歯並びの種類

こんにちは(^^)
寒くなり、年末を感じる時期になりまたね。
休日は暖かい部屋でホットドリンクを飲みながらゆっくりしたいものです♪


さて今回は、『歯並びの種類』について説明をしていきます。

悪い歯並びは見た目以外にも様々なトラブルの原因になります。

そこで歯並びの種類にはどのようなパターンがあるのか調べてみました。


1 不正咬合とは?

現代人の中には食生活の変化により、固いものはあまり食べず柔らかいものばかり食べる方が増えています。
固いものを食べる習慣がないと上下のあごの筋力が十分につかず、あごの成長が小さくなってしまうことがあります。
また、日本人はもともとあごの小さい人が多くあごが小さいと歯が生え揃うための十分なスペースが確保できずに重なるように生えてしまいます。
これにより歯並びがガタガタになります。
このようなかみ合わせの状態を『不正咬合』といいます。


2 整った歯並びとは?
では、きれいな歯並びや整った歯並びである『正常咬合』とはどのような状態を言うのでしょうか?


・上下の前歯の中心が合っている。
・上下の前歯が、上下方向、前後方向に 2~3mm重なっている。
・上下の歯が交互にかみ合っている。


このような条件を満たしていると正常咬合ということになります。

3 不正咬合の種類

次は不正咬合の種類について説明いたします。

一口に不正咬合行っても、状態によって様々な種類があります。


○叢生(そうせい)

歯の大きさとあごの大きさのバランスが悪く、歯並びが凸凹な状態。
日本人の不正咬合の症状のなかでは最も多い症状です。
顎が小さく歯の生えるスペースが十分にないところに無理やり生えてきているため、重なり合って生えてしまいます。
八重歯もこの叢生に当たります。
歯磨きやフロスがしづらく、汚れが残りやすいので虫歯や歯周病になるリスクが高まります。


・歯磨きが上手にできないため、虫歯や歯周病になりやすい。
・見た目が気になる。
・食べ物を噛む効率が悪い


○上顎前突(出っ歯)

上の前歯が下の前歯に対して、4mm以上前に出ている状態。
日本人に多い不正咬合で、上の歯が前に大きく傾いて生えているタイプや上顎の骨が前に突出しているタイプなどがあります。
上顎前突の原因には、上顎の骨が下顎に比べて大きかなっていたり、上顎の骨が前に突出していたりといった先天的な要因と、指しゃぶりや舌で歯の裏側を押すなど日常的な癖によって起きる後天的な要因が考えられます。


・口で呼吸をすることが多いため、歯周病になりやすく、風邪も引きやすい。

・前歯で上手に食べ物をかむことができない。

・発音が悪くなる。
・前歯をぶつけて、歯が折れるなどの恐れがある。
・見た目が気になる。


○下顎前突(受け口)

上の前歯よりも下の前歯のほうが前に出ている状態。
またそれが、下あごが大きいなどの骨格的な原因によるもの。
一般的に“受け口”や“しゃくれ”とも呼ばれています。
滑舌が悪くなり発音がしづらくなります。
特に「サ行」の発音が難しく、極端な下顎前突の方のなかには、人前で話すことに抵抗を感じている方も少なくありません。


・前歯で上手に食べ物をかむことができない。
・発音が悪くなる。
・見た目が気になる。


○上下顎前突

前歯が上下ともに、前に出ている状態。
歯が前に出ているため唇が閉じにくく、口の中が乾燥しやすくなります。
それにより、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
物を噛んだり噛みちぎったりという機能が弱く、前歯に力が入りづらいこともあります。


・唇を閉じることが難しい。
・口呼吸が多く、歯周病になりやすい。風邪も引きやすい。
・前歯で上手に食べ物をかむことができない。
・発音が悪くなる。
・口元が前に突出し、見た目が気になる。


○開咬

奥歯が噛み合ってても、前歯が噛み合わない状態。
前歯が噛み合わないので食べ物を噛み切るのが難しい。
空気が抜けて発音がしづらい。
など日常生活に影響が出てしまいます。
また、前歯が噛み合わないため奥歯に集中して力がかかり、奥歯が欠けたり割れたりすることがあります。
原因としては、遺伝的などの要因の他、指しゃぶりや舌で歯を押すなど日常生活で無意識に行なっている癖も原因の一つになります。


・前歯でものが噛み切れない。
・発音が悪くなる。
・見た目が気になる。


歯並びに気になるところがあれば、専門の先生に相談しましょう。


歯科アシスタント  松本