親知らず。
こんにちは(^_^)
まだまだ寒い日が続きますが、皆さん体調は大丈夫ですか?
インフルエンザが流行ってますね〜。
先日テレビで見たのですが、インフルエンザの予防に歯磨きがいいそうなんですよ!
今回は親知らずについて少し調べてみました(^_^)
まず親知らずとは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろにある歯で、第三大臼歯が正式な名称。
智歯(ちし)とも呼ばれています。
10代後半〜20代前半で生えることが多く、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だと言われているそうです。
親知らずが全く生えない人は約4人に1人の割合で存在するのだとか。
生えてきた親知らずは必ず抜かないといけない訳ではないそうですが、抜いた方が良かったり抜くべき親知らずもあるようです。
抜いた方が良い親知らず
◎親知らずの咬む相手の歯がなかったり、斜めに生えていて、満足に噛むことができない場合。
◎一番奥の歯のため歯磨きが十分に行き届かず、虫歯や歯周病になり痛みや腫れを繰り返し引き起こす場合。
でも、虫歯も大きくなく、歯としての働きをしている場合は治療して残すこともあります。
抜かなくても良い親知らず
◎上下で噛み合っている場合。
歯として機能しているので、抜く必要はないですね。
◎虫歯や歯周病になっていない場合。
◎歯磨きがしっかりできている場合。
親知らずによるトラブルはなにがあるでしょうか?
◎歯ぐきが腫れる
歯ブラシが届きにくく、汚れや細菌が溜まると、歯ぐきの腫れや痛みを引き起こします。
◎手前の歯が虫歯や歯周病になる
十分に歯ブラシが行き届いていないと、手前の歯との隙間に汚れや細菌が溜まってしまい、親知らずだけでなく、その手前の歯も虫歯や歯周病になってしまいます。
◎頬を噛む
親知らずが生えてくる過程で、噛み合わせが変わります。
そうすると、頬を噛みやすくなってしまい、何度も同じ部分を噛んでしまうと口内炎になりますし、片方の親知らずのみ生えていると、噛むところを探して歯が伸びてきてしまうそうです。
◎歯並びが悪くなる
真っ直ぐに生えていない親知らずに手前の歯が押されて、歯並びが悪くなることも。
◻︎なぜ親知らずが生えない人がいるのでしょう?
進化してきた私たち人類は、4本足が進化の過程で2本の腕と2本の足になり、お尻に生えていたしっぽはなくなりました。
親知らずも、かつては硬いものを食べるためにしっかりとした顎と32本の歯が必要でしたが、柔らかいものを食べるようになって、それらが必要なくなったことで、親知らずが要らないものとなり、顎も小さくなったため、生えてこないということが起こるようになっているんだそうです。
◻︎親知らずが生える人、生えない人は何が違うのでしょう?
実は、その人の環境が関係しているそうです。
親知らずは、10代後半~20代前半に生えてきますが、この年代だともう大人です。
顎の大きさもこの時点で決まっているので、成長が終わった時点の顎の大きさによって、親知らずが必要かどうか体が判断するのだそうです。
他に遺伝ということもあるようですが、だからといって親が生えてなければ、子供も必ずしも生えないとは言えないようです。なんだか複雑ですね。
皆さんも気になることがあれば先生や衛生士さんに相談してみてくださいね!
歯科アシスタント 松本