久しぶりにセミナーに参加
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。
先日の日曜日に大阪でセミナーに参加しました。
2年前の2月ごろから新型コロナウイルス感染症防止に伴い、様々な行事が中止になりました。
私が毎年参加していた学会や、セミナー、勉強会もすべて中止です。
特にアメリカで開催予定だったレーザー歯学会も中止だったので、とてもがっかりしました。
その後1年ぐらいしてからZOOM等でのオンラインの学会やセミナーが開催されたので、昨年から診療所や自宅のパソコンでオンラインでの参加を何度かしていました。
オンラインミーティングは便利な反面、かなり味気ないですね。なかなか何時間も集中することが難しです。
学生さんがコロナ禍で授業がオンライン授業となりましたが、同じように集中力を維持するのは大変でしょうか?
しかし長かったコロナ禍による規制も無くなり、ようやく実際に会場に足を運んでセミナーを受けることができたので、とても良かったです。
今回私が参加したセミナーは治療等の技術系のセミナーではなく、患者様への接遇等のマーケティングと、スタッフの採用や扱いなどのマネジメントのセミナーでした。
会場は大阪駅からすぐの梅田センタービルの会議室でした。同じセミナーは東京でも開催されたのですが都合がつかなかったので、大阪会場の開催日に行くことにしました。学会やセミナーはやはり東京で開催されることが圧倒的に多いのですが、東京以外だと気分が変わっていいですね。
セミナーの会場内です。患者様に説明するツールが展示してありました。普段の診療で患者様に必要なことをすべて説明するのは時間が足りないし、患者様も覚えきれません。そのため治療の注意事項をまとめたツールを適切に渡す必要があります。当院でも様々な説明ツールを作って患者様にお渡ししていますが、今回当院でも使用できそうなツールをいくつか購入しました。
今回このセミナーで取り入れたポスターです。
『治療中に痛みを感じたら我慢せずに手を上げてください』
たまに患者様でどんなに痛くても我慢して、限界を超えてから痛い!と怒る方がいらっしゃいます。
特に男性で、「痛い」と言うのが恥ずかしいこと、男らしくない、弱いと思うみたいです。
治療前には必ず私から患者様には「お痛みがあれば左手を上げてください」と伝えたり、治療中も「大丈夫ですか?痛くないですか?」と声をかけていますが、それでも我慢する方が極まれにいらっしゃいます。患者様が痛くないように常に心がけてはいますが、実際に痛いかどうかはわからないので、皆さまも治療中は我慢しすぎないようにしてくださいね。
『当院では予防と定期検診を積極的に推進しています』
もう一つポスターを待合室に掲示しました。
これも以前から当院では患者様に常にお伝えをしていますが、虫歯や歯周病は重症になると手遅れです。もはや抜歯しか方法がありません。そのために検診で早期発見・早期治療を行うことと歯垢・歯石を取り除くことがすごく重要になってきます。検診のタイミングは、軟らかい歯垢が歯ブラシで取れない頑固な歯石になってしまう3ヶ月を目安としています。
セミナー開始直前には満席になってしまいました。講習中は多くの先生が熱心に聞いてメモをとっていました。今回のセミナーは中小規模の歯科医院をターゲットにしている内容でしたので講演の内容がとてもしっくりきました。また、このセミナーはリピーターが多いのが特徴だそうで、今回もリピーター率がなんと90%以上だそうです。ちなもに私もこのコンサルタントのセミナーに参加するのは5回目です。
今はまだコロナ禍でいろいろと感染予防対策が必要な時期です。そのためセミナー会場も隣席とはアクリル板で仕切ったり、マスク着用、アルコール消毒は必須でした。
コロナ禍もだいぶ落ち着いてきたとは言え、まだまだコロナ前の状態になるには時間がかかりそうです。セミナー中はマスクで息苦しかったり少し不便なこともありましたが、久しぶりに直接セミナーに参加することができてほんとに良かったです。