年齢別!お口のケア方法
みなさんこんにちは( ¨̮ )︎︎
すごく暑い日が続きますね。今年は猛暑日が過去最多になったみたいです!
まだまだ暑い夏が続きますので熱中症にかからないよう出来るだけ水分や塩分を補給して、体調管理をしていきましょう♪
さて、今回のテーマですが、『年齢別のお口の中のケア』になります!
暑い日はアイスクリームや炭酸など美味しく感じる季節ですが、それらには虫歯の原因になる砂糖が多く入っています。
特に小さなお子さんはおやつをあげる際は注意が必要なので、食べた後にはしっかりと歯磨きをしましょう!
【どうして虫歯になるのか】
虫歯は、お口の中にいるミュータンス菌という細菌が感染して引き起こされます。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、ミュータンス菌はいません!
なのでそのままずっと、ミュータンス菌がお口の中に入らなければ、虫歯になることもありません。逆に、いったんお口の中に入ってしまうと、なくすことは難しいです。
ミュータンス菌は、唾液によって感染します。
特にお母さんなどご家族から感染していることが分かっています。だからといって、親子のスキンシップやコミュニケーションを控えるのは難しいですよね。
唾液から感染してしまうので、熱いものを「フーフー」して冷ましてあげるのもダメ。
お母さんが使ったお箸やスプーンで、そのまま子どものお口に「あーん」して食べさせるのもだめ。あれもこれもダメ…と考えると、とても大変ですよね。
ですが、感染についての正しい知識を身につけて、お子さんの虫歯ゼロを目指しましょう!
【年齢別のケア方法】
・1歳~2歳
この時期が最も虫歯菌に感染しやすい時期と言われています。
この時期に、感染してしまうとミュータンス菌が優勢となり、虫歯になりやすくなってしまいます。
一方、この時期を過ぎると、お口の中の細菌バランスが決まってくるので、感染の可能性が低くなっていきます。そして、たとえ感染したとしても、その時期が遅ければ遅いほど、虫歯のリスクが下がることも分かってきています!
そして、この時期虫歯になりやすいのが上の前歯です。
この時期はかじりとって食べる時期なので、上の前歯の裏側に食べ物が溜まりやすくなります。
歯磨きを嫌がってしまうお子さんもいるかと思いますが、親御さんが歯磨きをしっかりと行い、汚れをかき出してあげてください!
・3歳ごろ
乳歯が生えそろい、顎や舌をたくさん動かしていろいろなものを噛めるようになります。
この時期は奥歯の咬む面が虫歯になりやすいです。
虫歯予防のために 家族で定期的な歯科健診とフッ化物塗布が大切です!
・4歳~5歳ごろ
4歳から5歳になると、虫歯の咬む部分ではなく、歯と歯の間の部分に虫歯が発生しやすくなります。
ですから、普段の歯磨きに加え、親御さんがフロスを使用してあげることをおすすめします。
また、歯みがき後のうがいはなるべく少ないお水で 1 回だけにする練習もしましょう。
そうすることで、歯磨き粉の中に含まれる色々な成分がお口の中に長い時間残ってくれます。
・6歳~
この時期は上下の前歯が生え変わり奥歯に永久歯(6歳臼歯)も生えてきます。
生えたての永久歯は今までと大きや形が異なり、磨きにくくとても虫歯になりやすいです!
またブラシも届きにくくなるので、しっかりと奥までブラシを入れて磨きましょう。
この時期には歯医者さんで歯磨き指導やフッ素を塗ってもらうことをおすすめします!
・中高生
この時期になると、親御さんがお子さんのお口の中をみることはほとんどなくなってくるかと思います。
お子さん自身が磨くことになるのでブラッシングが疎かになりがちです。
また虫歯リスクがまだまだ高い時期なので注意が必要です。
・成人
成人期は学生から社会人になり、慣れない環境や仕事によるストレスなどで歯や歯茎のケアを怠りがちな時期です。
特にここまで虫歯についてお話してきましたが、歯周病になりやすい時期でもあります。
歯周病は気付かない間に進行してしまうので、歯に歯垢や歯石が付いたままの状態で放置してしまうと一気に進行してしまいます!
定期的に歯周病の検査、そして虫歯のチェック、歯石取りをしてもらいましょう。
・高齢期
高齢期では唾液の分泌が少なくなったり、歯を支えてる骨がやせ、それとともに歯茎が下がってくることで歯の根元が露出し虫歯になりやすくなります。
適切な力で歯と歯茎の境目にしっかりとブラシを当て虫歯予防、そして歯周病にかからないようにしましょう!
ここまで年齢別のお話をしてきましたが、みなさんはしっかりとお口のケアが出来ていますでしょうか?
年齢を重ねても自分の歯で美味しく食事ができるようにブラッシング頑張りましょう!
また、定期検診にしっかりと通いお口の中をチェックしてもらうと、より自分のお口の中を把握出来るので、「最近歯医者さんに行ってないな〜」という方は、一度診てもらいましょう!
歯科衛生士 池田