大阪で学会参加
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。
毎年参加している国際口腔インプラント学会の年次大会が今年は大阪で開催されるため、土曜日の診療終了後に新幹線で大阪に向かいました。
私はこの学会のインプラント認定医の資格を有しています。
この資格は一回取れば何もしなくても一生続くわけではなく、毎年学会に参加したりセミナーに参加したり発表をしないと数年後に取り消しになってしまいます。
今回はこの認定医更新に必要なためと新しい技術を習うために大阪での学会参加を決めました。
祖師ヶ谷大蔵駅から品川駅に向かいます。
品川駅の新幹線のホームに着くと、回送列車が到着するとアナウンスが流れました。
待っていると、到着した新幹線の車両の色が普通と違います。
なんと、やってきたのは、『ドクターイエロー』です!!
この車両は深夜に定期的に線路のチェックを行いますが、走行日と走行時刻は非公開です。
そのため見ると幸せになれると言われています。
あっという間に人が集まってきました。みんな興奮状態です。もちろん私もですが。。。
この日は新大阪駅直結のビジネスホテルに泊まりました。
レム新大阪というホテルで、新しくてとてもきれいでした。
部屋はとてもコンパクトですが、すべてが機能的に配置されておりとても快適に寝ることができました。
翌日は、地下鉄に乗って学会の会場に向かいました。
会場の場所は、千里という新大阪から地下鉄で15分ほどの場所です。
Life Science Centerという建物で、この日は参加した学会の他にもいろいろな学会やセミナーが開催されていました。
場所が大阪ということもあり、今年の学会は関西近郊の先生が多かったです。
話し声を聞いていると皆さん関西弁で話をしていました。
インプラント治療は外科手術をともなうため、この学会はベテランの男性の歯科医師が多いです。
今年は大阪で開催されましたが、毎年東京のほか仙台で行ったこともありました。
虫歯や歯周病、事故などで歯を失うと、噛むことができなくなってしまいます。
歯が噛めなくなると食べ物をよく噛まずに飲み込んだり、かみにくいものを食べなくなるため様々な病気を引き起こすようになります。
それだけでなく他の歯に今まで以上に負担がかかるようになるため、次々と残っている歯を失ってしまいます。
インプラントはチタン合金でできた人工歯根ですが、自分の歯のかわりに噛めるようになるため生活の質が大幅に向上します。
治療はとても難しいのですが、患者様のためにマスターすべき治療方法なのです。
当院でインプラント治療をされた患者様は皆さんとても喜んでいます。
ドイツのRolf Vollmer先生の講演です。
ドイツの最新のインプラントの製品とオペのテクニックを学ぶことができました。
海外のインプラントメーカーで日本に導入されているものは何十種類もありとても品質が多いのですが、主に欧米人向けで日本人やアジア人にはやや大きいかなという印象を受けました。
当院では、最大手企業の京セラ製のインプラントを使用しております。
インプラントは一生使うものなので、部品の供給を考えた場合やはり日本製が安心できます。
さらにクオリティも非常に高いので患者さんはもちろん我々歯科医師も安心して患者さんにおすすめして長期に渡って使用することができるのです。
インプラントは様々な知識とテクニックが要求されます。
外科と解剖の知識、歯周組織の知識、補綴(被せ物)の知識、審美的な知識など。
インプラント自体の術式は確立されていますが、新しい製品や材料ができてくるのでこれからも学び続ける必要があります。
今回の学会も最新の知識と技術が学べ、大変有意義でした。
1泊2日とかなりハードでしたが、参加してとても良かったです。