オーラルフレイルと予防方法

みなさんこんにちは、今日は口腔機能の低下について調べてみました。


《オーラルフレイルとは?》
オーラルフレイル という言葉をご存知ですか?オーラル=お口 フレイル=虚弱
お口の機能低下という意味です。
高齢になってくると、口の乾燥、むせ、食べられなくなる、食べこぼし、滑舌がうまく回らない、などの症状が出てきます。
食べる量減ったり食欲低下で栄養が取れなくなってしまいます。そうすると、全身の機能低下につながり要介護になることがあります。


《オーラルフレイルチェック表》
自分がオーラルフレイルかどうか、以下のチェック項目で確認してみましょう!


①半年前と比べ硬いものが食べにくくなった
 はい2点  

②お茶、汁物でむせることがある
 はい2点

③口腔乾燥が気になる
 はい1点

④半年前と比べ、外出が少なくなった
 はい1点

⑤さきいか、たくあん程度の硬さの食べ物を噛むことができる
 いいえ1点

⑥1日2回以上歯を磨く
 いいえ1点

⑦1年に一回以上歯医者へ行く
 いいえ1点


合計の点数が、
0〜2点 オーラルフレイルの危険性は低い
3点   オーラルフレイルの危険性があり
4点以上 オーラルフレイル危険性が高い


《オーラルフレイル予防方法》
・口腔ケア
お口の中を清潔に保つことが大切です。

虫歯や歯周病になってしまい、さらに歯がなくなってしまうことや、お口の中の細菌が肺の中へ入ってしまう『誤嚥性肺炎肺炎』という病気にもなってしまうことがあります。
歯ブラシや洗口液、フロスを使い口腔ケアをしましょう。

また定期的に歯医者さんへ行き歯石をとったり虫歯、歯周病のチェックもとても大切ですね。


・お口周りの筋肉を鍛える
皆さんが食事をしたり笑ったりお話しするときには、お口周りの筋肉をたくさん使っています。

この筋肉が衰えてしまうと噛めなくなったり、唾液が出にくくなり話しにくくなったりします。
マッサージや体操をいくつかご紹介します。簡単なので是非おうちで試してみて下さいね!


『パタカラ体操』
①パパパパパパパパパパと唇を弾くように発音します。
②タタタタタタタタタタとベロの先端を上の前歯の裏に付けて発音します
③カカカカカカカカカカとベロの中央あたりを喉のあたりにつけるイメージで発音します
④ララララララララララとベロを少し丸めるように発音します。
これを2セット行ってみましょう


『お口を開ける練習』
①お口を大きく開け10秒キープします。
②お口を閉じて奥歯を噛んでベロは上の前歯の裏側に置きますこれを10秒キープします
3回繰り返してみましょう!


『のみこむ練習』
ベロの先端だけだしてそのまま口を閉じツバをごくんと飲み込んでみましょう。


いくつかご紹介しましたがいかがですか?
他にも早口言葉やガラガラうがいやぶくぶくうがいでも効果があるようです。

他にもたくさんあるので調べて行ってみてくださいね。


なお、オーラルフレイルの治療は、当院では歯科大学病院のオーラルフレイルの専門の科にご紹介いたします。

昨年よりコロナ禍の影響で人と会話する機会が減ったり、常にマスクをしているため口呼吸になって口の周りの筋肉が衰えてしまった人がとても多いです。

もしも気になる方は、ぜひ当院のスタッフまでお声がけください。


歯科衛生士 関