なぜ虫歯ができるの?

こんにちは!
最近は寒い日や暑い日が続いています。
寒暖差が激しいので、外出する際は羽織るものを一枚持つなど、対策をしてお出かけしましょう^_^


さて、今日は『虫歯』についてお話しします!!

虫歯とは、歯垢(プラーク)の中にいる細菌(主にストレプトコッカスミュータンス菌)が作り出すによって歯が溶かさせる病気です。
その微生物の量によって、虫歯になりやすい人、なりにくい人に分かれます。

つまり、この細菌が多い人は虫歯になりやすくて、少ない人は虫歯になりにくいといえます。

ただし、虫歯になる要素は細菌の他にもありますので、これから説明をしていきます。


1 虫歯の原因


虫歯になってしまう原因としては、3つ挙げられます。

これらの原因が重なったときに歯が溶けて虫歯になってしまいます。


①細菌
食べ物の中に含まれている糖を細菌が食べ、酸を作り出し歯を溶かします。

虫歯になる直接的な原因ですね。この細菌がいなければ虫歯にはならないのですが、残念ながらゼロにすることはできません。


②糖質
食べ物の中に含まれる糖質(砂糖)のことです。そして、間食をよくする方は虫歯になりやすいと言われています。

細菌はこの糖をエサにして酸を作り出します。ですから糖質を控えることは虫歯予防に効果的です。


③歯質
歯の質は人それぞれ違うため、虫歯になりやすい人もいます。
特に乳歯や永久歯が変えたばかりの子どもは完全に歯の表面が硬くないため、虫歯になりやすいです。

他の人と同じように歯を磨いていて、それほど甘いものを食べる習慣がなくてもすぐに虫歯ができてしまう人は歯の質が弱い可能性があります。


これらのことをふまえて対策を考えてみましょう♪

間食をよくする方はいらっしゃいますか?
間食をするとこのようなことが起こります。

普段口腔内は中性ですが、食事をするたびに糖質が増えるため細菌が活性化し(糖を使って細菌が酸を吐き出す)、酸性へと傾きます。
時間が経てばまた中性になりますが、間食が多い方だと酸性になっている時間が長いため、虫歯によりなりやすくなります。

ちなみに酸性から中性に戻るまでは約1時間くらいかかると言われています。

そのため、テレビを見ながらだったり、携帯電話を触りながらだったりする『ダラダラ食べ』をやめましょう!


2 歯垢(プラーク)がつきやすい場所はどこ?

歯垢が付きやすい場所は、奥歯のでこぼこしている所や歯と歯の間、歯と歯茎の境目がつきやすいところになります。

①奥歯の噛む面

歯の噛むところは溝が刻んであり、この溝で物を噛み砕いて外に逃がす効果があるのです。

しかしこの溝があることで食べかすが残ってしまいます。

この溝は思っている以上に深くて細いので、歯ブラシの毛先の太さではきれいに食べかすを取り除くことが難しいのです。

そこに虫歯菌が繁殖して酸を作って歯を溶かしてしまうのです。


②歯と歯の間

歯と歯の間も、とても狭くて食べかすが挟まって歯ブラシで全部取り除くことは困難です。

このような隙間も細菌はとても小さいので入り込んでいきます。

そして知らない間に虫歯になってしまうのです。


③歯と歯茎の境目

歯と歯茎の間はやはり細い溝になっているので、食べかすが残ってしまいます。

この溝のことを歯周ポケットといい、この歯周ポケットが大きくなっていくと、いわゆる『歯周病』になってしまいます。

歯ブラシで毎日頑張って歯を磨いていても、実際に歯ブラシの毛先がこの歯ぐきの付け根にあたっていないことが多いです。

歯を磨く時は歯の表面よりも少し歯ぐきの方に傾けて、小刻みに歯ブラシを動かのが食べかすや歯垢をきれいに取り除くコツです。


3 虫歯にならないようにするにはどうすればいいのか?


虫歯の原因は虫歯菌や糖質と歯の質ですが、虫歯にならないようにするために特に大事になってくるのが、毎日のセルフケアや定期検診です!

皆さんの中には3ヶ月に一回、歯科医院に定期検診に通っているからがいらっしゃるかもしれません。

ただし、定期検診に通っているからといって絶対に虫歯にならないとは限りません。

もちろん定期検診もとても大事なのですが、毎日のセルフケアがすごく大切なのです!


いくら歯科医院の定期検診で歯垢や歯石を取ってもらっても、歯科医院に来ていない間に歯垢がずっと溜まっていると虫歯になるリスクが高くなります。

その為にセルフケアを行う際は、こういった所を意識してみましょう♪


①1本ずつしっかり磨く
歯ブラシを大きく動かしながら歯を磨いていても、あまり意味がありません。
動かす範囲が大きい為、細かい所の歯垢は取れないからです。
細かく1本ずつ磨くことによって、虫歯になるリスクを下げます。

一度歯を磨いているときによく鏡を見て、歯ブラシの当て方や動かし方を観察してみるといいですね。

しっかり歯ブラシで食べかすや歯垢が取り除けているか自信がない方は、歯科医院で定期検診の際に、歯科衛生士や歯科医師に聞いてみてください。私たちがていねいにご指導させていただきます。


②補助具を使ってみる
歯ブラシで磨いても歯と歯の間の歯垢を取るのはとっても難しいです。
そのため、デンタルフロス(糸ようじ)』を使うことをオススメします!
フロスを歯に沿わせて使うことで歯と歯の歯垢を簡単にとることができ、歯と歯茎の間も掃除ができるため歯肉炎にもなりにくくなります。


また叢生(歯がガタガタずれている所)や歯ブラシでは届きにくい所にオススメなのは『タフトブラシ』です。
このタフトブラシは歯ブラシの毛先の部分がとても小さいです。

そのため歯並びが悪いところや奥歯の歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間などの細かいところを磨くのに最適です。


③歯ブラシの力加減を調整する
強く歯を磨くからといって歯垢や歯石が取れるわけではありません。
強くガシガシ磨くことで歯に細かいキズがついてそのためにしみたり着色がつきやすくなったり、歯茎に擦れたようなキズができて痛みが出たり歯ぐきが下がってきてしまいます。
そうならないように、歯茎には歯ブラシが当たっても気持ち良い力加減で歯磨きをしましょう!


ここまで虫歯や磨き方についてお話ししてきましたが、どうでしたか?

歯垢が残りやすそうなところや磨きにくいところがわからない方は歯科医院で聞いてみてくださいね!


歯科衛生士 楠