃべるときも活舌が悪くなるので人との話がおっくうになてしまいます。 またよく噛めないことで食べ物を飲み込むようになり、肥満や脳の働きが鈍くなったり病気がちになってしまいます。 また噛む力が衰えると足腰の筋肉も衰えてしまいます。 寝たきりにの方の歯が全部無い、無歯顎の割合はものすごく高くなっています。 歯がなくなると寝たきりになって、要介護で家族や周りの人に迷惑をかけてしまいます。 このように口の中というのは、全身の状態と大きく関りがあります。 いつまでも健康に長生きするためには、お口の中の環境を整えることがとても大事なのです。 「歯や歯ぐきが悪くても大したことない」と思わず、なにかいつもと違うと感じたらすぐに歯科医院を受診してみてもらいましょう!
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歯を強くする方法
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 みなさん、自分の歯は丈夫だと思いますか? 歯が丈夫な人でも虫歯の一つや二つはできたことがあるのではないでしょうか? 今回はそんな皆さまに「歯を強くする方法」に次いて説明いたします。 歯は固い硬組織のため、筋肉みたいに鍛えるようにはいきません。 固い食べ物を食べたり金属を噛んでも、歯が減ったり割れたりして逆効果です! 歯を強くするには鍛えることではなく、保護することが大事になってきます。 今回は歯を強くする方法を子供の歯と大人の歯に分けて解説いたします。 1 子供の歯 永久歯がまだ生えてない場合、カルシウムの入った食事や飲み物を摂取することで強い永久歯を作ることができます。 年齢的には12歳から15歳ぐらいまでです。 カルシウムが多く入っている食べ物や飲み物 牛乳、チーズ、エビ、カニ、魚、こんにゃく、ごま、ヒジキなど 子供の時期にしっかりとカルシウムを取らないと、歯の質が柔らかくて虫歯になりやすくなってしまいます。 また、定期的にフッ素を塗るのも効果的です。 フッ素の化合物が歯の表面をコーティングして、酸に対する抵抗力や歯のカルシウムが溶けるのを防いだりします。 歯を強くするには、子供の頃の食生活がとても大事になってきます。 2 大人の歯 大人の場合は歯が完成しているので、どんなにカルシウムを含む食品を摂取しても歯に取り込まれることがありません。 そのため、子供のような歯の成分を強化する効果はありません。 ただしフッ素を塗布したりフッ素入りの食品を摂取することは有効です。 フッ素入りの歯磨き粉を使ったり、歯科医院でフッ素を塗ったり、フッ素入りの食品(牛肉・リンゴ・海藻・緑茶)を摂取するようにしましょう。 フッ素の膜で、歯の表面のカルシウムが溶け出すのを防止することができます。 普段痛みや腫れなどの症状がなくても、定期的に歯科医院に行って歯石を取った後にフッ素を塗布してもらうことで、いつまでも歯を強くすることができます。 また検診によって虫歯や歯周病の早期発見と早期治療ができるため重症化を防ぐことができます。 最近は歯のホワイトニングをすることで、ホワイトニングの成分が歯の表面を傷めず逆に強くすることが分かってきました。 ホワイトニングは適切に歯科医師の指示のもとで処置を行えば、とても歯のためにもいいです。 永久歯はだめになったらもう二度と生え変わることはありません。一生大切に使う必要があります。 歯で食べ物でないものを噛んだり、酸性の物を食べ続けたりすると歯は減ったり欠けてしまいます。再生はしないので、歯に悪いことはできるだけしないようにしましょう。 また、食後は必ず歯を磨くようにしましょう。 歯が酸や虫歯で溶けて柔らかい象牙質が露出すると、虫歯や歯の摩耗が急速に進んでいきます。 さらに歯ぎしりがある人は夜寝るときにマウスピースをして寝るようにしましょう。 寝ているときは無意識に歯を食いしばったり歯ぎしりで少しずつ削れていってしまいます。 そうなると、どんなにフッ素を塗ったりカルシウムを接種しても全く追いつきません。 この歯ぎしりから歯を守る透明なプラスチックのマウスピースがとても重要です。 皆さんの中にはスポーツが趣味だったり、お仕事にされている方はいますでしょうか? そのような方も力を出す必要があるとにものすごい力で歯を食いしばるので、歯が割れたり削れてしまいます。 そのためマウスピースをつけて歯を保護することが必要ですが、スポーツ用のマウスピースは寝ているときのマウスぽピースよりも厚く、上の歯と下の歯が両方はまるようになっています。 もし歯を強くしたい場合に分からないことがありましたら、お気軽にスタッフにお声がけください。
