洗口液について

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みなさんこんにちは!
昼間と夜の気温差があり本格的に寒くなってきましたね。
コロナウイルス、インフルエンザなどもまた増えてきているみたいので手洗い、うがい、アルコール消毒をしっかり行って予防しましょう。
さて今回のテーマは 『洗口液』 についてです!
みなさん普段洗口液は使っていますか?
この呼び方よりは、『マウスウオッシュ』 などと言ったほうが馴染みのある方も多いかもしれないですね!
そのなかで私たちが薬局やスーパーなどで一般に購入できるのは、「医薬部外品」「化粧品」で、さらに「医薬部外品」「化粧品」に分類される洗口剤を、その用途から見るとまた2つにわかれます。
①口に含んでゆすいだあと吐き出す洗口液
②いわゆる歯みがき剤と同じように使用する液体歯みがきです。
パッケージにはどちらか書いてありますが、よくわからないっていう方も多いようです。
今回は特に洗口液について詳しく説明していきます!
・『洗口液』とは
主に、お口の細菌を殺菌する為や、口臭を抑えるために使用します。
歯磨きだけでは、歯と歯の間の汚れは除去しにくいので、洗口液を使用することで歯の隙間に浸透し、効果が得られます。なので歯磨きの後の仕上げに洗口液を使用すると良いです!
  洗口液を使うと口の中に爽快感がひろがり、歯の表面もつるつるして、歯みがきの代わりになるような感じがします。
しかし、実際は歯と歯の境目や歯と歯茎の間に溜まったプラーク(歯垢)は、ブラッシングをしないと取り除くことが出来ません。
洗口液はあくまで、ブラッシングの補助的役割だと考えてください。
補助的役割と言っても歯みがきと併用することで、予防効果が期待できます!
・洗口液の使い方
ブラッシング後に適量(10~20ml)を口に含んでクチュクチュすすぎます。
マウスウォッシュをなるべく全体に行き渡らせることが、使用効果を高めるポイントです!
またマウスウォッシュを口に含んですぐに吐き出してしまうと洗口液が薄まって効果が落ちてしまいます。15秒から30秒ほどゆすいでから吐き出すようにしましょう。
そしておすすめの使用する時間帯は、就寝前の使用です。
寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、細菌が繁殖しやすい環境になるからです。
朝起きたとき、口臭が気になる方や口の中がネバネバするような方も使ってみてください!
・洗口液の選び方
歯周病や口臭の予防には、殺菌作用、消炎作用、歯石沈着防止作用などの成分を含んだものを使うとよいでしょう。
口臭の主な原因である歯周病菌を殺菌したり、プラークが歯に付着しにくくします。
虫歯予防に効果があるのは、フッ素成分が含まれる洗口液です。
フッ素は、歯の再石灰化を促進する効果や歯の表面のエナメル質を強化する効果があるので初期虫歯に有効的です。
またお口の中に口内炎などの炎症がある人は低刺激なノンアルコールタイプを選ぶようにしましょう。
アルコールには、口臭の原因菌を殺菌する働きもありますが、大部分は清涼感が得られるというメリットのために配合されています。
そのため、アルコールによるピリピリとした刺激が苦手な人やお口の中にに炎症がある人は、無理をせずに刺激の少ないノンアルコールタイプを選ぶと良いです。
洗口液には様々な成分が配合されているのでパッケージの記載をチェックしてご自身にあったものを選んでみてください!
 洗口液は手軽に使用できるので、歯みがきに加え、普段のエチケットとして使用するのもよいでしょう。
最近はお口の健康を気にかける方も増えてきて、口腔ケア製品も多様になってきました。
正しい使い方を守って、お口の健康を保ちましょう!
ホームケアに関しても何か分からないことがあれば私たち歯科衛生士や歯科医師に気軽にご相談くださいっ!
DH池田