歯が抜ける原因

こんにちは!^ – ^

寒い季節になり、風邪をひきやすくなるので体調に気をつけて生活しましょう!
突然ですが、なぜ歯が抜けるのか気になりませんか?

今回は歯が抜ける原因について話していきましょう♪


歯が抜ける原因の第一位は『歯周病』です!!

そして2位が『虫歯』になります!


○歯周病とは?

軽度であれば歯茎の腫れ・出血などが主な症状として現れますが、進行すると痛みが加わり、最終的には歯茎や顎の骨が破壊されて歯を支えきれなくなります。

その結果、歯を失ってしまうのです、、


日本人の成人の約8割がかかっているといわれている病気で、その多さを聞いて驚かれる方も多いですが、自覚症状に乏しい点を踏まえると納得できるかと思います。

歯周病は患者さんが気付かないうちに症状が悪化し、症状が出てきたときには歯が抜けるくらいまで進行してしまう病気なのです。


○虫歯とは?

むし歯とは、むし歯の原因となる細菌(ミュータンス菌など)が作る酸により、歯が溶かされてしまう病気です。

むし歯の原因菌は、糖質をエネルギー源として、歯を溶かす酸を作り出します。

磨き残しのためプラークが蓄積されていたり、砂糖の摂取量・摂取回数が多かったりすると、細菌の活動が活発となり、むし歯になってしまいます。


○『歯周病』と『虫歯』を防ぐにはどうすればいいの?

『歯周病』や『虫歯』にならないようにするには、定期的な清掃(プラークコントロール)が必要になってきます。

特にセルフケア(お家での歯磨き)が大切になってきます。

しかし実は歯ブラシだけでは約60%のプラーク(歯垢)しか落とせていません。
そのため補助的清掃用具(歯間ブラシ、フロス、タフトブラシなど)の使用が必要になってきています。

歯が抜けないようにする為にもお家でのケアを頑張ってみましょう!!

○もし歯が抜けてしまったらどうすればいいの?

虫歯や歯周病などが原因で歯が抜けてしまったらどんな方法があるか知っていますか??

歯が抜けた場所にもよりますが、基本的には3つの選択肢があります^ – ^

『インプラント』『ブリッジ』『入れ歯』の3つです。


○インプラント
抜いた歯の所の骨にチタンの金属でできた人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。
この後に説明する『ブリッジ』や『入れ歯』とは違い、インプラント1本だけでしっかり噛め、他の歯を傷つけないのが特徴です!

【メリット】
・他の歯を削らない
・違和感なくしっかり噛める
・取り外しなどがない
・見た目が自然

【デメリット】
・費用がかかる
・噛めるまでの時間がかかる
・ちゃんとケアをしないと歯周病(インプラント周囲炎)になる恐れがある

○ブリッジ
欠損歯の代わりとなる人工の歯(ダミー、またはポンティックという)を、両隣の歯にかぶせる冠と一体でつくったものです。
抜いた歯の両サイドの歯を削って土台の形にし、3本以上が繋がったかぶせものになります。


【メリット】
・接着剤で歯に固定をするため、食事のたびにはずす必要がない
・保険適用の銀歯でできたブリッジであれば、費用が抑えられる

【デメリット】
・両サイドの歯を削って欠損した歯の分も支えるため、両サイドの歯の健康寿命が下がる
・臼歯(奥歯)の場合、保険適用だと銀歯になり見た目が悪い
・歯がない部分に物が挟まりやすいため、歯周病や虫歯になりやすい

○入れ歯
人工の義歯(入れ歯)を用いて、歯を失った部分を補うものです。
両サイドの歯に金具をかけ、取り外し式のものになります。


【メリット】
・短期間で入れ歯ができる
・保険適用の入れ歯の場合、費用が抑えられる

【デメリット】
・自然歯に比べて、噛む力が弱い
・両サイドの歯に負担がかかる
・食事後毎回義歯を洗わなければならない

など、それぞれメリット、デメリットがあるためご自身が何を重要と考えるかによって選択が変わってくると思います。

わからないことや聞きたいことがあれば是非聞いてみてくださいね♪

歯科衛生士 楠