院長ブログ
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シンガポールのセミナーに参加
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 7月19日から2日間、私の所属している国際口腔インプラント学会が主催したシンガポールセミナーに参加しに行ってまいりました。 この学会は海外でセミナーを行い現地の歯科医院も見学することができるので、可能な限り参加するようにしています。 昨年は韓国のソウルで行われ、大学教授の講義と2件の歯科医院を見学することができました。 昨年の参加の様子はこちら 今回は私の大好きな国のシンガポールで開催されるので、ずっと楽しみでした。 セミナーの案内が届き内容を確認して、すぐに申し込んでしまいました! 今回のインプラントセミナーの開催場所は、船の形をした高層プールで有名なマリーナベイサンズホテルに併設している会議場です。 朝9時30分にマリーナベイサンズホテルのロビーに集合です。実はシンガポールに到着したのが当日の朝6時でした。そのためまだホテルにチェックインできず、スーツケースを持ったままそのまま会場まで移動です。 会場に到着しセミナーが始まりました。今回は歯科衛生士の皆さんも一緒です。 前回は日本から近い韓国だったのでかなりの参加人数でしたが、今回はやや少なめでした。 とはいっても30人以上は参加者がいました。 午前のセミナーの講師のEugene Tan氏です。シンガポールの歯科事情について詳しく説明してくれました。 午後の講師はインプラント専門医のHenry Kwek先生です。アグレッシブな先生ですが、とてもわかりやすく説明してくれました。 インプラントの専門医の先生は国内外問わず、精力的な先生がとても多いです。 このような先生方と接していると、ものすごい刺激になります。 午前、午後と座学のためさすがにちょっと眠いです。 フライトが深夜便でしたが、機内ではそんなには寝れませんね。時間の節約にはなりますが。 会場にコーヒーが用意してあったので助かります。 セミナー終了後はサティフィケートの授与です。最初に呼ばれたのでちょっと焦りました。 セミナーの案内が届いてすぐに申し込んだためでしょうか。 この日の夜は懇親会がありましたが、ショッピングセンターの中華レストランで行われました。 主催者の人が、一人で参加している私に気を使ってくれて、このHenry Kwek先生の横の席にしてくれました、 いろいろと懇親会の間、この先生と話ができてよかったです。 執行部の先生方に感謝です。 翌日はシンガポールの歯科医院の見学会です。1件目はQ&Mグループという歯科クリニックです。 場所は中心街にあるショッピングモールの中でした。 医院の中はまるで迷路のように大きく20部屋以上もあるとても大きな歯科医院でした。このQ&Mグループはシンガポールだけでなんと60ものクリニックがあります。 シンガポールはとても小さな国です。 にもかかわらず、分院が国内に60件もあるとは、、、規模がすごすぎです。 診察券を見ると確かに60件あります。 中国系のシンガポール人が理事長ですが、やることがとてもダイナミックですね。 最初のQ&Mグループを見学した後、2件目のクリニックを見に行きました。 このクリニックもとても大きいです。このビルまるごと医療ビルとなっています。 17階建てですが、その最上階のフロア全てが歯科医院です。 T32という医院名ですが、これは人間の歯(teeth)が親知らず入れて32本あるからということでした。残念ながらこのクリニックでは院内の撮影は不可でした。 今回もハードスケジュールでしたが、参加して良かったです。特に私は以前よりシンガポールの歯科医院を見学してみたかったので実現できてとても嬉しかったです。 ただし、このような巨大クリニックだけではなく、できればごく普通の歯科医院も見学したかったですね。
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TBSの番組の撮影が行われました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 7月9日に、TBSの『駆け込みドクター! 運命を変える健康診断』の撮影が当院で行われました。 再現ビデオを撮影するにあたり、医学的アドバイスをお願いしたいとのこと。また今回も「歯科医師役で出てください」といわれ、出演することにしました。 撮影の様子です。早朝の7時から撮影開始です。(写っている時計では7時35分ぐらいでしょうか) 歯科のシーンは1分程度なので撮影時間も1時間ほどで終わりました。 放送は8月2日だそうです。しかし残念ながら今回私は後ろ姿しか映らないそうです。。。
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なでしこを応援
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 昨日当院がサポートしている、なでしこリーグ2部スフィーダ世田谷FCの永田選手が広報活動として当院に来院されました。 今年のスフィーダはなかなか結果が出せなくて苦労しているとのこと。 しかし選手一人ひとりのポテンシャルは、今年が一番高いということです。そのためチームとしてうまく機能しだすと良くなっていく、ととても自信を持って語ってくれました。 スフィーダ世田谷FC ホームページ ワールドカップも準優勝と、なでしこリーグはレベルがかなり高いのでこれからもっともっと盛り上がっていけるよう当院も全力でサポートしていきます!
