1年を白い歯でスタートしよう
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。
今回は『白い歯』についてです。
白い歯はあこがれですよね。歯が白いといろいろなメリットがあります。
「健康的に見える」「表情が明るく見える」「笑顔に自身が持てる」「笑うときに口元を手で隠すことがなくなる」「とても積極的になる」「人と話をするのが楽しくなる」「コンプレックスが解消される」などなど。
歯を白くするには、まず歯の表面の汚れを取り除きます。
さらに白くするには、ホワイトニングという方法を行いますが、それにはいろいろと種類があります。
1 ホワイトニングとは?
歯の表面についた着色を除くことを『クリーニング』と言います。
歯の色自体を白くすることを『ホワイトニング』と呼んでいます。
歯の表面についた着色(タバコのヤニ、コーヒー、紅茶、赤ワインその他の嗜好品や沈着物など)は、歯の表面を磨くクリーニングで落とすことができます。
さらに歯自体の色を白くするためには、様々な薬品を使用して白くすることになります。
ホワイトニングには様々な方法があります。
一番簡単なのは市販のホワイトニング成分の入った歯磨き粉を使用する方法です。
最近はホワイトニング成分のある洗口剤やデンタルフロスも販売されています。
ただしホワイトニング効果はかなり弱く、人によってはほとんど効果を感じることができないでしょう。
2 ホワイトニングの方法
ここでは、歯科医院で行うホワイトニングについて説明いたします。
オフィスホワイトニング
歯科医院で行うホワイトニングです。
歯の表面にホワイトニング剤を塗布して、光を当てて歯の色を分解します。
即効性がありますが一回の処置に1時間ほどかかります。
希望の色にするのは何度か通院する必要があります。
ホームホワイトニング
自宅で行うホワイトニングになります。
歯科医院で歯の型を取り、ぴったりとしたマウスピースを作成します。
ホワイトニングキットをお渡しするので、自分でホワイトニングジェルを塗ります。
通常1日2時間で2週間ほどかかります。
3 ホワイトニングの効果は?
ホワイトニングは一定の色を保証するものではありません。色の変化には個人差があります。
また真っ白になるのは困るという方もいらっしゃいますが、通常そこまでは白くなりません。
詰め物やかぶせ物に関してはホワイトニング効果はありません。
なお虫歯や歯周病などがあるとしみる場合があります。
ホワイトニングは病気やけがに対する治療行為ではなく美容行為に当たるため、保険外診療となります。
4 ホワイトニングの歯へのダメージは?
ホワイトニングに使用される薬品は、基本的に歯にダメージを与えることはありません。
逆に歯を強くして虫歯予防の効果や歯周ポケットを減少させたり細菌数を減少させるといった報告もあります。
また歯が白くなると歯に対しての意識が高まり、歯をしっかり磨いたり定期検診に行くようになります。結果的にお口が健康になりますのでとてもお勧めです。
このように見た目的にも健康にもとても良いホワイトニングですが、個人輸入や海外通販などで強力なホワイトニング剤を購入して使用することはお勧めしません。
欧米人向けの商品は歯の表面のエナメル質が薄い日本人には向いていないことが多く、知覚過敏や激痛などを引き起こす場合があります。
最悪歯の神経を抜くことになってしまう可能性もあります。使用する場合はあくまでも自己責任になります。
ホワイトニングはしっかりとした知識と経験のある歯科医院で行ってもらうことを強くお勧めします。