気になる寝ている間の歯ぎしり!
みなさんこんにちわ!
最近は梅雨に入り雨が多くてうんざりしてしまいますね💧
雨の日は足元が悪くなりますので検診や治療にくる方は気をつけて来院してくださいね( ᵕᴗᵕ )”
さて、今回は寝ている間の歯ぎしり(ブラキシズム)についてお話していきます!
歯ぎしりは意識していない時や、寝ている間にしてしまっていることが多くあります。
そのため、気づかぬうちにお口の中や全身の健康状況に影響がでていることがあります。
【歯ぎしりによる影響について】
歯ぎしりをすることで、歯がすり減って歯がしみる『知覚過敏』を起こしたり、顎が痛くなる『顎関節症』を招いたりします。
歯ぎしりがひどくなると、歯が割れたり詰め物や被せものが取れたりします。
最悪、歯の根が割れて抜歯になってしまいます。
また緊張状態になるために肩こりや頭痛、腰痛、目まいや耳鳴りなど全身の健康状況にも悪影響を及ぼすリスクがあるのです。
【歯ぎしりの種類】
①グラインディング
歯をギリギリと横にすり合わせる歯ぎしりです。キリキリと音がするため、周囲の人に指摘されて気づくケースが多いです。
歯を滑らせて横にこすり合わせているのでダメージも大きく、徐々にすり減っていきます。
②クレンチング
音を立てず強く噛み締める歯ぎしりです。
食いしばるという言い方をした方がイメージしやすいかもしれません。
日中も無意識のうちに行っていることがあり、自覚しにくいことが特徴です。
クレンチングをしていると頬の筋肉に力が入り、固く膨らんで見えることもあります。
③タッピング
上下の歯をカチカチと噛み合わせるタイプです。
グラインディングやクレンチングのような、強い力は加わりません。
寒くて震えているときのように、小さな音が出るのが特徴です。
【歯ぎしりチェック項目】
・歯ぎしりを家族などに指摘された経験がある
・ストレスの溜まる生活
・起床時に顎が重い、だるい
・集中すると無意識に噛みしめている
・噛むと痛みがある
・冷たいものがしみる
・歯の先端がすり減っている
・歯の付け根の部分がくぼんでいる
・詰め物や被せ物が取れたりする
・舌に歯型がついている
・上あごや舌の下に骨隆起と呼ばれるコブができた
︎︎︎︎☑︎これらが当てはまる方は、寝ている間無意識に強い歯ぎしりをしてしまっている可能性がありますので一度歯医者さんに相談し診てもらいましょう!
【治療の仕方】
歯ぎしりをやめていただくのが一番ですが、普通は寝ているときに無意識にするため自分の意志でやめるのは難しいです。
そのため歯ぎしり自体をやめるのではなく、歯ぎしりをしても歯や顎にストレスがかからないようにすることが治療法になります。
この治療を『スプリント療法』といいます。
治療方法としては歯医者さんにて型取りをし専用のマウスピースを作り、それを寝ている間装着します。
マウスピースを装着することによって睡眠中に歯ぎしりをしても、歯がすり減ったり欠けたりするのを防ぐことができます。
また、マウスピースの形状を調整することにより歯ぎしりそのものの回数を軽減できます。
【当院では(o・・o)/】
当院ではこのような症状や治療は、ベテランの口腔外科の先生が皆さまの診察にあたっております。
歯ぎしりが強くて、それにより顎が痛くなったり、音がしたり口が開きにくくなる『顎関節症』の治療も、口腔外科医が担当いたします。
歯ぎしりや顎関節症の悩みがある患者さんは、外科の日が毎週水曜日と第3または第4土曜日にありますので一度ご相談ください!
歯科衛生士 池田