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全国赤十字大会に参加
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 日本赤十字社東京都支部より、5月13日に開催の全国赤十字大会の招待状が届きましたので参加してまいりました。 全国赤十字大会は、赤十字関係者や赤十字事業の発展に関与したした人たちが参加する大会です。この1年の赤十字活動の報告や功労者への章の授与が主な内容です。 場所は明治神宮内にある明治神宮会館になります。 会場前の様子です。この日は全国より約1400人ほど集まったそうです。 大会ではレバノンの病院で負傷者した難民の看護にあっていた看護師の方の報告がありました。 日本赤十字社の海外での活躍を知り、私も一層の社会貢献に努めようと改めて思いました。 当日は皇后陛下を始め、秋篠宮妃殿下,常陸宮妃殿下,寛仁親王妃殿下と高円宮妃殿下がご臨席されました。 出典:宮内庁ホームページ(http://www.kunaicho.go.jp/activity/gonittei/01/photo1/photo-20150513-4345.html)
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PMTCを受けましょう
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 今回は『PMTC』について説明します。 お口の健康ときれいな歯を維持するには、普段のケアと定期検診がとても重要です。 毎日のセルフケアと歯科院での定期検診は、どちらか一方だけでは健康を維持できません。 歯ブラシなどのセルフケアだけでは、固まった歯石や歯周ポケットの歯垢を落とすことは難しいです。 また歯科医院での3か月ごとの歯垢・歯石除去だけでは徐々に虫歯や歯周病が進行してしまいます。 毎回定期検診に通っているから絶対に虫歯と歯周病にはならないと思ったら大間違いです。 毎日しっかりと歯ブラシをしなければ、虫歯や歯周病は進行していきます。 セルフケアと歯科医院での定期検診の両方をしっかりと行うことで、お口と全身の健康が保たれるのです。 歯科医院での定期検診ですが、これは主に虫歯のチェックと歯石の除去になります。 もちろんこれだけでもいいのですが、これに追加して『PMTC』をすることをお勧めします。 1 『PMTC』とは? PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaning(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)の略です。 これは、歯石除去に使うエアスケーラーや超音波スケーラーといった歯石除去の器具以外にさまざまな器械を使用して、歯の表面の汚れを落としてきれいに磨くことです。 2 PMTCのメリットは? PMTC処置を行うことで歯の表面が滑沢になるので、歯に歯垢がつきにくくなります。 歯の表面や溝と歯と歯の間に挟まった食べかすをエサにして歯垢の中の虫歯菌が酸を出して歯が溶けていきます。 この状態が『虫歯』ですが、PMTCで歯の表面がツルツルになることで歯垢や食べかすがつきにくくなるので結果的に虫歯になりにくくなります。 また歯の汚れと全体的にくすみが取れて、患者さまの本来の歯の白さが回復します。 さらに歯の表面をコーティングすることで、歯につやを与えて健康で明るい笑顔をサポートします。 処置の最後にフッ素を塗布しますので、虫歯予防の効果が期待されます。 さらにオプションですが、歯肉を専用のペーストで施術するガムマッサージを行うと、歯肉の血流改善と炎症の減少や免疫力の向上が期待できます。 このガムマッサージですがとても気持ちいので、治療中に寝てしまう患者さまが多いです。 できれば一度ガムマッサージの施術を受けてみてください。 3 PMTCはしたほうがいい? 通常歯の表面には、口腔内の細菌がバイオフィルムという膜になって覆っています。 