動物の歯について

みなさん、動物と人間の歯では、全く違うことをご存知でしたか?
ちょっとした歯の豆知識をご紹介します!
1 『サメの歯』
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『サメの歯』は獲物をとるときにこぼれ落ちても、すぐに次々と生えてきます。
なぜなら、現在使っている歯のうしろに6列から10列もの予備の歯がひかえていて、歯が抜け落ちると、その予備の歯がベルトコンベアー式に前に出てきて埋めてくれるからです。
ホシザメの歯は抜けてから10日で1列すべて生えかわるとか。
トラザメなどは10年間で2万4千本の歯が生えかわったということです。
このような歯の構造があるから、一度捉えた獲物はぜったいに逃さないのでしょう。
びっくりですよね!
2 『象の歯』
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『象の歯』は大きな臼歯が上下左右に1本ずつの計4本。
ひと回りもふた回りも大きな大人の靴底のような形をしており、かみ合う面はギザギザ模様になっています。
60~70年の生涯のうち、この臼歯は6回も生えかわるのですが、そのプロセスは大変面白いものです!
私たち人間の歯は下から顔を出してきて垂直に生えかわりますが、象の臼歯は水平交換といって、奥にある臼歯が脱落するという交代方法をとるので、歯がない期間は全くないのです。
あれだけ大きな体なのに歯が4本しかないなんて意外ですね。
でも一本の歯の大きさが靴と同じ大きさなんて、さすが巨大な象だとおもいました。
3 『馬の歯』
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ちなみに、自分の干支である馬はどうかなと一番興味が湧いたのですが。笑
『馬の歯』は明け6歳になるまでに、すべて乳歯から永久歯に生えかわり、その後はどんどんすり減っていきます。
カイバを食べる時には、上下の歯をすり合わせて咀嚼するので減り方が激しく、1年間に平均2ミリずつすり減っていきます。
そのため、馬は歯を見れば馬齢がわかるといわれます。面白いですよね!!
4 『ブタの歯』
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ブタの内臓器官は私たち人間のものと良く似ていますが、歯の数は人間よりも多く、しかも噛む力も強力です。
門歯の数は上下左右で12本、そのうしろにキバがあり、硬くて大きいものはこのキバで砕きます。
小臼歯は16本、大臼歯は12本、合計44本の歯を持っています。
生まれて間もなくかわいらしい歯が生え始めますが、これはブタの乳歯で、ほぼ2年後には永久歯となって生え揃うそうです。
このように、動物によって、歯の数、形、生え方もこんなにも違ったんですね!!
他の動物も興味があれば、調べてみてもいいかもしれないですね!
新しい発見があって面白いと思います^^
DH 渋谷 葵