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歯のホワイトニング
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 今回は、「歯のホワイトニング」についてご説明します。 白く輝く歯はとても健康的で素敵ですよね。やはりどんなに顔が美人でも歯が汚かったら台無しです。 歯のホワイトニングとは、歯を特殊な薬剤で白くする方法のことです。 白い歯は、周りの人にとてもいい印象を与えます。 きれい、健康的、スッキリしている、清潔感がある、きちんとしている、信頼感がある などなど 美しい口元は、きれいな歯並び、虫歯や歯周病がなくさらに歯が白いことが必要です。 みなさんもホワイトニングで、黄ばんでいる歯も美しい白い歯にしませんか? ホワイトニングの種類・方法 ホワイトニングは薬品を使用して白くしていきますが、そもそも歯垢や歯石と着色だらけでは薬品が歯まで届きません。 また、歯が白くなっても表面の付着物に邪魔されて、白くなっているのかわかりません。 さらに、虫歯や歯周病があると歯の神経を痛めたり、歯ぐきを傷つけてしまいます。 ホワイトニングの前に、まずは表面の着色を取ったり虫歯と歯周病を治しましょう。 ホワイトニングに使用する薬剤には多くの種類がありますが、当院では厚生労働省で認可を受けている薬剤を使用しております。 短期間で白くなるものは海外製で日本人には合わないものもあり、最悪歯の神経を取るようになったり知覚過敏に悩まされる場合もあるそうです。 当院では安全第一で行っております。 当院で使用する薬剤は安全性が立証されており、歯が溶け出すようなことはありません。 ホワイトニングの方法には2つの方法があります。 1 オフィスホワイトニング 歯科医院で歯に薬品を塗布して専用の波長の光を当てて短時間で白くする方法です。 約1時間から2時間ほどで歯を白くすることができます。 時間がない方にお勧めです。 しかし白さは表面的な白さです。 また子供のころに抗生物質を服用して、歯が全体的に褐色になってしまっている場合も白くすることが難しいです。 2 ホームホワイトニング まず歯科医院で上と下の歯型を取ります。それをもとにぴったりとしたマウスピースを作ります。 そのマウスピースに歯科医院で渡された漂白キットの漂白液を自分で塗って歯にはめます。 この状態を2時間行います。これを2週間続けます。 この方法は時間はかかりますが、歯の中からじんわりと白くなるのでとても自然です。 毎日少しずつ白くなるので、「変わった」と実感しにくいことがあります。 歯の白さは絶対的な基準ではなく、感じ方なのでどの白さがいいのかは人それぞれです。 ホワイトニングをしても真っ白になるわけではありません。 歯の色は実際には黄色みや赤みがあります。 逆に真っ白だといかにもニセモノっぽくなりますが。 ホワイトニングの効果ですが、これは一生白いままではありません。 完全に元に戻るわけではないものの、多少後戻りがあります。 また、歯の表面に歯垢歯石や飲食物の着色がつくようになります。 定期的なクリーニングをすることで歯の白さを維持することは可能です。 当院では、まずは歯の表面の汚れを落とすクリーニングをおすすめしております。 薬剤を使うホワイトニングではなく、クリーニングだけでも本来の歯の白さが出てきて満足される方も多いです。 もしそれでももっと白くしたい場合や着色がそんなについていない場合はホワイトニングをしたほうがいいでしょう。 白い歯はそれだけで表情を明るくして健康で若々しいイメージを与えます。 特に年齢が進むと歯が黄色くなってくるのでホワイトニングはアンチエイジングの効果も期待できます。 ホワイトニングについて分からないことがありましたら、当院スタッフまでお声がけください。