これは普段の歯ブラシで完全にとるのは難しく、硬めの歯ブラシでゴシゴシと強くこすり落とそうとすると歯を傷つけてしまいます。 タバコのヤニ取り効果のある歯みがき粉などは頑固なヤニが取れるように研磨剤が入っているのでやはり歯が削れてしまいます。 しかし当院でPMTCを受けていただくことで、ジェットポリッシャーというパウダーを吹きかける器具を使用して歯と歯の間や歯周ポケット内の歯垢も安全に取り除くことができます。 ちなみに当院ではこのPMTCは、『クリーニング』と言っています。 患者さまで歯垢や歯石除去のことをクリーニングとおっしゃる方がいらっしゃいますが、当院では歯垢・歯石除去は健康保険適応の『スケーリング』、着色の除去を『クリーニング』と言っています。 そのため定期健診での歯石除去とクリーニングは別の処置になりますのでご注意ください。 なおこのクリーニングは予防処置のため、保険適応外で実施させていただいております。 (保険適応となるのは、病気、けがに対する給付になります) このように虫歯と歯周病予防になるPMTCですが、当院では3名の歯科衛生士が担当いたします。 PMTCで分からないことがありましたらお気軽にご相談ください。
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米国レーザー歯学会の試験を受けました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 毎年参加している米国レーザー歯学会 (Academy of Laser Dentistry :ALD) の年次大会ですが、今年は諸事情により行くことができませんでした。 昨年の学会の様子はこちら 現在私は、この学会の指導医クラスの資格を修得するために勉強しております。 資格をとるためには3つの試験に合格する必要があります。 昨年は幸いにも1つ目をクリアすることができました。 次は2番めのオンラインテスト試験(2時間以内に英文175問で85%以上が合格)ですが、今回は学会不参加なので試験を受けることができません。 しかし12月半ばに学会の理事で指導医の永井先生から連絡があり、 「日本で1月18日に学会参加者のための勉強会を開くので、その時にみんなの見ている前で試験を受けるのだったらその場で試験を受けてもよい」 との嬉しい連絡を頂きました! 「みんなの見ている前」での試験は私的に少し引っかかりましたが、今回はまったく諦めていたので連絡をいただいてとても嬉しかったです。 試験まで1ヶ月しかないため、大慌てで勉強を始めました。(全部英語なので、レーザーの勉強と英語の勉強の両方です。) 今回は歯科医療販売会社のiCatさんに新橋にある会場の場所をアレンジしていただきました。 今度私はアメリカの年次大会は参加することができませんが、この日はアメリカの学会に参加する歯科医の先生方が全国から来ていました。 新橋の勉強会の会場です。 ここは、前回iCatさんが、光殺菌装置の講習会を開いた場所です。 学会参加者は、永井先生の講義を受けています。 後ろの方で聴講していたら、いきなり永井先生に質問されてあせりました。。。 「谷村先生は指導医の資格を目指している先生だから、これぐらいは答えられるでしょう?」 質問はレーザーの定義を英語でどう言うのかということでしたが、なんとか答えられたので面目が立ってほっとしました。 聴講はそこそこにして、別室に行って試験前に最後の勉強です。 今回の試験は、私の他に前回一緒だった先生も受けました。 二人で必死に見直しをしています。集中していたので写真を取られたのも気づきませんでした。。。 2時間後にいよいよオンラインでの175問の試験が始まりました。 私が持参したノートPCを36インチのテレビに接続し、学会の参加者が試験の様子を見ることができます。 最初はものすごく緊張しましたが、そのうち慣れてきました。 時間内に問題をすべて解かなければいけないので、余裕がぜんぜんありません。 試験の結果は・・・ 今回もなんとか試験をパスすることができました~! オンラインなのでたったの5秒で結果が出ます。この瞬間はものすごく緊張しましたね! 