唾液の大切さについて知ろう!
みなさんこんにちは( ¨̮ )
最近は猛暑も落ち着き段々と涼しくなってきましたね!
秋は食欲の秋とも言われているのでたくさん食べたあとはしっかり歯を磨きましょうね!🪥
さて今回のテーマは唾液の働きについてです!
みなさんのお口の中に存在する唾液。この唾液にはさまざまな機能があります。まずどんな機能
があるのか説明していきます!
①緩衝能
緩衝能とは酸性に傾いたお口の中を中性に回復させる機能です。例えば梅干やレモンなどの酸っぱいものを食べると唾液が多く出ますよね。これは酸性に傾いたお口の中を中性に戻そうとするためです。
飴やガムなどをずっと口の中に入れていたり、間食でおかしや甘いジュースを飲んでいたりする人は、お口の中が酸性に傾いた状態が長く続く為、虫歯になりやすくなります。
②潤滑作用
唾液の成分により食道の表面がなめらかになり飲み込みやすくなります。
③消化を助ける
食べ物を柔らかくし消化を助けます。
④自浄作用
食べかすなどを洗い流し、口腔内を清潔に保つ作用です。
⑤口臭を防ぐ
唾液の分泌が少なくなると口の中が不潔になり虫歯や歯槽膿漏になったり、口の中が乾燥して口臭が強くなったりしやすくなります。
⑥細菌の侵入を防ぐ
外部からの様々な菌を殺し、抵抗する働きがあります。
このようにさまざまな機能があります。
そして唾液が少ないことによる口腔内のトラブルが「口腔乾燥症」です。
高齢によって唾液の分泌量が低下することにより口が乾燥することがあります。これは心配ありません。ストレスによっても唾液が出にくくなることがありますがその場合はストレスがなくなれば症状も回復します。
ですが急激に唾液が出なくなり、痛みがある場合は唾液腺などの疾患が考えられます。早めに歯医者さんで診てもらいましょう!
○口腔乾燥症(ドライマウス)
唾液の分泌が低下して、口が乾いた状態になります。軽度の症状では主に口の中のネバネバ感、ヒリヒリする、虫歯、歯垢の増加、口臭も強くなります。
重度になると、唾液分泌量が低下し、強い口臭、舌表面のひび割れ、痛みで摂食障害、会話しづらいなどの障害も現れます。場合によっては不眠をきたすこともあります。平均的な唾液の分泌量は、一日あたり約1~1.5リットル程になります。
唾液には抗菌作用があり、口の雑菌の繁殖を防いでくれています。そのため、唾液が不足して口が乾くと、虫歯や歯周病にかかりやすくなり、また口臭の原因にもなってしまうのです。
○口腔乾燥症の原因
・薬による副作用
・糖尿病
・シェーグレン症候群
・高齢化
・ストレス
・口呼吸
などがあげられます。
○唾液腺マッサージ
唾液腺マッサージを行うと口腔内が潤いますので、様々な効果があります。どんな効果があるかみていきましょう!
①唾液を出して歯の再石灰化を起こりやすくする→虫歯予防につながります。
②唾液の自浄作用によって細菌が減り、口臭を防ぎます。
③唾液が出るので乾燥気味だった粘膜や舌などの口腔ケアができます。
④お口の中の乾燥による痛みなどを軽減します。
⑤唾液が出やすくなり、消化を助けます。
⑥お口の中が潤うことでお口周りの筋肉がほぐれます。
○唾液腺マッサージのやり方!
唾液腺には3つの種類があります!
①耳下腺
耳たぶの前、上の奥歯辺りのほっぺたの部分にあります。そこを人差し指を当て、指全体で優しく押します。
②顎下腺
アゴの骨の内側のやわらかい部分にあります。そこに指を当て耳の下〜アゴの先まで優しく押します。
③舌下腺
アゴの先のとがった部分の内側、ベロの付け根の部分にあります。
そこに親指を当て下アゴからベロを押し上げるようにグーッと押します。
この動作を5〜10回程繰り返します。
簡単ですので是非みなさん試してみてください!
○まとめ
このように、唾液は健康を守る大切な役割を持っており、歯や健康の為にもしっかりと唾液を出す必要があります。
そして唾液マッサージはだれでもすぐに行うことができ、健康に役立ちますので是非試してみてください!
歯科衛生士 池田