口腔内とガムについて

みなさんこんにちは、だんだん日が短くなってきて秋らしくなってきましたね。
今日は”ガム”について調べてみました!
皆さんもキシリトールや唾液がたくさん出るなど聞いたことがあると思います。

口腔内の環境とガムについて、どういったものなのかご紹介します。


《ガムとは》
ガムベースに味や香をつけ、かむことで風味や口当たりを楽しむ菓子の総称。(Wikipedia)
ガムは植物性樹脂の樹木から採取され煮詰められたもので、このままでは味がないため甘味料で味や香りをつけてつくるそうです。

ガムは噛んでいくと味が無くなっていきますが、これはフレーバーが無くなってガム本来のものが残ったということです。


《ガムと口腔内》
ガムとお口の中はどんな関係があるでしょうか。

ガムはチューイングキャンディーと違い、噛んでも無くなりません。

すなわちいつまでもお口の中に残るのでずっと噛み続けることができます。

この『噛む』という行為は身体にとってもいいのです。
まずガムを噛むことで、唾液が通常より多く分泌されます。

だ液が出るとお口の中の食べかすや細菌が洗い流されるので口臭や口内炎、再石灰化、緩衝作用(酸性から中性に戻す作用)を促進させます。
さらに自浄作用という効果があります。これは唾液や噛むことで自然に起こる洗浄効果です。
しかし、ガムは歯ブラシの代用品ではなく全ての汚れを落とせるわけではないので、歯磨きやフロスとか洗口液は使いましょう!

次はガムの成分について見ていきましょう。


《甘味料》
ガム本体には甘み成分は全くありません。ゴムを噛んでいるのと同じです。

これに甘みをつけることで食品となるのです。

この甘み成分ですが、少し前から体にいい成分が配合されるようになりました。

ガムのパッケージによく”キシリトール”と書いてあるのをみたことはありますか?
キシリトールは歯の強い味方です!

ではキシリトールが入っていると歯にどんな影響があるでしょうか?

キシリトールとは、砂糖と同じくらいの糖度を持つ、『天然甘味料』、糖アルコールです。
作用は、お口の中の酸性を中性に戻す、歯の再石灰化、虫歯菌の増殖を防ぐ、プラークが歯に付着するのを防ぐなどです。
基本的に糖アルコールと呼ばれるものはこの性質を持っています。

糖アルコールは他にも還元麦芽糖水飴、ソルビトール、マルチトールなどがあります。


しかしキシリトール入りガムですが少し注意が必要です。

それは、キシリトール50%〜のものでないと効果が発揮されないということです。

キシリトール入りガムの中には、キシリトール+ショ糖やブドウ糖など虫歯になりやすい甘味料と一緒に使われているものもあるので気をつけましょう。



次に、虫歯になりやすい甘味料を見てみましょう。
ガムに使われている甘みとして昔からよく目にするのは、砂糖、蜂蜜、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、水飴、麦芽糖(マルクトース)ですね。

ぜひガムを手に取ったら、成分表示を確認してみてください。


《虫歯になりにくいおやつ》
お菓子ついでにキシリトールガム以外で、虫歯になりにくいおやつをご紹介します。
最近ではキシリトール入りのチョコレートも売っていますね。

キシリトールは砂糖と同じように甘いのですが、食べるとスーっとした冷たい食感があります。

そのためキシリトール入りチョコレートは食べると冷たく感じるので不思議な気分です。

ちなみにこのキシリトールですが通常の食品への配合量であれば、身体に対して悪影響はありません。

ですから小さいお子さんでも安心して食べることができます。

虫歯になりにくいキシリトールが入りお菓子以外でも、歯に付着しにくいものは虫歯になりにくいおやつといえます。

例えばゼリーやアイス、果物です。

これらのおやつは口の中で比較的素早く溶けて歯に残らないので虫歯になりにくいです。

もちろん虫歯に全くならないわけではないので、食べた後は歯磨きをしましょうね。
逆に虫歯になりやすいお菓子は、キャラメルやチョコレート砂糖入りのチューインガム、ビスケットなどがあります。

これらのお菓子はかなり長時間歯にくっついて、虫歯菌の餌になります。

キャラメルの入ったビスケットは歯にとって最凶のお菓子です!

かなり虫歯のリスクが高くなるので気をつけましょう!


DH関