来年参加予定の学会では難関の最後のテスト(症例報告)が待っているので、まだまだ気を抜くことができません。 症例報告は、実際の症例を5つ作り(1年以上の経過がわかるもの)そのうちの2つについて発表をして、アメリカ歯科医師でレーザー学会の指導医の先生5人から発表を含めた5つの症例について英語で質問されるので、それらに的確に答える試験になります。 まだ1年以上先のことなので実感がわきませんが、いまから準備に取り掛からないと間に合わなくなるので早速明日から気持ちを切り替えて症例発表に向けて考えていこうと思います。 歯科治療はもう20年ほど前から治療方法が確立されており新しい治療方法や材料、技術が出てきません。 しかし歯科用レーザーは使い方をマスターすることで様々な症例に対応することができるので、日々の診療の幅がとても大きく広がります。 これからも学会やセミナー等で習得した技術を患者さまにフィードバックするよう努めていきます。
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大阪で学会参加
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 毎年参加している国際口腔インプラント学会の年次大会が今年は大阪で開催されるため、土曜日の診療終了後に新幹線で大阪に向かいました。 私はこの学会のインプラント認定医の資格を有しています。 この資格は一回取れば何もしなくても一生続くわけではなく、毎年学会に参加したりセミナーに参加したり発表をしないと数年後に取り消しになってしまいます。 今回はこの認定医更新に必要なためと新しい技術を習うために大阪での学会参加を決めました。 祖師ヶ谷大蔵駅から品川駅に向かいます。 品川駅の新幹線のホームに着くと、回送列車が到着するとアナウンスが流れました。 待っていると、到着した新幹線の車両の色が普通と違います。 なんと、やってきたのは、『ドクターイエロー』です!! この車両は深夜に定期的に線路のチェックを行いますが、走行日と走行時刻は非公開です。 そのため見ると幸せになれると言われています。 あっという間に人が集まってきました。みんな興奮状態です。もちろん私もですが。。。 この日は新大阪駅直結のビジネスホテルに泊まりました。 レム新大阪というホテルで、新しくてとてもきれいでした。 部屋はとてもコンパクトですが、すべてが機能的に配置されておりとても快適に寝ることができました。 翌日は、地下鉄に乗って学会の会場に向かいました。 会場の場所は、千里という新大阪から地下鉄で15分ほどの場所です。 Life Science Centerという建物で、この日は参加した学会の他にもいろいろな学会やセミナーが開催されていました。 場所が大阪ということもあり、今年の学会は関西近郊の先生が多かったです。 話し声を聞いていると皆さん関西弁で話をしていました。 インプラント治療は外科手術をともなうため、この学会はベテランの男性の歯科医師が多いです。 今年は大阪で開催されましたが、毎年東京のほか仙台で行ったこともありました。 虫歯や歯周病、事故などで歯を失うと、噛むことができなくなってしまいます。 歯が噛めなくなると食べ物をよく噛まずに飲み込んだり、かみにくいものを食べなくなるため様々な病気を引き起こすようになります。 それだけでなく他の歯に今まで以上に負担がかかるようになるため、次々と残っている歯を失ってしまいます。 インプラントはチタン合金でできた人工歯根ですが、自分の歯のかわりに噛めるようになるため生活の質が大幅に向上します。 治療はとても難しいのですが、患者様のためにマスターすべき治療方法なのです。 当院でインプラント治療をされた患者様は皆さんとても喜んでいます。 ドイツのRolf Vollmer先生の講演です。 ドイツの最新のインプラントの製品とオペのテクニックを学ぶことができました。 海外のインプラントメーカーで日本に導入されているものは何十種類もありとても品質が多いのですが、主に欧米人向けで日本人やアジア人にはやや大きいかなという印象を受けました。 当院では、最大手企業の京セラ製のインプラントを使用しております。 