歯肉が下がる原因
こんにちは^_^
今回は『歯肉が下がる原因』についてお話しします♪
みなさんはなぜ歯肉が下がるのか知っていますか??
歯肉が下がる要因は主に7つあります。
○歯周病
歯周病菌が歯茎を炎症させ、歯を支える骨を溶かすことで引き起こされます。
〈歯周病による歯肉退縮の原因〉
・歯周病菌が歯と歯ぐきの間に存在し、毒素や酵素を放出する
・歯周病菌が歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)に侵入する
・歯周ポケットが深くなる
・歯周病菌が歯茎を炎症させる
・歯を支える骨が溶かされる
・骨を覆っている歯茎が退縮する
○加齢
顎の骨が吸収されることや、歯茎や歯が消耗していくことが原因で歯肉退縮します。
〈加齢による歯肉退縮の原因〉
・加齢による噛む力の衰えや顎への刺激の減少
・歯周病による歯茎や顎の骨の破壊
・歯ぎしりや歯並びの悪さによる歯茎への負担
・喫煙による歯肉への血流の減少
・過度な力によるブラッシング
○歯磨きが不十分または過度
歯磨きを強くしすぎると、歯茎が傷つき下がる「歯肉退縮」を引き起こす可能性があります。
歯茎はデリケートな組織のため、過度なブラッシング(オーバーブラッシング)によってダメージを受けます。
〈歯肉退縮の原因〉
歯茎をゴシゴシと強く磨く、歯の根元を磨きすぎ、 同じ箇所ばかり磨く。
○歯ぎしりや食いしばり
〈原因〉
・歯ぎしりや食いしばりで歯に過度な圧力がかかり、歯茎に負担がかかる
・歯ぎしりや食いしばりで歯が損傷すると、周囲の歯周組織(歯肉や支える骨組織)も影響を受ける
・無意識に歯ぎしりや食いしばりをしていると、歯や顎の骨に大きな負担がかかってくることで、骨が下がり、歯茎が後退する
○噛み合わせや不正咬合
〈原因〉
・噛み合わせが悪いと、歯や歯茎に負担がかかりやすくなる
・噛み合わせが悪いと、歯と歯を支える骨に過度な負担がかかる
・噛み合わせが悪いと、物を噛んだ際に発生する力が均等に分散されず、一定の歯や歯茎に負担をかけてしまう
・咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)では、過度な力が歯周組織を圧迫し、歯茎が徐々に下がる
○喫煙
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素が歯茎の血行を悪化させ、歯周病を進行させます。
〈原因〉
・歯茎の血行が悪くなることで、歯茎への酸素や栄養が行き届かなくなる
・歯周病菌と戦う白血球の数も減る
・歯周病菌によってダメージを受けた歯肉と骨の修復が働かなくなる
・歯茎の繊維化が進むことで、毛細血管が少なくなり、供給される白血球の量も少なくなる
○矯正
歯槽骨が吸収されたり、歯茎の炎症が起きたりすることが原因です。
〈原因〉
・歯槽骨が薄い部分や歯並びが乱れている部分の歯に強い力を加える
・非抜歯矯正で歯を外側に移動させる
・歯周病に罹患している
・歯茎や歯の周囲に食べ物のカスが溜まりやすい
・歯垢や歯石がたまりやすい
このように歯肉が下がる原因はいくつもあります。
歯肉退縮を予防するには、歯みがきやフロスなどの口腔ケアを正しく行うこと(セルフケア)や歯医者での定期検診、健康的な生活習慣を心がけることが大切になります!
歯肉退縮は予防が可能です⭕️
自分の歯肉の健康を守るために、日々のケアを大切にしましょう!
歯科衛生士 楠
谷村歯科医院
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