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プラークコントロールについて
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 本日は『プラークコントロール』についてお話いたします。 プラークとは歯垢のことですが、この歯垢を歯ブラシや歯間ブラシなどの道具を使って取り除き衛生的に良好に保つ行為を『プラークコントロール』といいます。 プラークコントロールは、現代人の食生活においてはとても重要です。 現代は様々な加工食品や砂糖の含まれた食品にあふれています。 通常の日常生活において、これらの食品をまったく口にしないわけにはいきません。 そのため、口の中には糖を栄養源とする虫歯の原因菌や歯周病の原因菌が増殖してしまうのです。 そこで様々な道具や薬品で取り除いたり殺菌を定期的にする必要があるのです。 みなさん、『プラークコントロール』毎日頑張っていますか? つぎはプラークコントロールの種類をご説明します。 プラークコントロールは大きく分けて、自宅で行うものと歯科医院で行うものに分かれます。 1 自宅で行うプラークコントロール ① 歯磨き なんといっても、口をきれいにするものと言って思い浮かべるものは歯ブラシですね。 ナイロンの毛先に歯磨剤をつけて毎日お掃除します。 歯ブラシは、歯の表面についた歯垢や着色を除去します。 しかし、歯の表面は顕微鏡レベルで凸凹や亀裂がありそこまではどんなに極細の歯ブラシでも届きません。 また、歯と歯の間や深い歯周ポケットにも届かないので、他の方法も併用することが望ましいです。 さらに、ほとんどの人が急いで歯ブラシをするせいで、ブラッシング圧が強すぎて歯を削ってしまったり歯ぐきを傷つけてしまっています。 ② 歯間ブラシ 歯科医院で衛生士さんに勧められる方も多いと思いますが、歯ブラシの次に効果的なのが歯間ブラシです。 歯ブラシでは届かない歯と歯の間をお掃除します。 歯間ブラシはサイズが豊富です。SSSサイズからLサイズまで大体5~6種類あります というのも歯と歯の間はとてもデリケートなので、自分のお口いなっていない歯間ブラシを使用すると逆に歯ぐきを傷つけて、雑菌に感染して晴れてしまったり歯周ポケットが広がってしまいます。 歯周病がひどい人や、歯と歯の隙間が大きい人が細すぎる歯間ブラシを使用してもあまり歯垢が取れません。 ③ デンタルフロス デンタルフロスとは糸ようじのことです。 歯間ブラシが入らないような狭い隙間を掃除します。 デンタルフロスは、糸の細さや滑りやすくするためにワックスがついていたり、さっぱり感を出すためにミント味があったりと様々な種類があります。 通常は長い糸を自分で切って使いますが、プラスチックの棒に1センチほどの糸を張ったもあり奥歯などはこちらのほうが使いやすいです。 2 歯科医院で行うプラークコントロール ① 歯石除去(スケーリング) 取り切れなかった歯垢は、やがて唾液に含まれているカルシウムと結合して、硬い歯石になります。 歯石には強い毒性を持った細菌の巣になりますが、歯磨きだけではとることができません。 そのため、歯科医院で国家資格を持った歯科衛生士や歯科医師が取り除きます。 ② フッ素塗布 歯の表面の傷ついたところをフッ素でコーティングします。 いかがでしょうか? 一言にプラークコントロールと言っても、これだけの種類があります。 いちばん大事なのは、正しいブラッシングです。 更に、歯科医院での歯垢と歯石の除去です。 この2つに付け加えて、様々な道具や薬剤を塗布することで、いつまでも健康な歯を維持することができるのです。 口の中は自分では見ずらいので、知らない間に虫歯や歯周病が進んでしまいます。 歯垢が固まって歯石になる期間は約3か月ほどなので、3か月ごとの歯科検診と歯石除去をお勧めしています。