インプラントは一生使うものなので、部品の供給を考えた場合やはり日本製が安心できます。 さらにクオリティも非常に高いので患者さんはもちろん我々歯科医師も安心して患者さんにおすすめして長期に渡って使用することができるのです。 インプラントは様々な知識とテクニックが要求されます。 外科と解剖の知識、歯周組織の知識、補綴(被せ物)の知識、審美的な知識など。 インプラント自体の術式は確立されていますが、新しい製品や材料ができてくるのでこれからも学び続ける必要があります。 今回の学会も最新の知識と技術が学べ、大変有意義でした。 1泊2日とかなりハードでしたが、参加してとても良かったです。
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無痛の麻酔
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 9月にアメリカの歯周病学会に行きましたがその際に、麻酔の注射をするときの 『刺す痛み』 がなくなる器械を購入しました。 歯科治療、特に虫歯の治療をする際は『麻酔』が欠かせません。 麻酔しないで虫歯を取っていると歯の神経(歯髄)の近くになるとしみてきたり痛くなってきます。 痛いのを我慢していたり冷や汗が出ている患者さんを見ているとかわいそうになってきて、つい虫歯を取り切れずに終わらしてしまいます。 そうすると詰めたあとでもしみたり虫歯が広がったりして、いいことがありません。 そのため虫歯の治療をする際には麻酔が必須なのです。 また、歯周病の治療や歯石を取る際も麻酔をすることがあります。 歯の表面についた歯石を取り除く際はそれはど痛くないので麻酔はいりません。 しかし歯ぐきが腫れて膿が溜まった際に歯ぐきをメスで切ったり、歯周ポケットの深いところについた頑固な歯石(縁下歯石)を取り除く際はやはり麻酔をしてしっかり歯石を取るのが確実です。 しかし、これには欠点があります。 そうです。麻酔は歯ぐきに針をさすので、麻酔をするときは針を刺す痛みがあります。 ある意味究極の選択でしょう。麻酔の針の痛みがイヤか、治療の時の痛みがイヤか? そのため当院では初診時に麻酔はどうしますか?と問診票でお聞きしています。 ・麻酔はできるだけしたくない ・必要があれば麻酔してほしい ・麻酔はいつもして欲しい ほとんどの人が「必要があれば麻酔してほしい」にマルをつけますので、状況に応じて麻酔をするようにしています。 そして注射がとにかくイヤなので治療で痛くても限界まで我慢します、という人と歯の治療は怖いのでいつでも口の中を触る治療なら必ず麻酔してほしい、といった人がいます。 どちらにせよ、麻酔は注射になるので、針を刺す痛みは誰でも嫌なものです。 そこで本題に戻りますが、アメリカの学会に行った際に器械が振動することで針刺しと麻酔液の注入の痛みを感じなくする装置に目が止まりました。 試しにこの装置を手の甲に当てて、そこに注射の針を軽く触れてもまったく感じません。 装置を当ててないときはもちろん尖った針先が触れるだけでチクッとします。 値段もそれほど高くなかったので、その場で決断して購入手続きをしました。 注文してから1ヶ月かかりましたが、ようやく装置一式が届きました。 DENTALVIBE という器械です。 上の画像上ではちょっと分かりにくいのですが、先端がブルブルと高速振動しています。 この二股に分かれた先端はゴムになっていて、歯ぐきに当たっても痛くありません。 そしてブルブルを持続させた状態で二股の間に麻酔の針を刺すとあら不思議、針刺しのチクッとした痛みがぜんぜんありません! 先端の二股部はディスポですのでとても衛生的です。 充電器に挿して立てた状態です。この充電器もスタイリッシュでとてもかっこいいです。 左隣に写っているのは、先日購入した世界最強の光照射機FlashMax P3です。 ちなみに当院では元々麻酔の注射筒に直接つけるコンパクトな振動するバイブラジェクトという器械を持っておりますが、原理は同じです。 バイブラジェクトは注射筒自体を振動させて針先が震えて刺す時の痛みを和らげます。 ただし振動が弱いので痛みを感じる場合もあります。 しかしこちらのDENTALVIBEはかなり強力に振動しますので、確実に麻酔の針刺し痛をなくすことができます。 当院では、患者さまに快適に歯科治療を受けていただけるよう、これからも様々な器械を導入したり新しい治療法を取り入れていきます。 DENTALVIBEを使用する上で当院では別途費用は頂いておりません。 患者さまでこのブログを見て、「痛くない振動する器械を使ってほしい」とおっしゃっていただければいつでも使用させていただきます。
