歯の不思議

こんにちは(^_^)
やっと春らしく、暖かくなってきた今日この頃…。
天気のいい日は、ふらっとお散歩に出掛けたくなる季節ですね♪
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さて、今回はちょっと気になったことを調べてみました。
歯はなぜ白いのでしょう?
歯は外側(表面)がエナメル質、その下に象牙質があり、象牙質の中に歯の神経があります。
白色のエナメル質は実際は半透明で、歯が白く見るのはエナメル質の下にある象牙質が透けて見えているからだそうです。
象牙質は真っ白では無く、黄色っぽい色をしていて、歯が少し黄色みを帯びているのは、象牙質の色が透けているからなんですね。
また、神経の治療をして神経がなくなってしまうと、歯の表面は透明感を失って黄色っぽくなったり黒ずんでしまうことがあります。
他にも歳を重ねていくうちに黄色っぽくなってしまうのは、神経が小さくなってしまっているからだそうです。
神経が小さくなったところは黄色い象牙質が作られるので、年をとると表面のエナメルもすり減って、より黄色くなったり濃く見えるようになります。
日本人は特にエナメル質が欧米人に比べて薄いので、中の象牙質が見えて黄色っぽく見えやすいです。
歯の色には個人差がありますよね。
これは、エナメル質の色・透明度・厚さや、象牙質の色が歯によって異なり、この組み合わせによって歯の色が決まるので、色は人それぞれ違ってくるんですね。
人間の歯はなぜ生え変わるのでしょう?
人間の歯は、3歳頃には乳歯は全て生えそろい、6〜13歳頃に乳歯から永久歯へと生え変わっていきます。
お母さんのお腹の中にいる、妊娠7週目ぐらいから、口の中に歯の素になる組織ができてきます。
3歳頃乳歯が生えそろい、その後も体は発達し、顎も大きくなりますが、乳歯はそのままの大きさのため、次第に歯と歯の間に隙間ができて、食べ物を噛むのが十分に出来なくなります。
乳歯の数は20本しかありません。そのため永久歯に生え変わることで本数も32本に増やすことができます。(親知らずを除けば28本)
つまり、成長した顎に合った大きさと数の歯が必要になるため、乳歯から永久歯に生え変わるのだそうです。
永久歯は、乳歯の下で成長していきます。
永久歯の根が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が作られ、少しずつ溶かされて根がなくなると、乳歯はグラグラして抜け落ち、永久歯に生え変わるそうです。
永久歯は乳歯を目指して伸びていくので、乳歯が早く抜けてしまうと、永久歯が目標を失ってずれた場所に出てしまうことがあるようです。
毎日当たり前に使っている永久歯は、乳歯があってのものなんですね。
もしもお子さんで、乳歯が生え替わらない・永久歯が横から生えてきた等に気がついたらお早めに歯科医院を受診してください。
歯科アシスタント  松本