歯ブラシの種類と特徴
こんにちは(^ ^)
今回は『歯ブラシの種類と特徴』について説明します。
歯ブラシにはさまざまな種類があり、それぞれの特徴に応じて使い方が異なります。
以下に代表的な歯ブラシの種類とその使い方をまとめました。
1 手動歯ブラシ
— 特徴 —
・自分で動かして歯を磨く歯ブラシ。
・サイズや毛の硬さが豊富。
— 選び方 —
・ヘッドサイズ:小さいものは奥歯や細かい部分に届きやすいので、お口が小さい方はおすすめ。
・毛の硬さ: 普通もしくは軟らかめが歯と歯ぐきに優しい。
・形状:ストレートやカーブなどがあるが、好みに応じて選択。
— 使い方 —
①歯ブラシの持ち方
殆どの方が強すぎなので、ペンを持つように軽く握り力を入れすぎないようにします。
②ブラッシングの方法
・基本は毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当てます。
・当てた歯ブラシを小刻みに振動させながら磨く(バス法)。
・前歯も基本同じだが、届かない部分は縦に歯ブラシを動かして磨く。
③1回の磨き時間
・2~3分が目安。
2 電動歯ブラシ
— 特徴 —
・音波振動や回転機能で磨き残しを軽減させる。
・手を小刻みに動かす必要がなく、自動で動くので手動より労力が少ない。
— 種類 —
・音波式: 細かい振動で汚れを弾き飛ばす。
・回転式: ブラシが回転して汚れを掻き出す。
— 使い方 —
歯ブラシの持ち方
・歯に軽く当てるだけでOK。押し付けすぎると効果が薄くなるので注意する。
ブラッシングの方法
・歯の表面に対し90度に当てるか、歯と歯ぐきの間を45度に当てる。
・歯ブラシを1本ずつ歯に沿わせ、3~5秒程度当て続ける。
・歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側も忘れずに磨く。
3 子ども用歯ブラシ
— 特徴 —
・小さいヘッドで握りやすい太い柄が特徴。
・柔らかい毛が使われており、子どもの口腔環境に配慮。
— 使い方 —
・子どもの歯が生え始めたら、親が仕上げ磨きを行う。
・楽しく習慣化できるように歌やリズムに合わせるのも効果的。
4 歯列矯正用歯ブラシ
— 特徴 —
・ブラシの毛が山形や凹型になっており、矯正装置周りを磨きやすい設計になっている。
— 使い方 —
・矯正装置の周囲を丁寧に磨く。
・歯列矯正中は歯ブラシが届かないところがあるため、歯間ブラシやフロスを併用するとさらに効果的。
5 ポケットケア用歯ブラシ(タフトブラシ)
— 特徴 —
・小さなヘッドで奥歯や部分的に磨きやすい。
・歯周ポケットや隙間をケアするのに最適。
— 使い方 —
・毛先を歯と歯ぐきの境目に当て、小刻みに動かして汚れを落とす。
次は歯ブラシの形とその種類と使い方について説明をします。
1 歯ブラシの形状と特徴
ヘッド(ブラシ部分)の形状
・長方形型:一般的で、歯全体をまんべんなく磨ける。通常はこの形の歯ブラシを使う。
・小型ヘッド:奥歯や細かい部分に届きやすい。
・ダイヤ型(先端が細い):前歯や奥歯の奥まで磨きやすい。
・丸型(電動歯ブラシに多い):歯を1本ずつ磨くのに適している。
毛の形状
・平ら(フラット):全体を均一に磨くのに適している。
・段差あり:歯間や歯茎の境目を効果的に磨ける。
・極細毛:歯周ポケットや細かい部分の清掃に最適。
ハンドル(持ち手)の形状
・ストレート型: シンプルで一般的。
・カーブ型:奥歯や歯の裏側に届きやすい。
・滑り止め付き:握りやすく力加減をコントロールしやすい。
2 歯ブラシの使い方(形状に応じたケア)
ヘッドの形状に応じた使い方
・長方形型・小型ヘッド
毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当てる。
小刻みに動かして歯1~2本ずつ丁寧に磨く。
・ダイヤ型(先端が細い)
奥歯や前歯の裏側にピンポイントで当てる。
奥歯の奥や歯間を磨く際に便利。
・丸型ヘッド(電動歯ブラシ)
歯1本ずつに当て、3~5秒ずつ磨く。
振動や回転機能を活かし、軽い力で当てるだけでOK。
毛の形状に応じた使い方
・平らな毛(フラット毛)
歯面に均等に当て、小刻みに動かす。
前歯や奥歯の平らな部分を磨くのに適している。
・段差毛
歯と歯の隙間や歯茎の境目を重点的に磨く。
力を入れすぎず、優しく動かす。
・極細毛
歯周ポケットや歯茎ラインを意識して優しく当てる。
知覚過敏や歯茎ケアに最適。
ハンドル形状に応じた使い方
・ストレート型
力が入りやすいため、握りを軽くして優しく磨く。
・カーブ型
持ち手を少しひねり、奥歯や歯の裏側を磨く。
・滑り止め付き
握りやすいので、正確な角度で歯にブラシを当てやすい。
3 歯ブラシを使う際の基本的なコツ
・力を入れすぎない
力を入れすぎると歯や歯茎を傷つける可能性があるため、軽いタッチで磨く。
・1本ずつ丁寧に磨く
歯ブラシを動かす範囲は1~2本の歯が目安。
・磨く順番を決める
上の歯→下の歯、外側→内側→噛み合わせ部分、という順で磨くと磨き残しが少ない。
・1回2~3分を目安に磨く
短時間では磨き残しが出るため、十分な時間をかける。
☆ケアのコツ☆
・歯ブラシは1~3ヶ月に1回交換しましょう(毛先が開いたらすぐ交換)。
・広がった毛先は歯を効果的に磨けないため、早めに新しいものに交換しましょう。
いかがだったでしょうか?
歯ブラシはすごく多くの種類があり、磨き方もたくさんあります。
自分の口腔状態や目的に応じて、歯ブラシの形状や特性を理解して選びましょう。
また、歯ブラシ選びや磨き方が分からなければ、歯科医師や歯科衛生士に最適なブラシを相談すると良いです。
歯科アシスタント 松本
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