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日本赤十字社から金色有功章の表彰を受けました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 10月15日に明治神宮会館で開催された東京都赤十字大会で、金色(きんしょく)有功章を受章し、その表章を受けることができました! 私は高校生の時は青少年赤十字に所属していましたが、近年は歯科医師として赤十字活動に貢献させていただいておりました。 受章者は毎年全国で何人もいますが今大会で私は受章者代表の一人に選ばれ、式の最中壇上にて日本赤十字社名誉副総裁の高円宮妃殿下より直々に章をいただくことができました。 明治神宮の入り口です。大会は午後1時からですが、壇上受章者は受章のリハーサルのため、朝早くから会場に行かなければなりません。 この日は朝からとても緊張していました。 観光客で賑わう入り口から10分ほど歩くと会場が見えてきました。 式典には皇室関係者が来られるため、警備がとても厳重です。 会場に入るまで何回もセキュリティーチェックがありました。 せっかくなので写真を取りたかったのですが、写真をとってもいいか聞いたところ会場内はセキュリティーの都合上撮影不可とのことでした。 この会場は以前にも何回か訪れたことがあります。 歯科の保険診療の改正があった際に毎年参加が義務付けられている講習会で使われたことのある会場でした。 歯科診療の講習会で参加するときは参加者全員が歯科医師で、内容も講演というよりも指導になるので皆さんとても緊張しています。私もその際はいつも必死です。 今回は同じ会場を使用するとはいえ状況が違いますので、違和感がありました。 会場に入るとまずは控室に通されて、今日の進行手順について説明を受けます。 同じく当日壇上に上がる人たちが控室にいましたが、皆さん年配の方ばかりで私はこの中ではまだまだ若輩者ですね。 控室で少し休憩したあとに壇上に上がる人全員が本会場内に入り、そこで1時間ほどリハーサルを行いました。 壇上には東京都赤十字の支部長である東京都知事や、日本赤十字社名誉副総裁の高円宮妃殿下がいらっしゃるので何度も手順を繰り返し練習をします。 (写真は日本赤十字社東京都支部季刊誌NTより) 午後になり東京都赤十字大会が始まりました。 しばらくして高円宮妃殿下と支部長の舛添要一東京都知事はじめ、私は存じませんが偉い人が多数参列されています。 式はとても厳かな雰囲気で1,500人ほどの参加者の最前列に座って、自分の名前が呼ばれたら壇上に上がるのです。 こんなことは初めてだったので、さすがに私は終始緊張しっぱなしでした^^; 受章者は全員で10名ほどでした。他には別の功労があった方や災害時の救助活動に貢献があった方などがそれぞれの表彰を受けていました。 医院に戻って、頂いたものを確認しました。 こちらが式でいただいた金色有功章です。 これを付けてなにかに参加する機会はまずないと思いますが、しっかりとしたケースに入っておりとても有り難みを感じます。 また、賞状もその際にいただきました。 こちらは額に入れて院長室に飾っています。 なお壇上受章の際にカメラマンが写真を撮影していて、後日郵送されました。 このブログにその写真をアップしようとしたのですが、皇室の方の写った写真は掲載不可とのことでした。 現在は私の貴重な記念として賞状と一緒に院長室に飾っております。(^^) 受章の際、高円宮妃殿下にささやき声で、「おめでとうございます。」とお声をかけていただきました。 歯科医師でこの章を受章する人はなかなかいないとのことで、今までの功績や高校生の時からの活動が評価されて今回壇上受章の指名をいただくことができたみたいです。 今後もこの章に恥じないように、患者さまの治療と社会貢献にさらに努めたいと思います。
