お子さんの歯磨き攻略法!
みなさんこんにちは( ¨̮ )
皆さんはお子さんの歯磨きスムーズに出来ていますか?
親御さんの「しっかり虫歯予防をしてあげたい!」という気持ちとは裏腹に、なかなか歯磨きをさせてくれないお子さんが多いと思います。
今回はなぜ歯磨きを嫌がるのか、そしてどうしたらスムーズにお口のケアをする事が出来るのかを一緒に考えていきたいと思います!
【子供が歯磨きを嫌がる理由】
・お口の中を触られるのが嫌
歯磨きに慣れていないお子さんでしたら、歯ブラシがお口に入るのは不快に感じてしまいます。
特に歯茎や舌などの歯以外の部分に歯ブラシが当たると、刺激を感じやすいため、拒否反応を示してしまう恐れがあります。そのため、小さい頃から徐々に慣らしていく必要があります。
・遊んでいるので磨きたくない
遊んでいたり、絵本やテレビを見ている途中で強制的に歯磨きをしてしまうと、意識や行動の切り替えができないため、歯磨きを嫌がる原因になります。
子どもの様子を伺いながら、落ち着いたタイミングをみて歯磨きをしましょう。
・歯磨きが怖いから嫌
夜は親御さんも疲れている時間帯になります。
スムーズに歯磨きができない場合、お子さんが嫌がっていても無理やり歯ブラシをしたり、場合によっては押さえつけて歯ブラシをしているかもしれません。
そうした経験や記憶が重なってくると、「歯磨き=怖い」というイメージが植え付けられ、歯磨きが嫌になることがあります。
お子さんが上手く歯磨き歯磨きができなくても、落ち着いて優しく対応するようにしましょう。
・仕上げ磨きが痛い
皆さんは歯ブラシ、正しく持てていますか?
歯ブラシの正しい持ち方は鉛筆と同じ持ち方です。
持ち方が正しくないと必要以上に力が入ってしまい、赤ちゃんが痛みを感じる原因となってしまいます。
【年齢的の磨き方】
・0歳
生後6~9か月頃から前歯が生え始めます。
清潔なガーゼ等で歯を拭いましょう。
1歳半の健診を受けた子どもの内、2~5%に、虫歯が見つかると言われています。
将来歯が生え始めて、いきなり歯ブラシをして嫌がれたりしない為にも、実はこの時期からお口の中に触れて慣れさせる事が重要となってきます。
歯磨きの歌の動画を流してみたり、頬を触るなどのスキンシップをとってみるのも効果的です!
・1歳
上下の前歯が生え揃います。
上の前歯が生えてきたら「本人用」と「仕上げ磨き用」の2本の歯ブラシを用意して、いよいよ歯ブラシをスタートさせます。
食事をしたら歯を磨くということを習慣化させましょう。
・1歳半
奥歯(第1乳臼歯)が生え始めます。
生えたての奥歯は食べかすや歯垢が非常に溜まりやすい形状になっており、虫歯の原因菌であるミュータンス菌も、奥歯が生え始める頃から口の中に定着してくると考えられています。
加えて、甘い飲み物やお菓子を口にするようになり、虫歯の危険度が高まります。
また、できればこの頃までに卒乳する事をおすすめします。
・2歳
前歯と奥歯の間の歯(乳犬歯)が生えます。
イヤイヤ期の歯磨きは「頑張ってるね」「えらいね」など上手く褒めながら磨きましょう。
特に前歯の裏、奥歯の溝など虫歯になりやすい場所から磨く工夫をすると良いでしょう。
・3歳
1番奥の歯(第2乳臼歯)が生えてきます。
乳歯20本が生え揃う3歳児健診では、噛み合わせのチェックも可能となります。
虫歯になりやすい奥歯の歯と歯の間はできるだけフロスを使用しましょう。
【嫌がらないための工夫ポイント】
①小さい頃から慣れさせる
はじめは歯の本数も少なく、無理に磨く必要はありません。
歯ブラシが歯や歯茎に当たる感覚を早いうちから覚えさせてあげましょう。
最初のうちは持ち手が丸く、柄の短い赤ちゃん用の歯ブラシがおすすめです。
慣れてきたら自分で持たせてあげて、口に入れたり噛んだりして慣れさせてあげましょう!
必ず転んだりして喉の奥を突かないよう見守ってあげてください。
②好きなキャラクターや色の歯ブラシを使う
歯ブラシにはたくさんの種類があります。
ある程度の年齢になると、好きなキャラクターや色があると思いますので、そのキャラクターや好きな色の歯ブラシを使うことで、毎日の歯磨きの時間が楽しみになります。
薬局や歯科医院でお子さんと一緒に歯ブラシを選びましょう!
③味や香りのある歯磨き粉を使う
フルーツの味や匂いがあるものが多いので、お子さんの好きなものを選んであげましょう。
何種類か用意して、歯磨きの前に一緒に選んだり、混ぜたりしてみるのも、歯磨きの時間が楽しくなるポイントです。
④親御さんも一緒に磨く
いくらやり方を教えても、子どもはいきなり自分では歯磨きはできません。
親御さんも一緒に歯磨きをしてやり方を見せてあげましょう!
そして、会話やスキンシップも交えながら歯磨きの時間を楽しい時間にすると良いです。
⑤歯磨きをする時間を決める
それまで楽しく遊んでいたのに急に歯磨きとなると、多くのお子さんは嫌がるでしょう。
きちんと、「◯時からは歯磨きの時間」と決めて習慣化すれば、遊んでいても切り替えられるようになり、歯磨きが嫌でなくなるでしょう。
⑥歯磨き動画やアプリを活用する
どうしても歯磨きを嫌がる、ぐずって仕上げ磨きをさせてくれない場合に、歯磨きの動画やアプリを活用することもおすすめです。
可愛いキャラクターと一緒に歯を磨けることで、やる気のスイッチを入れてあげましょう。
⑦歯磨き後に褒める
歯磨きが終わった後は、大げさなくらいしっかりと褒めてあげましょう!
もし上手くできなかったり、途中で終わったとしても頑張ったことを褒めるようにしてあげましょう。
褒めることで、歯磨きを好きになってもらいましょう!
【まとめ】
お子さまの虫歯の予防として、歯科医院でのフッ素塗布やシーラントなども大切ですが、それよりも大事なのが毎日のお家でのケアです!
どれだけ定期検診に来ていただいていても、お家でのケアができていなければ虫歯のリスクは高くなってしまいます。
毎日の積み重ねを大切にし、虫歯に負けない丈夫な歯を目指しましょう!
歯科衛生士 池田