口臭について
みなさんこんにちは✨
今年はインフルエンザが例年より流行していますが、体調は大丈夫ですか?
風邪やインフルエンザの予防のためにマスクをしてる方も多いと思います。
でも、マスクをするとご自身の口臭が気になることはありませんか?
そこで今回は口臭について説明していきます!
1 口臭の原因とは?
口臭とは、口から発生する不快な臭いのことで、誰にでも起こりうる一般的な現象です。
しかし、原因はさまざまであり、一時的なものから慢性的なものまで幅広く存在します。
ここでは、主な口臭の原因を説明します。
2 口腔内の原因
(1) 舌苔(ぜったい)
• 舌の表面に白や黄色の苔のような汚れが溜まる現象。
• 舌苔は、細菌や食べカス、剥がれ落ちた細胞が舌の表面に付着してできるもので、これが腐敗して悪臭を発します。
(2) 歯周病
• 歯と歯茎の間に溜まった歯垢(プラーク)や歯石が原因で歯周病が進行すると、膿(うみ)や細菌が増殖し、強い口臭が発生します。
• 初期の歯肉炎では軽度の臭いですが、進行するとさらに悪化します。
(3) 虫歯
• 虫歯が進行すると歯の中で細菌が繁殖し、腐敗臭を放つ場合があります。
• 詰め物や被せ物の隙間に汚れが溜まっていると、臭いの原因になることもあります。
(4) 唾液の減少
• 唾液は口腔内を洗浄し、細菌の繁殖を抑える役割があります。
唾液が減少すると、口腔内が乾燥し、細菌が増殖しやすくなるため口臭が発生しやすくなります(口腔乾燥症やドライマウス)。
(5) 食べカスやプラーク
• 歯磨きが不十分だと、歯や歯間に食べカスが残り、それが腐敗して口臭の原因になります。
3 飲食物による口臭
(1) においの強い食品
• ニンニク、玉ねぎ、ネギなどの食品は、含まれる硫黄化合物が血液に吸収され、肺を通じて呼気に混ざることで口臭を引き起こします。
(2) アルコール
• アルコールを摂取すると口腔内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。
また、分解時に発生する成分も臭いの原因になります。
(3) コーヒー
• コーヒーに含まれる成分が唾液の分泌を抑えたり、口腔内を酸性に傾けることで、口臭を助長します。
4 全身的な原因
(1) 胃腸の不調
• 胃酸が逆流する胃食道逆流症や、消化不良によるガスの発生が口臭の原因になります。
• 空腹時にも胃から発生するガスが、口臭を引き起こすことがあります。
(2) 糖尿病
• 血糖値が極端に高くなると、ケトン体という物質が体内で生成され、それが甘酸っぱい特有の口臭を引き起こします(ケトン臭)。
(3) 肝臓や腎臓の疾患
• 肝臓や腎臓の機能が低下すると、体内に毒素が溜まり、それが呼気として排出されることで口臭が発生することがあります。
(4) 鼻や喉の疾患
• 慢性的な副鼻腔炎(蓄膿症)や扁桃炎では、鼻や喉に溜まった膿が原因で口臭が生じます。
5 その他の原因
(1) ストレス
• ストレスにより唾液分泌が減少し、口腔内が乾燥して口臭が発生しやすくなります。
(2) 喫煙
• タバコに含まれるタールやニコチンが口腔内に残り、特有の臭いを発します。
また、喫煙により歯周病のリスクも高まり、口臭が悪化することもあります。
6 口臭の予防と対策
(1) 口腔ケア🪥
• 毎日の歯磨き、デンタルフロス、舌ブラシの使用で舌苔や歯垢を除去。
• 定期的な歯科検診で歯石除去や歯周病の治療を行う。
(2) 水分補給
• 唾液の分泌を促すため、こまめに水を飲む。
• ガムを噛むことで唾液分泌を促進するのも効果的(キシリトールガムがおすすめ)。
(3) 生活習慣の見直し
• タバコやアルコールの摂取を控える。
• ストレスを軽減するため、リラックスできる時間を確保する。
(4) 適切な食事
• 食事後は早めに歯を磨く。
• においの強い食品を摂取した場合は、歯磨きやマウスウォッシュを活用。
7 まとめ
口臭は多くの人が抱える問題ですが、その原因を理解し、適切なケアを行うことで改善が可能です。
特に口腔内のケアを怠らないことが大切です!
谷村歯科医院
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