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アメリカ歯周病学会へ参加
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 9月18日から23日まで、アメリカ歯周病学会の年次大会へ参加をしに行ってまいりました。 この学会は今年で100周年とのことで、いろいろと勉強になりそうなのでアメリカレーザー歯学会に参加した際に知り合った先生と一緒に参加することにしました。 お口の2大疾患とは、『虫歯』と『歯周病』です。 この2つの疾患に対していかに取り組んでいくかということを世界中の歯科医師が考えています。 そのため世界で一番大きい歯周病学会に参加するということはとても意義があると感じました。 学会の会場の場所は、サンフランシスコのモスコーンセンターという大きなイベントホールになります。 サンフランシスコの空港に着きました。曇っていたせいもあり、東京より寒かったです。 飛行機には日本人がいっぱい乗っていましたが、空港につくと皆さんどこに言ってしまったんだろうというぐらいいなくなってしまいました。 今回の学会はサンフランシスコの中心なので、さまざまな行き方があります。 交通手段としてはバスと地下鉄が一般的ですが、私は空港からバート(地下鉄)に乗って市内まで行きました。 地下鉄の車内はとても空いていたので快適でしたよ。 地下鉄に乗ること約30分でサンフランシスコの中心地に到着しました。 地上に出てホテルまでは徒歩2分ぐらいです。あっという間にホテルにチェックインすることができました。 時間があったので荷物を一旦部屋において、明日から始まる学会の会場を見に行きました。 歯周病学会が開催される会場までは、宿泊するホテルから歩いてたったの3分ぐらいです。 宿泊するホテルは立地が良いせいか、直前になったら満席になってしまいました。 翌日の学会開催日初日になりました。 会場ではまず受付をしますが、ちなみに時間は朝7時!アメリカの学会は朝とても早いです。 寝不足と時差ボケでちょっと朦朧としています。^_^ 学術大会の最初の基調講演が始まりました。 ものすごい人です。この人達全員アメリカの歯科医師です。 さすが米国歯周病学会、前回参加した米国レーザー歯学会とは規模が違います。 レーザー歯学会は人数が少ないのでとてもフレンドリーな感じがして、それはそれで良かったです。 講義や発表の合間に歯科関連業者の展示も見に行きました。 歯科材料や機械のメーカーが多数出展しています。業者の展示もレーザー学会と比べるととても大きかったです。 このフロア全体をくまなく見て回るだけで半日がかりです。 いろいろ見て回りましたが、ある展示ブースで日本未発売の麻酔の注射が痛くなくなる器具があり、思い切って購入してしまいました! 注文してから2,3週間で日本に到着するので今から楽しみです! 米国歯周病学会は4日間開催されます。 次の日も私はいくつかのセッションに参加しました。 歯周病に関する発表のはずですが、実際の内容はインプラント関連がとても多かったです。 滞在3日目にとても楽しいことがありました。 今回幸運にも、サンフランシスコで開業している先生のクリニックを見学することができたのです。 院長のGene McCoy先生と。この先生は補綴(かぶせもの)で有名な先生です。 院内を案内していただき、いろいろな治療の症例について解説してくださいました。 貴重な時間を割いていただき、ありがとうございました! 3日目の夜に100周年記念イベントがあったのですが、その時に米国レーザー歯学会のMr. Jhonと会うことができました! 彼も私のことを覚えていてくれて、とても嬉しかったです。 今回もかなりハードな日程でしたが、海外の学会に参加することができてスタッフや患者様や家族に感謝です!